「ママとパパの馴れ初めは?」 「私が外で突然ナンパされて」 「そのナンパ男がパ…」 「しつこくて困ってたら別の男性が助けてくれて」 「その男がパ…」 「すると2人が殴り合い始めて警官が来て」 「その警官がパ…」 「その間に逃げたって話を一番笑ってくれた女性がパパ」 「前振りなが…は?…」
「1年は外食禁止だ。自炊しろ」 医者の俺はラーメン好きの友人に言った。高血圧で動脈硬化も進み、いつ死んでもおかしくなかったからだ。 「良かった…」 その後、友人は外食を一切やめて毎日自炊していると言っていた。 「え…」 連絡が途絶えたため家に行くと、友人は寸胴と製麺機の隣で倒れていた。
彼女と家でTVを見ていた時に事件は起きた。 「嘘だろ…」 生中継の街頭インタビューで俺の妹が映り、なんと見知らぬジジイと腕を組んでいたんだ。 「お父さんと買い物です」 と言っているが違う…どう見てもパパ活だ…すると、妹とも仲良しだからか驚いた様子の彼女は言った。 「父さん何してるの…」
「唐揚げにはレモン、マヨネーズとなんでもかける!」 と言う友人に 「唐揚げには何もかけないのが常識!」 と反論する俺。 「なら年内にお前が唐揚げに何かかけたら1万円の罰金な?」 「良いよ。かけなかったらお前が1万」 すると友人は不敵な笑みを浮かべ言った。 「今お前は唐揚げに1万円を賭けた」
「何が親ガチャだ!親も子供を選べないわw」 TVを見ながら悪態をつく父。いつもは黙ってる私も、その日は何故か言葉が出た。 「親にはガチャを回すか回さないか選択肢がある」 「は?」 「子供にはその選択肢はない。自分でガチャ回しといて後から何を文句言ってるの?」 その瞬間、私はまた殴られた。
「痛いっ!」 また殴られた。同棲してから恋人がDVをする人だと知った。 「本当にごめん。愛してるからね」 殴った後のお決まりの言葉。このことを相談しても誰も信じてくれない。世間ではこの状況はありえないと思われているから。この文章の読者も、殴ってるのは男の僕だと決めつけて読んでただろ?
「帝王切開は楽で甘えでしょ」 次男を産んだばかりの私に義母は言う。私は長男も次男も帝王切開で産んだのだ。 「下から産む陣痛を経験してこそ、女性は強い母親になれるのよ」 ショックで言葉が詰まり、何も言い返せない。その時、6歳の長男は言った。 「お婆ちゃんは誰かのためにお腹を切れるの?」
「ナイフは縦じゃなく横にして、刃を水平にして持つんだよ!リアリティなさすぎ」 TVの殺人シーンを見た友人は苛立ってる。 「なんで?」 「縦だと途中でナイフが肋骨に引っかかる。水平だと肋骨の間を通って内臓まで刺せるだろ?」 「そんな上手いこといくか?」 「このやり方で失敗したことねーよ」
とんでもないプレイリスト見つけてしまったんですけど…
「ぷっw」 二人でリモート会議中、新人が突然噴き出した。 「どした?」 「い、いえ何も!」 気になったが、俺はそのまま話を続けた。 「あの時なんで笑った?」 次の日、会社で聞くと新人は言った。 「奥様?がカメラに映らないよう、後ろで四つん這いで歩く姿が見えてw」 背筋が凍った。俺は独身だ。