「そんなことではだめだ、頑張って起きて散歩をするように」の一点張り。ついに指一本動かすこともできないほどの倦怠感で寝たきりになり、受診することもかなわなくなった。 その後、当院のサイトを見て、適切な運動制限、生活療法をするようになってから、少しずつ動けるようになってきた。
こういう話は本当によくあります。 その先生は良かれと思って「指導」されたに違いありませんが、結局は患者さんを追い込んでしまっています。 コロナ後遺症の一番大切な原則は「だるくなることをしない」です。たったそれだけで症状の増悪が止められることも多いです。
寝たきりになってしまったから受診できないだけなのに、「#コロナ後遺症 などない、全て #心因性 だ。あの患者も #散歩 で良くなったに違いない」などと満足して、同様の「指導」を他の患者さんにもしているとしたら、何という悲劇でしょうか。
他の疾患でも言えることだと思いますが、特に #コロナ後遺症 のような新しい疾患、#筋痛性脳脊髄炎/#慢性疲労症候群 (ME/CFS)などの重大な症状がありながら無視され続けてきたような疾患においては、「患者さんに教えていただく」という姿勢が本当に大切と思っています。 症状について
「こうに違いない」などと推測し、意見を述べることが許されるのは、たくさんの患者さんから直接お話を聞いてからです。 話も聞いていないのにテキトーなことを言えば、患者さんを不用意に傷つけてしまうかもしれない。その想像力が、とても大切と思っています。
コロナ後遺症もME/CFSも、本当に皆さん苦しまれている。その上、医療者にすら放置されてきて、大変な傷を心身ともに負っておられるのに、無神経にずかずかと土足で乗り込んで何かを言うというのは、結局のところ相手を人間として見られない想像力の欠如、冷酷性が根底にあるように思えます。
私は朝から深夜まで毎日コロナ後遺症の患者さんを集中的に診察し、今まで1200名以上のコロナ後遺症とみられる患者さんを診察させていただいています(うち600人以上はPCR等で診断がついています)が、それでも毎日発見がある他、原因の分からない症状だらけでもあり、まだまだ全貌が分かったとは
いいがたい状態です。それだけ診ている私でも分からないことだらけなのに、何か断定的なことを冷笑気味に述べておられる方は、ご自身の姿勢についてよくお考えになった方が良いと思います。それが無理なら、この件に関わることをやめていただきたい。患者さんの毒になるからです。
「一開業医の貴様ごときが何を言うか」とおっしゃる方もいるに違いありません。しかし私は医師ですから、患者に毒をまき散らす人がいれば、「毒を撒くな」と言わねばならない責務があります。 患者の皆様方も、毒を撒く人を見かけたら、「この人にも何か事情があるのだろう」と想像しつつ、
先日、勤務していた会社がクラスターになり、自身も罹患されて #コロナ後遺症 になられた上、同企業から不当な扱いを受けて自死を考えておられる患者さんが受診されました。そういう時、企業は本当に冷酷で、おそらくは顧問弁護士から指導を受け、不利になりそうなことは一切言わず、
なんとか自主退職に持っていこうとします。たとえ自死しても、なんの痛痒も感じない可能性があります。 そういう時、一人で戦ってはいけません。ただでさえ病気でつらいのに、健常時でも一人でやってはいけない作業をしてはダメです。
コロナ後遺症治療の大原則は「だるくなることをしない」ですので、きちんとプロを頼ってください。身近な信頼できるかかりつけ医にまずはご相談ください。運悪く対応していただけなければ、当院でもご相談に乗ることはできます。くれぐれも孤独にならないように。周りの方も、患者さんを孤独に
しないようにしてあげてください。 喧嘩するなら、医療のプロと、労務・法律のプロの助力が必要です。本当はここに行政が積極的に入ってほしいところ。 個別の対応はもちろんですが、社会全体の改善のためにも、できることはしないとと思っているところです。
粛々とtwitter社に通報の上、ブロックしたらよいのではないかと思います。
[新型コロナ]コロナ後遺症 記憶障害も・・・脳内で何が?【news23】 youtu.be/CoID8Yt1SMQ 地上波できっちり #コロナ後遺症#筋痛性脳脊髄炎/#慢性疲労症候群(ME/CFS)との関連を放送してくれたのはものすごく大きいと思います。ようやく私も責任の一端を果たせたと思いました。
山村先生もおっしゃっておられますが、明らかにPEMがあって、ME/CFS傾向がある方でも、罹患後早期から治療を開始すれば、かなり早く職場復帰できるケースがあります。 早期治療は本当に大切です。
#コロナ後遺症 の復職の基準についてよく聞かれますが、基本的には家事がバリバリできるようになるまでは無理です。家でマイペースに家事をするより仕事の方が楽ということはあまりないと思います。 コロナ後遺症では「だるくなることをしない」ことが大原則ですが、外に出てチャレンジをすると、
「これ以上無理かも」とか「だるくなりそう」などと思った時に、すぐに横になることができません。その点、家事であれば、ちょっとでも危険を感じた時にすぐ横になることができます。 休職期間中、最も大切なミッションは「どのくらいの負荷ならだるくならないか」を把握することです。
#コロナ後遺症 かどうかを判定するのに、ひとまずIgG検査が有効ですが、なかなか陽性にならないことが多く、問題です。PCR陽性の罹患者でIgG抗体検査が陰性になったことがあり、当院で委託している検査会社に問い合わせたところ、違うタイプのIgG抗体を測ったところ陽性が出たということがありました。
実は深刻!コロナ後遺症の実態 tbsradio.jp/563574 TBSラジオでも放送していただきました。理解が進むとよいなと思っています。
平熱37℃台に上昇…入店拒否&病院たらいまわし「心がズタズタ」コロナ後遺症の苦悩 uhb.jp/news/single.ht… 当院のデータが使われています。データ取っていてよかったです。少しでも後遺症への理解が深まればと思います。
最近、看護師さんが職場で感染して当院を受診されています。みなさん献身的に働くことが身につき過ぎていて、体も脳も限界なのに働こうとされていて本当にびっくりします。#コロナ後遺症 があっても認めずに働かせる病院はとても多く、ひどいケースでは、労災隠しをしていたりする場合もある様子。
bbc.com/news/amp/uk-po… 英国でコロナ後遺症について、就業上の疾病として保証するよう求める運動が起きています。記事によると、スペイン、フランス、ドイツ、ベルギー、デンマークなどは職業上の疾病として認めているとのこと。本邦は職場が #コロナ後遺症 を認めず、国も今のところは「調査中」。
「歯を磨くことも苦痛に」 1000人以上を診てきた医師と患者に聞く新型コロナの後遺症とは(Yahoo!ニュース オリジナル Voice) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/8f0da…
「なんで #コロナ後遺症 の話になると #ヒラハタクリニック しか出てこないんだ、嘘だからだろう」「#平畑 はコロナで儲けてる金に汚い医者」みたいな批判がありますが、儲からなくて診療が大変だからみんなしないだけです。 「エビデンスが~」という批判はもっともらしく聞こえますが、