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どこもかしこも人材不足の昨今。問題児でも雇わざるを得ない状況に、「職場というか地獄」「魔窟？」「終着駅」と当店に似合う二つ名は何かで盛り上がったのですが、「ガラパゴス」という表現が最優秀賞を獲得しました。手つかずの野生児がウヨウヨ、一切の常識と理屈が通じない環境という意味で的確。
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満員御礼の居酒屋で動き回る店員が友人に衝突。その後も勢い余ったおぼんで叩かれたり、足を踏まれたりしたため、温厚な彼の顔に翳りが差して「ちょっといい？」と呼び止めた。すわ修羅場か！と身構えたけど「もっと強めに踏んでもらえません？」と懇願していたので尊敬と軽蔑の念を同時に抱いている。
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「お前」は冷ややかな響きで高圧的にも感じるので呼ばれたくないし呼ばないようにしてるけど、この言葉に「さん」をつけて「お前さん」とすると脳裏に下町育ちの気の良いおっさんが浮かんできて、人情味や温もりすら帯びて語感180度変わるから日本語凄い。
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ニーチェ先生の撮影現場を見学して参りました。主演の間宮さんと浦井さんにお会いし「同じ惑星、種族、国で育ったのが信じ難い。あれ？ 神様、私の設計図、誤発注しました？」と率直に思います。素敵なキャスト陣が演じる777の日々、楽しみです！
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今月も『ゼクシィ 首都圏版』が納品されて総重量4200g、3冊に及ぶ別冊付録が袋詰めされて添えられてるくらいじゃもう動じないけど、「乙女のドライバーセット」という付録には動揺を隠せませんでしたし、鈍器の域にある雑誌の付録に凶器つけるとか何なの？ 愛する彼を物理的に射止めるの？
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シフト真っ白、オーナー真っ青と深刻な人材不足に悩む当店。苦肉の策で時給1300円を提示したら甲斐あって求人の問い合わせが入ったものの、「老後の暇潰しに」と語る70歳や「接客未経験です」と自信満々な65歳など半世紀ほど遅い人材しかいないので、培養液でコンビニ店員を造った方が早そう。
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箸の持ち方が悪いと「礼儀がなってない」「育ちを疑う」と言われる風潮にずっとモヤモヤしていて、人を貶める発言を平気でするような人に礼儀作法を説かれたくないというか、「人を叩いちゃいけません！」と平手打ちされたときのような、釈然としなさを覚えるんです。
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中学時代、真夏の屋外練習。散り際のセミが体操服に張り付いて半狂乱で騒ぎ回っていたら、虫も殺さぬような後輩の女の子がセミを鷲掴みにして勢いそのままに握り潰し、体液に塗れて汚れた手を私の体操服で拭ってきて、恋や青春とは違う類の動悸に見舞われたことを蝉の鳴き声を聞く度に思い出している。
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「話があるんだ」とオーナーから切り出されたので、手負いの獣の如く警戒したら「頑張ってくれているから時給10円あげるね！」と7年間微動だにしなかった基本給の大きな動きに沸いたけど、「話は変わるけど、来週のシフト埋まらないんだ」と続いたので、昇給じゃなくて買収ですよねと問い詰めたい。
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安全運転で走行中、後ろから追突されて愛車が廃車に。新しく車が納品されたけど「車での外出を控えれば、事故に巻き込まれることもないよね……！」と警戒を固めていたところ、隣に駐車している車の操作ミスにより、新車の助手席が抉れる形になったので、運転免許の取得基準、より厳しくするべきでは。
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中国人の整体の先生に「日本のお正月は物静かですね」って言われ「でも初売りやら初詣やらで賑わってません？」と返したら「中国だとお正月に爆竹を撒き散らすので寝ていると家が燃えちゃうんです」とのこと。M0.0でビルが倒壊する国はやっぱ違う、色々と。
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一所懸命が故にレジが雑になる店員。「ドロアーを勢い良くバンって閉めるのは駄目だよ」「速さだけあればいいじゃないですか」と言い合う最中、ニーチェ先生が掌を合わせて叩いた。面食らう我々に「大きな音が好ましくないこと、お分かり頂けました？」と語ったので、彼、肉体言語にも心得あるっぽい。
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就職活動に尽くすべき力をTwitterに注ぎ込んだお陰で、私には3万以上のフォロワー以外何もありません。人事採用権のあるフォロワー様、「内定下さい」とは申しませんので「面談してみたい」等ありましたらリプライでもDMでも連絡をお待ちしております。私の人生を全額このSNSに賭けます。
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「さとり世代について、どう思われます？」と渦中のニーチェ先生にお聞きしたところ、「今の30代もしらけ世代と呼ばれてましたし、理解しがたい若者に仮留めのラベルをつけて分かった気になることは、いつの世にも行われています」と返されたので、世代という枠は彼の前には無力だと認識を改めたい。
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「炭火焼チキンを店外で販売しよ！」と暴走を繰り返すオーナーだけど、ニーチェ先生は不満も漏らさず淡々とこなしていて、その理由を尋ねたら「当店は日販70万円ですよね。年商だと2億5000万円、数字を出している経営者ですから」と語って、時給を払ってくれる分は敬意を払う姿勢、見習いたい。
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今季2回目の点滴を打った帰り「体調を崩したので、明日の勤務を代わって貰えませんか？」と届いて、いっそ違法薬物を静脈注射したい。「ダメ。ゼッタイ。」というけれども、人材の用法用量を守って正しくお使い頂いていない職場が多いこの現代社会では、幻覚の一つでもキメなければやってられません。
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店員さんに「こんにちは、学生さんですか？」と話し掛けられ「去年、大学を卒業しまして」と返したら「あっ、社会人の方ですか！」との応酬を受けて「いや職に就いているわけでも……」と答えたら「お客さん、何なんですか……？」と詰問され、自己同一性が脆くも崩れ去ったので自分探しの旅に出ます。
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『ニーチェ先生』5巻で初登場となる新人の奈良原くんは、使えない残念な従業員（私自身含む）の要素をこれでもかと煮詰めて「こんな新人いたら超最悪だね！」という心境で書いたのですが、匹敵する新人が入ってきて白目剥いている。原作で携わっている漫画が予言の書になっている現状、笑えもしない。
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「馬術部にいたらしいが、馬って可愛いのか？」と聞かれたので、「人参をおねだりする際に前脚で掻く仕種、腕を差し出すと甘噛みする馬、走りたくないと座り込んで動こうとしない意地っ張りさ、耳や尻尾でする感情表現が……」と馬刺しを食べながら熱弁したら「お前は血も涙もねぇな」と評されました。
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本日、夜9時から放送の「家、ついて行ってイイですか？」に出ます。見逃して下さい。命だけは。
▼番組公式HP
tv-tokyo.co.jp/official/home_…
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「お正月はお客様も少ないから僕が出勤するよ。ゆっくり休んでね！」とオーナーから休暇を頂いたものの、近隣店舗が休業のため、結果として24時間365日営業の当店が大混雑。カレンダー上のお正月が赤いのは、初売りで出勤を余儀なくされる人々の血涙で染まっているからだとレジ前で思う次第です。
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上野英三郎教授と再会する新ハチ公像が話題ですが、渋谷駅前にあるハチ公像も御主人と対面していることは知られてない。1984年、銅像建立50周年にあたる春。東大校舎の玄関で埃まみれだった胸像が上野英三郎教授だと判明して、学生有志によって運ばれ、時を越えて銅像という形で再会したのです。
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立ち読み客が急増し陳列が乱れ売上が低迷した雑誌コーナー。「怖くて注意出来ません」と悩む新人君を前にニーチェ先生が「言葉でなく態度で示しましょう」と全書籍を縛ることを提言して1週間、綺麗な雑誌が増え売上が回復したと同時に彼の縛り速度が向上したので、一挙両得の新人指導に舌を巻いてる。
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席を離れると運動部グループが占拠して溜まり場にされる友人が「怖いからどいてって言えない」と悩んでたけど、夏休み明けに筋肉隆々となり、座っている人物の首根っこを掴みクレーン車の要領でどかして以来、彼は敬称で呼ばれて席は玉座として扱われたから、肉体言語は案外、汎用性溢れる言葉だなと。
こんなはずじゃなかった