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大往生って言っちゃいけない謎マナーのせいで、正直80過ぎて亡くなった有名人に「ありがとございます。立派なご生涯でした、行ってらっしゃい」ぐらいの明るい感じで送り出せなくなったなぁと思うんです。大往生だったねって、生の肯定でいい言葉だったんじゃないかなってもっかい話し合いません?
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遺族心情に配慮しましょうって、もっと傷つける「孤独死」はメディアで使い放題で、あきらかに孤独死は人の人生を勝手に孤独に呼ぶという失礼を起こしてるし、遺族に孤独にさせてしまったという感情を引き起こさせてるんだから。大往生が失礼よりも、はるかに大きな失礼だと思うんです。
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正直80過ぎての大往生でしたねは、妥当な所だと思いますよ。人生を立派なものだという、その往生を素敵なものだと称えるものなので、戻した方がいいなぁと思います。狩られて無くされたもの、たまには取り戻しませんか?
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まだ清めの塩を霊がついてくるから撒いている、あんなもの撒くのは差別だ差別だって言う人がいるみたいですが、山深い墓地に入った時のヤマビルや遺体に群がるハエが生むウジなどを落とすための衛生グッズです。勝手にあいつは差別していると差別を作り上げるのは差別あるある差別です。
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スナックのママが「俺はもう、家族と縁が切れているから頼む」と言われて、多少の葬儀代は預かったそうだが、家族が居ないとまず死亡届を誰が出すんだで結構詰みます。火葬だけするにしても、死亡届を出せるのは原則家族です。なので生前から身内出ない人が葬儀を行うには工夫が要ります。
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後見人契約すれば後見人が出せるじゃんと思った人いると思いますが、後見人になると結構めんどくさい状況になって。家裁に報告したり、第三者に頼めばやっぱりお金がかかります。財産のある人なら可能ですが、財産がないような借金のが多いような人には事実上困難です。
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じゃあどうすればいいかって言うと、答えは住民票です。住民票を移しておけば書類上同居になるので、住民票だけ移して置くって言うのが裏ワザとしての死亡届がだせるようになる方法です。そうすると同居人でだせる、大家も出せるのでアパートもちなら、そこに居を構えるというのもありです。
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スナックのママさんのような人に「おれが死んだら頼むよ、家族と付き合いないからさ」の人は、稀にいらっしゃるのですが、実際には家族や親族と連絡をとって、死亡届だけは書いてもらうのが実情です。頼める人がいるとしても、相続や公的手続きなどでひっかかります。
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家族関係ってのは昔から複雑になってしまう人は複雑になってしまうもので、一番の問題は「金があるか」とかをハッキリ言わないで債務超過になっているかどうかも明言しないことです。債務超過になってると言えないんだと思いますが、現実の条件なのでないならないって言って頂かないと対応が困難です。
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色々あったのかもしれませんが、故人が債務の方が大きい場合は、相続権のある人はみんな相続放棄しなければなりません。じゃあ、葬儀に立ち会う気はなくてもスナックのママが火葬や骨の行方をどうにかしてくれるなら。協力しちゃった方が楽なんです。
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縁を切りました知りませんっていっても、相続放棄するか相続して多少でも貰った方が有利なのか。そういう判断も「放置」の状態では情報が入ってきませんから、自衛のためにも情報が確保できる状態にしとかないと、借金の返済を求められたり、よけいに大変な状況になります。
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スナックのママは、どこまで行っても血縁じゃないので葬儀代と合祀の費用ぐらいの話でなんとかなるんですが、家賃の滞納だとか借金の存在とかで血縁関係者は相続してしまったら返済を求められる。知らんぷりしていてもそれが法律だから、財産の把握と相続放棄するかどうかはやらなきゃいけない。
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人のいいママさんが、もしそういうお願いをされたら「最低限、家族親族の連絡先は教えて頂戴。あと葬儀と埋葬の費用も多めに現金で渡しておいてね。」っていうといいです。家財の処分費用も、何十万かかかるので、求めているのはそういう事で、当然ママのギャラも考えておいてください。
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「ご愁傷さま」が失礼かどうかの話を解説しろっていうのが来たんですけど、ご愁傷様自体は言う通り傷心への慰めが言葉の意味ですが、その前のギャッハッハという笑ったあとに使ったことや、大勢の人の信認を受けた候補者の選挙の状況に使うのが適切ではありません「言葉は前後関係、状況みろ」ですね twitter.com/ota324/status/…
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ご愁傷様をあの使い方するのは、葬儀屋から見ても失礼です。葬儀の時に使う言葉だからじゃなくて、残念な結果になっている候補者も沢山の人の信任を受けているわけで、その投票者も笑っているのとかわりがないからです。
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棺を持つときに「男性の方」お願いしますって言われて、女性の私は棺を持たせてもらえなかったから傷ついたっていう意見があるんですけど、アレは重量物を取り扱う時の力のある人を発見するための慣用句なので、女性差別ではなくてレディファーストです。
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なので力のある方は「男性の方お願いします」といわれても女性が棺持っても全然構わない運用をしているので、女性の方でも持てる人、持ちたい人は棺を持っていただいて全然構いません。葬儀屋のおっちゃんが保証します。
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通夜の事を「寝ずの番」なんて言いますが、アレ冗談じゃなくて「ねずの番」なんですよ。知ってます?ネズミって遺体食べるんです、腐敗臭がして人の気配がないと、あいつ等雑食だから何でもかじるんです。だから火をつけて、強い匂いを出して人がいるぞって気配をだして見張ってるんです。
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「葬式なんか要らない、火葬だけで十分、そのお金で美味しいものを皆で食べてほしい」っていうのは、それ普通にお葬式なんです。みんなで集まって、遺体の始末をして、食を共にして供養する。それはもう葬式です。
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宗教者が伴わないと葬式じゃないっていう人もいますけど、それは世界に無宗教って層がいる限り、宗教がなくても葬式になります。告別式ってのも宗教を伴うか伴わないにかかわらず式典として行うわけで、一定の形式があるのは式と呼びます。
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これは宗教は要らないとかって問題じゃなくて、宗教と共に生きていない、家族の死に際しても宗教といい出会いが結べない人もいるわけです。なのでみんなで集まって形式を伴い一緒にやるのは「葬式」になります。
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実際、直葬にすれば楽ってのは何もしないから楽だろうっていうだけで、何もしないのは生きてる側は何もしなかった人になるし、送られた側は何もされなかったになるし、妥当な理由がないと結構迷うし苦しむことになることも多々あります。