遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(新しい順)

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梅雨の晴れ間に 遠野市松崎町
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彼岸と百万遍  彼岸という言葉は、此岸(この世)に対して、向こう岸(死後の世界)を意味する言葉で、春分、秋分を中日とし、その前後の3日をさす。  太陽が真東から昇り、真西に沈む彼岸の時期には、此岸と彼岸が通じやすいと考えられ、全国各地で先祖供養の行事が行われる。 遠野の百万遍供養
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梅雨入りしましたね
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初夏の遠野
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柳田國男没後60年記念事業・令和4年度夏季特別展「遠野物語の世界」 『遠野物語』出版に至るまでの書簡や日記のほか、河童やザシキワラシ、オシラサマ等に関する資料を展示します。 会 期:7/22(金)〜8/30(火) 会 場:遠野市立博物館 企画展示室 解説会:7/22、8/5 13:30〜14:00
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形代(かたしろ) 神霊が依り憑く依り代の一種で人、動物等を模して作り種々の呪術を行う道具。 人間の霊を宿す場合は人形を用いるなど、神霊が依り憑き易い形にするという。疫病神や悪霊の依代とされて、村境に送られるワラ人形や、神聖なものとされている削り掛けや鏡なども形代の一つである。
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本日6月14日は『遠野物語』の誕生日です!どなた様も入館料無料で博物館を見学できます。ぜひお越しくださいませ🥒 twitter.com/tonomuseum/sta…
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1910年6月14日、『遠野物語』発刊 「思うに遠野郷にはこの類の物語なお数百件あるならん。我々はより多くを聞かんことを切望す。国内の山村にして遠野よりさらに物深き所にはまた無数の山神山人の伝説あるべし。願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。」 『遠野物語』序文より
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遠野の夕景 遠野市青笹町
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天狗 深山に棲むという妖怪。赤顔で鼻が高く背に翼があり羽団扇 を持つ山伏姿のイメージで知られる。 元々天狗という語は中国において凶事を知らせる流星を意味するものであった。隕石が大気圏に突入する際の衝撃音が犬の吠える声を思わせたことから天の狗、天狗と名付けられたとされる。 天狗資料
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初夏の遠野 遠野市青笹町
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初夏の遠野 遠野市青笹町
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願かけの呪術・絵馬 絵馬は古代に神馬を奉納した代用に行われたもので、その起源は奈良時代まで遡ることができる。古代の絵馬は馬の絵が描かれることが一般的だったが、次第に家内安全・病気快癒などの願い事に応じた様々な図柄が描かれるようになった。 常設資料 遠野の絵馬
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見てはならぬ姿 綾織村の十七歳になる少年、先頃お二子山に遊びに行つて、不思議なものが木登りをするところを見たといひ、このことを家に帰つて人に語つたが、間もなく死亡したといふことであつた。 「遠野物語拾遺」165話 二郷山と小友峠(遠野市綾織町)
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河童は川や沼等の水辺に棲む妖怪の一種。子供のような背丈で、全身は緑色や赤色、水の入った頭頂部のくぼみや皿、背中の甲羅などが知られている。 その伝承は全国的に共通性もみられるが、呼称は地域によって様々である。カッパという呼び名は、以前は関東や東北地方を中心に使われていた呼称だった。
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初夏の遠野 遠野市土淵町山口 薬師堂
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初夏の遠野
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常設「馬っこつなぎ」  6月15日、ワラでつくった馬2頭や、木版で馬の絵を2枚刷って旗にしたものを、田の水口、神社、分かれ道などに奉納する。  これは田の神が稲の生育を見届けたのを送る行事とも、この日行われる津島天王社の大祭に、全国の神々が集合するので送り出すためともいわれている。
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ザシキワラシの種類 座敷ワラシ 蔵ワラシ ザシキバッコ 夜通しケタケタと笑う坊主頭の老婆の姿をしたもの ザシキジッコ 腰の曲がった老爺で、夜通し何かをつぶやきながら座敷を歩き回る チョウピラコ 最も小さく、色白く美しいもの ホソデ、ナガテ ふすまの隙間や長押などから細く長い手だけが出るもの
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狛犬狛猫
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「死の国へ行く途には、川を渡るのだといわれている。これが世間でいう三途の河のことであるかどうかはわからぬが、いったんは死んだが、川に障えられて戻って来たという類の話がすくなくなかったようである。」 「遠野物語拾遺」158話より 遠野市土淵町
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常設「遠野の山伏」 古来、神が宿る奥深い山奥で修行し、超自然的な力を身につけた行者は山伏と呼ばれました。 江戸時代に遠野にいた山伏の多くは、普段は里に住み、病気等の災厄を祓うための祈祷や占い、村の神社の祭りなどを行なっていました。芸能の伝承者でもあり遠野に山伏神楽を伝えました。
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オシラサマ  桑の木等で2体1対のご神体を作り、主に家の神、養蚕の神、目の神として東北地方を中心に信仰される。明治27年(1894)遠野出身の人類学者伊能嘉矩によって初めて全国に紹介された。  祭日にはオセンダクといわれる新しい布を一枚着せて、豊作や家内安全を祈願する。 常設展示 家の神
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山言葉  猟師は、山では山言葉を使う。里言葉はケガレが多いから神聖な山では使わないものだとも、山の獣たちに分からないように隠語で語るのだともいう。  巻物の唱文する者をケサキという。カモシカをアオシシ、アナグマをマミ、猿をエビス、犬をセタ、心臓をサベ、コメをクサノミ等と呼ぶという。
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異界への入口  村境や橋、坂、峠、辻は異界との境界と認識され、他から侵入するものを防ぎ、道行く人々を災難から守る神として賽の神などが祀られた。  節句など季節の変わり目は時間的な境界とされ、その日は異界から魔物がやってくると考えられた。そこで、邪気を祓う年中行事が行われてきた。