701
夏の遠野
702
家の守り神(大工人形) 遠野では家を新築する際に、大工の棟梁が小さな御堂を作り、男女の人形を鏡やクシ、髪の毛などと共に入れ、封をして棟木に打ちつけ家の守り神とする風習があった。 佐々木喜善は、このようなモノの霊魂が座敷に現れるのではないかと推測した。 呪術展資料7/21~9/24
703
夏の遠野 遠野市土淵町
704
山の神 山仕事に携わる人々は、山の神を畏れ敬い、伝承や禁忌を守ることによって無事に仕事ができると信じてきた。  12月12日は山の神の年取りといって、山の神が自分の領分の木を数える日なので山に入ってはならないとされる。山に入り、木に数えられると二度と戻って来れなくなるという。 常設資料
705
「遠野物語と呪術」開催記念グッズ 鬼字マグネット 1個¥300 館蔵資料である『呪詛遍道功大事』に記された「十鬼大事」の項から文字を抽出したマグネット。7/21から受付にて販売開始! ※会期終了後9/25から通販に対応します。
706
夏の遠野
707
遠野〜春から夏 遠野市綾織町
708
修験者に伝授された呪法書 元文4年(1739)に遠野の修験者 良厳院に伝授された呪符の書き方や呪法について記した書。 ここには疫病除けや身体の不調、悪夢を除ける符などが記されている。 「イタチアラケル時ヨシ」「疫病人ノ枕本ニ立ヨ」「頭痛ニ吉」「一切夢違吉」など 館蔵 呪術展7/21〜9/24
709
疫病神 かつて病気や災難は神仏の祟りや疫神、悪霊等によりもたらされると考えられていた。しめ縄や作り物を集落の境に設置する道切りと呼ばれる行為も、外部からの災厄の侵入を防ぐための呪術的な祈願である。藁人形は門口に立てて疫病除けとしたり、村境に送り出す。 北上市立博物館蔵 呪術展資料
710
夏の遠野
711
【告知】 佐々木喜善没90年記念「遠野まちなか妖怪パネル展」 『遠野物語』や「遠野物語拾遺」などに綴られた、城下町遠野の妖怪スポットをパネルで紹介します。 会期:7/21(金)〜9/24(日) 入館無料
712
鎮守府八幡宮神符 岩手県奥州市 「そみんぼう」や「カラス札」と呼ばれる。 慈覚大師の病を平癒させたマクワウリに葉と花を添えた薬神の姿であるとされる。 安政5年『風土記御用書出』には「そみんぼう」という疫病除けの守札を門戸に貼り置くとの記述がある。 えさし郷土文化館蔵 呪術展資料7/21〜
713
結びの呪術  ひもなど、細長いものを組んでつなぐ「結ぶ」という行為には古くから呪術的な意味があると考えられてきた。  古代には、草と草を結び合わせ、そこに霊魂をこめて旅の無事や幸福を祈り、男女が神に願って相手の衣服の紐を結んで誓いを立てる事等が行われた。 呪術展資料7/21~ 祝い結び
714
夏の遠野
715
感染呪術 一度接触したものあるいは一つのものであったもの同士は、遠隔地においても相互に作用するという考えによるもの。 狩の獲物の足跡に槍を突き刺すと、その影響が獲物に及んで逃げ足が鈍るとするような行為や誰かを呪うときその人の爪や髪の毛を使うなどの例がある 遠野の狩の装束
716
夏の遠野
717
オシラサマ 北上市和賀町の修験者の家で祀られていたもの。 北上市立博物館 蔵 呪術展資料7/21〜9/24
718
カマガミ 火を取り扱う神聖な場所として、炉や竈(かまど)を祀る習俗は全国的に見られるが、 宮城県から岩手県南部にまたがる旧仙台藩地域では、土間のかまどの上やかまど近くの柱や壁に土製や木製の面を祀る風習がある。これらの面は一般にカマガミサマと呼ばれる。 遠野ふるさと村 カマガミ
719
夏の遠野
720
「呪術」とは、神や精霊などの超自然的な力や神秘的な力に働きかけ、種々の願望をかなえようとする行為で「まじない」「魔術」などとも呼ばれる… 遠野市立博物館 特別展「遠野物語と呪術」 いよいよあと14日で開幕です。
721
「遠野物語と呪術」開催記念バッジ&マグネット いずれも館蔵資料の古文書や呪符から素材を生成しております。7/21から販売開始です!
722
夏の遠野
723
境と賽の神 賽神は集落の境にあって、他から侵入するものを防ぐ神。境の神の一つで、道祖神、道陸神、 岐神ともいう。集落を中心に考えたとき、村境は異界との通路であり、遠くから来臨する神や霊もここを通り、また外敵や流行病もそこから入ってくる。それらを祀り、防ぐために設けられた神である。
724
『秘密 呪妙法集 全』 明治 19 年(1886) 民間療法から呪符の書き方や呪法などが収められている。 この頁には「ぬす人よけの法」「ぬす人をあらわす法」「かぜをひかぬ法」などの呪法が記されている。 呪術展7/21~9/24
725
夏の遠野