101
(親権は渡さない)
モラ夫の常套句㊾
離婚の話しになると、モラ夫は、
親権渡さない
お前が親権取れるはずない
経済力ないので無理
俺の弁護士は優秀だ
などと脅します
妻は、モを疑うことを禁止されてきたので、脅しがよく効きます
親権については、女性/母親が圧倒的に有利です
心配いりません
102
(子どもは、おいてけ)
モラ夫の常套句㊽
出てけ。子どもは、おいてけ
子どもを残して出ていけないと見透かして、
モは、「出てけ」と怒鳴ります
実際に出ていくと困るが、
俺が居させてやっている
という状況にし、支配・優越を強化しようとします
103
(こだまですか、いいえモです)
妻:悲しい
モ:俺の方がもっと悲しい
妻:つらい
モ:俺の方がもっとつらい
妻:死にたい
モ:俺の方がもっと死にたい
(ところが)
妻:私、頭が悪い、根性曲がっている
モ:そのとおりだな
(残念、引っ掛かりませんでした)
105
(息苦しい)
夫といると息苦しい、よく非難されて辛い、帰宅時刻が近づくとゆうつつ等の場合、おそらく、あなたは、モラ被害を受けています
被害妻の殆どは「私も悪い」と思っています
自責の念の強化もモラ被害の特徴です
106
(妻の言動の分類)
モラ夫の作法83
モラ夫は、妻の言動を以下ように分類します
A、よくやってる=俺に従い、俺を敬ってる
B、妻として不足=もっと俺に従え、敬え
C、嫌がらせ=俺の言うことを聞かない
D、モラハラ=俺に逆らう
‥‥
E、頭おかしい=俺に逆らい、意見を言い、泣く
107
(家事を完璧にしてから言え)
モラ夫の常套句46
働きたい、お金が足りない、子どもの面倒を見て欲しい…などなど、モラ夫に何か要求すると、モは、
家事を完璧にしてから言え
と言います
なぜ、妻にだけ「完璧」求めるのか?
問いかける自体、上から目線
109
(モラ夫の家庭内調査)
モラ夫は、モの観点/妻非難してマウントで家庭内調査をします。
1、食材調査:無駄や高価な食材の有無
2、掃除点検:隅や冷蔵庫の上など
3、レシート・クレカ明細点検:無駄・浪費の有無
4、消耗品点検:トイペ、シャンプー等の使用量
5、水光熱費点検:水や電気の使用量
110
(なぜモラ夫であり続けるのか)
モラ夫の風刺的研究②
自らの価値観を誤解(俺って男女平等だし、女性に優しい)
モラであることに何らの不都合も感じていない(おかしいのはお前、俺は常識的)
モラに依存し、その結果、認知が歪む(お前が俺を怒らせる)
他責は心地よいので、モラ夫であり続けます
111
(モラの意図は何か?)
モラ夫は、妻に対し、優越的・支配的地位にあることを当然と考え、そのような地位に立とうとします
そのためにモラを行います
家長であり、尊重され、敬われ、その努力が認められるべき存在と自らを位置づけます
そして、妻を従えるため、批判し、指導し、非難し、ディスります
112
(モラ被害の簡易テスト)
夫の在宅が憂うつ、息苦しい場合や、以下の考えが浮かぶ場合、あなたは、おそらくモラ被害妻です
1、私さえ我慢すればよい
2、私にも非/妻として不足/私もモラ
3、離婚否定の理由(経済的不安、子に父が必要…)が頭に浮かぶ
4、夫が怒るかどうかがとても気になる
114
(調停の風景)
面会交流調停
弁:子は、面会を嫌がっています
委:どう言っていますか
弁:そのまま言いますね「父は殴るので怖い、警官立会いの下であればあってもいい」
委:では、交番の前で面会交流したらどうですか
(絶句、委員の提案の凄まじさに思わず、息をするのを忘れ、窒息しそうになる…)
115
(夫婦別姓)
夫婦同姓=俺の戸籍に入れてやる は、モラ夫の精神的拠り所
同姓が法規範=強制であることが、モラにとって望ましいのです
別姓選択制は、同姓強制の規範性が希薄になるので、モラ文化的家族観に反し、モラ夫を家長とする家族の一体性を損ないます
116
(私はモラ妻?)
33年の離婚弁護の経験から、
私はモラ妻?
と疑問を持つ妻の90%以上は、深刻なモラ被害妻
夫から自責の念を刺激、強化され続けた方です
他方、夫のモラに染まって妻もモラ化している事例は少数
夫健全・妻だけモラは、さらに稀です
私はモラ妻?と思ったら、法律相談をお勧めします
118
(結婚は女性に不利な制度)
モラニゲ離婚した、ある被害妻の言葉:
結婚とは、女性の労働力を搾取し、子を産み育てさせ、夫/ご主人様に仕えさせる制度
結婚してみて、子を授かったこと以外、結婚にはメリットがないことがよくわかった
結婚はもうたくさん
➡
119
(なぜ、モラ夫の言動が似るのか?)
モラ夫たちは、同じような言動をします
なぜ、これ程、類似するのか
モラ夫になる原因自体に、理由があります
人格の基礎部分に刷り込まれた、男尊女卑、性別役割分担などの社会的文化的規範群(モラ文化)により、男性はモラ夫になります
同一文化に拠っている➡
121
(擬態は見抜けるか)
モラ夫は、交際時、健全男子に擬態します
或るモラ夫、共働き・家事平等を約束して結婚
ところが、同居初日、「妻としての心得」を言い渡し、妻の仕事を禁止
妻の抗議を受けて、パートまでは「許可」
但し「家事育児は完璧」が条件
125
(子が生まれたら…)
父親の自覚が芽生える…と夫に期待する妻は少なくありません
健全男子なら、妻の妊娠から、父親としての自覚が芽生え始めるでしょう
もともとモラ夫だったら、子が生まれると、モラ度がシフトアップして、出産前よりもひどくなります