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まだ貴重だったガラスもバンバン使うし、今じゃ貨車でも使わないような足回りに、今じゃ注文住宅でもやらないような仕上げ(なんせ漆塗りワックス仕上げである)の車体が乗るギャップがイイのと、そんな工芸品みたいな車両が「対価を払えばだれでも乗れる」ものとして広く開放されたのがいい
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なのでまぁ明治客車は技術面で見るのもいいんだけど、それ以上に文化面というか精神面というか「舶来品で大名駕籠みたいな仕上げの乗り物だってもう殿様だけの物じゃないぜ」という時代になったよというのと、最新の舶来機械に早速漆を塗っちゃおうというローカライズの面白みみたいなその、アレが
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で、この「舶来の最新機械」はどうやったら自分たちに使いやすくなるのか?ほかの国はどうやってる?とごちゃごちゃ試して方向性が見えたのが明治末期で大体のフォーマットが固まったのが大正時代。
明治期の、この手あたり次第ごちゃごちゃ試してるのがまたカンブリア紀みたいで面白いん
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このごちゃごちゃタイムで作られた物や制度の中には「アイデアはいいけど技術が追い付かない」とか「値段がなぁ」とか「試したけどいまいちだねー」で没になったのが結構あるんだけど、近年。技術が追い付いたり情勢が変わったりで敗者復活してるのもあって(弾性車輪とか女性専用車とか)これも楽しい
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日本鉄道の1等車の車内の写真だ…すご…
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いやーこれ面白いな
撮影の2年前にもう日本鉄道は国有化されてるのだけど、車体表記は官鉄式ではないっぽい。
(手前のおそらく3等車には等級表記が書いてないし、色帯も巻いてない。形式表記もなし)。
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