くも(@mkmk____kmkm)さんの人気ツイート(新しい順)

76
テーブルを離れようとした男の子だが、それに呼び止められたようだ。持ち上げかけた腰を再び下げ、うんうんと相槌を打つ。考えるような素振り、なにかを答え、そしてくすくすと肩を揺らして笑う。 店主は驚いた。なんと彼は、あのなんだか分からない化け物と談笑をしているのだ。
77
「きみ、まさかあれが人間にでも見えてるのかい?」 出来上がった料理を男の子に渡しながら尋ねると、彼はきょとんと目を丸くした。 「まさかぁ」 「く、黒くて、へどろみたいな、もやみたいな」 「お客様に向かってへどろとかやばくないですか?」 「お客様、でいいのか?あれは?」
78
「えぇと、冷酒冷酒……」 男の子は冷蔵庫を漁って冷酒の小さな瓶を取り出した。 店主も我に返り、恐る恐る焼き鳥を焼き始める。 オープンキッチンからは、テーブル席に身を落ち着けた人間ではない客の姿がちらりと見えた。 男の子は人間の客にするように綺麗な所作で冷酒とグラスを置いている。
79
「店長」 「ひぃ!!」 呆けている間に男の子が戻ってきて、店主に伝票を差し出した。 「オーダーです。枝豆と焼き鳥五点盛り」 人ではないその客からオーダーが来たのは初めてだった。なにせ誰もあの黒いなにかに近付けない。そもそも客だと思ったことすらないし、初めて見たときには阿鼻叫喚だった。
80
返ってくるのは、やはり聞き取るのも恐ろしいざわざわとした不協和音のような声。しかし男の子はそれに対して、穏やかに微笑んだ。 「カウンター席とテーブル席はどちらになさいますか?テーブル席ですね。ご案内いたします」 他の客とまったく変わらない完璧な対応に店主は開いた口が塞がらない。
81
曰く付きの土地に建ってしまった居酒屋、22時を回ると必ず人間ではないなにかが来店してしまう。客は怯えて入りが悪くなるしスタッフも怖がって辞めちゃうので店主は営業時間の短縮せざるをえなくなってたんだけど、ある日ラストまで希望でバイトの男の子が入ってくる。
82
男の子のバイト初日。店主と男の子しかいない店に人間ではないものが来店する。それは黒くて、不定形で、くぐもったおぞましい声を発する。店主が店の奥から様子をみてると、男の子は怖がるどころか声ひとつ震わさずに人間ではないそれに向かって「いらっしゃいませ、お一人ですか?」と尋ねた。
83
訴えられても嫌なので店主はしっかりと、この店が曰く付きであること、夜遅くに人間ではないものが来店すること、しかしいまのところ誰かが怪我をしたり死んだりはしてないということを伝えた。男の子は怯えることもなく平然と「構いませんよ」と快諾。
84
ショタになった攻め、この姿なら子供好きな受けちゃんがなんでもいうこと聞いてくれるかもって純度100%の下心で誘ってみたら、いつもは塩対応で断られるようなことを「いいよ♡」「なんでもしてあげる♡」「次はなにしたい?なんでも言って♡」って快諾され想像以上に甘やかされて悔しさで泣いた
85
酔ったふりして受けの部屋に転がり込もうと企む攻めも、酔ったふりして攻めが部屋に転がり込もうとしてることに気付いてるけど許してあげる受けも大好き。「俺があのくらいで酔うわけないじゃん」て押し倒したらその首に腕回されて「うん、知ってる」ってキスまでされるから攻めの方が顔真っ赤になる。
86
その土地の神様は本来とても穏やかな優しい神様だったのに、神様の力とはなんの関係もない自然災害が相次いで勝手に贄を捧げられるようになったせいで性質が悪いものに傾いちゃった話とか好き。清い神様の土地を恐怖に震える女子供の血肉で汚したから神様も穢れちゃう感じのあれ。
87
ベッドに押し倒した受けにキスするとき頭とか顔を撫でてると見せかけてがっつり額を押さえ込みながら枕に沈めるようにキスする攻めが好きです
88
攻めは受けを無理矢理抱いたし俺の初恋終わったわと思って絶望してるけど受けは完全に合意でなんならお付き合い始まったと思って浮かれてる二人良くない?
89
キェェェェェェェ受けちゃんがえっちのとき枕に顔埋めて苦しそうに呻いてばっかりだからてっきりえっちが辛くて痛くて苦しいのかと思って完全なる愛と善意により攻めが誘うのやめたらなんで抱いてくれないの?飽きちゃった?って激落ち込みする受けちゃんかぁぁぁぁわいぃぃぃぃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
90
ゾンビだらけの世界でたった一人生き抜いてきた男が、ゾンビを殺しながら世界各地の生き残りを保護して回ってる武装組織と出会う我ながら厨二病が治らない話を考えてた。生きた人間に会ったのが数年振りだったので、警戒して銃を向けてくる相手にふらふら近付いて「抱き締めてくれ」って泣く男。
91
本当に純粋な悪党が悪党のまま受けちゃんのこと好きになって結ばれる話もたまにはいいよなぁ。えっぐい悪党のお膝にはべってる受けちゃんかわい。
92
一見ものすごく穏やかで信頼関係が強固な理想の主従(人外)なのに、ご主人様の方にお二人のなれそめを聞くと「昔のあの子は本当にやんちゃな跳ねっ返りでね、年がら年中私の首を狙っては失敗して泣いての繰り返しだった。洗脳して魂まで堕としきるのに百年かかったんだよ。ハハッ」って言うやつ。
93
それはそれとして、普段肩組んでゲラ笑いしてるような仲良し親友二人組の男達がふとした瞬間に恋人の顔になっちゃうのほんとに好き。ゲラゲラ笑ってじゃれ合ってたのに笑い声が止まったら急に艶っぽい空気になっちゃうのすごく興奮する。
94
ご長寿人外の攻めさん、受けちゃんがお母さんのお腹にいた頃から知ってるし出産には立ち会うどころか取り上げてるしへその緒も切ってるしおむつ換えたこともミルクあげたこともあって離乳食だって手作りして成長を見守ってきたからいつまで経っても赤ちゃん扱いしてるといい
95
ずっと大好きだった人間に正体がバレちゃった異形の人外、どうせ怯えられて逃げられるなら最後に消えない傷を残そうとして無理矢理事に及んだらずっとやだやだ抵抗されたので「こんなおぞましい生き物に犯されるのは恐ろしいか」って内心大号泣で凄んだら「そんなことどうだっていい」って
96
悪の秘密結社的な組織のマッドサイエンティスト枠の博士が、拠点にしてる港町で揚がった神話生物である人魚(全長30㍍)を色々しようと思って幹部権限ぶんまわして手に入れたんだけど一目で恋に落ちてしまって研究どころじゃなくなる話ができた(頭の中で)
97
人外ご長寿カップルの攻めと受け、あまりにも命長すぎるので二人の関係にちょっと飽きも来るけど別れるのはなんか嫌だから、スパイスとして人間たちの間で流行ってる様々なエロジャンルに挑戦してやばい扉バンバン開けてほしい
98
あーーーーーーーーー包容力ぶっ壊れイカれ受けと倫理観残ってるけど自分を止められない真面目全力ストーカー攻めの話ほしいーーーーーーーーーーー
99
とある財団の地下には街がある。きれいな家々が並び、道路があり、川が流れ、人々がのどかに暮らしている。街で暮らす人々は全員財団の職員だ。ここは箱庭である。たった一人──記録の通りならば、三百年前からここで保護されている〝なにか〟の為に作られた施設だ。
100
受けがいないとろくに人間らしい生活ができない攻めを心配して、自立を促すために「俺たち少し距離を置こう」って提案したら翌日攻めに監禁されて今までのダメ人間ぷりはなんだったんだよってくらい献身的にお世話されることになった受け 「やれるなら最初からやれよ……」 「構ってほしくて……」