松駒(@matsu_koma)さんの人気ツイート(古い順)

176
文字に色を感じたり、数字に味を感じたりする「共感覚」を活かした小説が書きたい。書かれた文章から感じ取れる臭いを通じて、人物像や文章に込められた意図を割り出せる活字中毒者の女性と、不器用で堅物の肉体派おっさん刑事の凸凹コンビが奇妙な事件を解き明かす連作短編小説が書きたくて仕方ない。
177
運動不足が祟って腰を痛めたので、無骨な手を持ちながらも繊細な技術を体得してるおっさんの整体院に通いたい。「そんな不規則な生活してっから」と叱られつつ「お前が通い詰めていたら俺が藪だって評判が立つから早く治せ馬鹿」って心配されたいし、腰より脳の可及的速やかな治療が必要かもしれない。
178
OREO Wonderfilled Anthem (:90): youtu.be/Mrcmm_diiU4 @YouTubeさんから 狼や吸血鬼、サメなどにオレオを与えたらこんな素敵な世界になるかもしれないというCM。最後、オレオがずれて笑顔のように見える演出がとても可愛い。
179
可憐な女性がペプシ×コーラの近親相姦という前衛的な漫画を描いていたり、筋肉隆々のおっさんが優しい絵柄の豆本を販売していたり、爽やかな営業マン風の男性が世界の終末について200ページに渡って説いている論文を配布していたり、同人誌即売会は人間の多様性に限界などないこと実感させられる。
180
ニーチェ先生も発注業務を任されるようになり色々指南したのですが、彼が一言「天候や客層に応じて発注数を変える手間を思い知ったので、一刻も早くこの世から欲望という概念を消し去り、この発注欄をゼロで埋め尽くすことを目標に頑張ります」とコンビニ店員の所業では無理のある店舗目標立ててきた。
181
クリスマスに関するコンビニ話の原案を書いているけど、「従業員同士のプレゼント交換でゴキブリホイホイを引き当てた惨劇」や「ケーキの予約ノルマを課せられた店長と身銭を切りたくない店員の攻防戦」、「店頭のクリスマスツリーが地元の不良に切り倒された事件」など黒い思い出しか蘇らないの辛い。
182
蝶よ花よと育てられた幼馴染が18禁同人の規制強化を受け「一番魂を込めて描いた芸術的表現を黒く塗り潰さなきゃいけないの辛い……でも、見えないことを逆手に取ったエロさを追求できるし限界に挑戦する機会かも!」と小一時間語っていたので、有害図書に徹底して触れさせない教育も考え物だと思う。
183
「ゆとり世代」や「さとり世代」のように、理解不能なイマドキの若者にレッテルを貼りつけて分かった気に浸るのは愚の骨頂だし、有史以来続けられた若者論の茶番はもうたくさんなので、逆に若者視点から見たおっさんを研究する新書が読みたいし、調査する大義名分のもとでおっさんと交流してみたい。
184
休憩室で「好みのタイプは?」という話題が出た際、ニーチェ先生はなかなか口を割らなかったけど、やっとの思いで聞き出せた一言が「業の深そうな方に惹かれます」だったので、彼の好みが迷宮入りする結果に終わった。
185
「女子大で生涯を送りたいっ!」と血走った眼で語る友人に「大学教授……は無理だし、性転換でもして堂々と入試を受ければ?」と居酒屋で告げて3年、彼は今、廃棄物回収車を嬉々として乗りこなして堂々と女子大の正門をくぐっているから、人の数だけ夢の叶え方はあるのだと恐れ入ってる。
186
ゴスロリやコスプレを目の敵にして「堂々と歩ける神経が知れないわ……」と言っている人、マナーや社会における常識を理由にするのは分かるけど「視界から消えてくれないかな」と願っているのならば、「文化を撲滅させるよりも貴方の目を見えないよう潰した方が手っ取り早いですよ!」と刃物渡したい。
187
辞める辞めるなの押し問答の末、サラリーマンと結婚して「もうセブンなんかで働かない!」と北海道に身を隠した女の子が、新郎の上司に仕事を紹介されるもまさかのセブンイレブンで、彼女の「鳥取県に亡命したい」というメールを最後に消息が途絶えているので、波乱に満ちた新婚生活から目が離せない。
188
アルバイト遅刻の理由、急な用事や寝坊やシフト忘れといったものから「向かい風が強くて」「学校に軟禁されました」という珍回答など色々聞いてきたけれども、男子高校生の新人君が「すみません、止血に手間取りまして」と寄こしてきた遅刻連絡、何らかの事件性を感じる。
189
喫茶店で男性2人組が「死んでくれた方が面白いですよねー」「じゃあ殺しましょう!」と穏やかでない話をしていたのでハラハラしながら聞き耳立てていたら、漫画の打ち合わせ会議だったので胸を撫で下ろした。
190
2015卒の皆さんへ無職から7つのアドバイス。 「就職活動必敗法 ―今日から君も無い内定―」matsu-koma.hatenablog.com/entry/2013/12/…
191
精悍そうな顔をしてスーツで決め込んだサラリーマンが階段の最後の数段から軽く跳んで両足揃えて着地。癖が出てしまったことに顔を赤らめつつ足早に自動改札機を通過しようとしたら、チャージ不足で詰まって身体をつんのめさせていたので、温かい缶コーヒー差し入れて慰めた後に求婚したい。
192
「職を掴みに行くぞ!」という気概でハローワークに向かったものの、気付いたら最寄りの図書館に逃げ込んでいたし、就活本ならまだしも『ドラゴン 飼い方育て方』なんて読み耽っていたから、竜騎士の第二新卒採用枠を探すしかもう手立てがない。
193
ドSの友人に熱をあげている幼馴染が分厚いアルバムを見せてきたので「これ同じ写真ばっかりじゃん」と指摘したら「連写機能を使っていてね! 彼の無表情がカメラを向けられ苦々しく歪んで! 私を蔑む顔に変わる様子が! パラパラ漫画風に楽しめる力作の一冊なの!」と語り出したので頭抱えている。
194
半径50mの生活に終止符を打とうと自宅を飛び出し、ご近所に不審者として怪しまれないよう出会い頭で「こんにちはー」と元気良く挨拶したら「ひゃあああ!」と驚いたお婆さんが腰を抜かすという事案が発生したので、迷惑をかけないよう外を出歩くという普通の行為すら出来ない人生、辞めたい。
195
「就活に専念するので辞めます!」と裸一貫で飛び出したコンビニに「雇って……下さい……!」と直談判しに行ったのですが、従業員が全員生きる屍と化していたし、オーナーから「週9で働いてくれるかな」と瞳孔の開いた眼で告げてきたので、私がいない空白の2ヶ月に一体何があったか知りたい。
196
縁あって平均年齢60歳以上のバンドを鑑賞しましたが、舞台衣装とステッキが演奏中に手品で取り出したり、ドラムの遅れを一升瓶の一気飲みで修正したり、強面で人を一部隊ほど殺めていそうな初老の男性が轟く声で全観客を釘つけにしていたり、何というか、ロックは不屈の魂そのものなのかなって。
197
子供の頃、親戚のおじさんに「おい、Xmasプレゼントは何が欲しいんだ?」と聞かれて「10万円」と答えたことがあって、それは気を遣わせないために用意できそうもない金を挙げただけなんだけど、当日「欲しけりゃ自分の手で掴み取れ!」とスクラッチ宝くじ10枚渡されたのは本当に予想外だった。
198
2013年買って後悔した商品、ダントツで「着る毛布」です。着心地は夢心地で仕事も現実も全て投げ出したくなる悪魔の装束ですし、怠惰を身にまとっているかのようです。銃弾飛び交う戦場に補給品として届けたらあらゆる戦乱は解決され、武器の代わりにホットミルクを片手にする世界が訪れそうです。
199
ニーチェ先生と映画鑑賞。妻子を殺され復讐を果たす内容に対し「主人公が犯人を殺してしまう理由、理解できないです」と不満げに語るので、お坊さん志望だから仇にすら寛容を貫くのか……と思っていたら「生きていることそのものが最大の苦しみなのに解放するなんて」と続いて今日も通常運転だな、と。
200
親戚の会合で「漫画原作者? 無職とは違うの?」「単行本はまだ出ていないのか」「人気はどれくらいあるの」「本屋5軒まわってもコミックジーンが見つからなかった」と矢継ぎ早に弾丸を受けて胃に穴が開いた漫画原作者が携わる「ニーチェ先生」第5話、『月刊コミックジーン1月号』にて掲載中です!