101
「お前は俺を信じろ。しかし俺はお前を信じない」
という思想もこっちで生活してて体感することが多い。
102
極貧時代の水木しげるが、忙しいので奥さんに原稿料の回収を初めてお願いして、奥さん歩いてとりにいくんだけどあれこれ難癖つけて減額されて払われて、帰り道に「夫は毎月こんなに辛くて屈辱的な思いをしてお金を稼いでいたのか」と申し訳ない気持ちで一杯になったって話、ワイ結構好きなんだよな。
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これは夫婦間に限らず会社組織内でも同じで、人間誰しも世の中で自分が一番苦労していると思っているんだが、ふと別の人の仕事を手伝ったりすることがきっかけで視野が広がることってあるんだよな。他の人の仕事を経験するの本当に大事。
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水木しげるの話もちゃんと伏線があって、奥さん毎日水木しげるの仕事を夜遅くまで手伝ってるんだよな。夫婦一緒に精魂こめて作った作品の売掛金回収に初めて行って受けた屈辱。これは一生懸命「創る」作業もやってたから生じた悲しさや夫に対する共感だったんだろうなと思う。
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京都でMKタクシーが伸張したのは「安かった」だけじゃなくて、「客からの問いかけにちゃんと返事する」「客を無視しない」「近距離でも文句を言わない」「ありがとうございましたと言う」というサービス業の基本をやっただけやからな。
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昔の京都のタクシー、近距離だとマジで口もきいてくれないので、京都駅から乗る場合も敢えて七条通りくらいまで歩いてそこで流しを拾って乗ってたからな。
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昔「いや、不愛想でもいいんだけど、行き先言ったら返事くらいしてよ。ちゃんと伝わったか不安だから」とはずっと思ってた。
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ワイの在職時に「女性活躍」的な委員になってた女性パートナー、出産後1週間で職場復帰してた猛将で、ワイの同期の女の子
「いや、そうじゃないんだよな。私らが目指したいのは」
って言ってたからね。
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ワイはインドで10年以上商売やってて、契約結んでてもあとで「事情が変わった」「そんな条項は不当だ」とか言い出してまったく守ってくれない人とかに昔はぶち切れてたんだけど、最近分かったのは彼ら彼女ら本当に悪気はないんだよな。本当に心の底からそう思ってるんだ。
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契約を結んだ時や約束したその時には本当に彼ら彼女らは「できる」「守れる」と思ってるんだよね。でももっと取り分が欲しいと思うようになったら契約に反していても「自分の希望を伝える」ことを全員が悪いとは思ってないんだよな。「だって欲しいんだもん」。そういう文化なんだよな。
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言い方変えると彼ら彼女ら、良く言えば将来の自分に対してポジティブシンキング過ぎる、悪い言い方すれば将来のこと全然考えてないんだよな。
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@Tomokazu5656392 ぶち切れて「訴訟にする」と言われます。
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コンプラ意識の高まりから、日本の大企業のホワイト化っていうのは結構各方面から聞くので、実際そうなんじゃないかな。女性や若い人にとっては。だからといって仕事量って減らないところが殆どだと思うので、どこにしわ寄せが行ってるかってたぶん40代くらいの男性管理職な気はするんだけど。
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RT→この話は「男が見える世界」と「女が見える世界」の違いがよく出てて、正直男社会ではサッカーで「下手な奴にパスが来ない」なんてのは常識だし、それを「不当だ」と主張することすら恥なんだよな。僕も運動苦手だったから体育の時間にパスが来ることなんて一切なかったよ。でもそれは仕方ない。
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男社会で「サッカーでパスをもらえない」のは
①下手
②嫌われている
のどちらかで、男は皆小学生くらいでこれを経験して「どうしたら上手くなるか」「どうしたら嫌われないか」「いや、もうサッカーをやめよう」のどれかの選択を迫られるんだよな。「それは不当だから俺にパスくれ」は男社会では恥。
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藤井聡太はもちろん大谷翔平も童顔だけど大人気で、一方キッシージュニアは同じ童顔でも「苦労してない顔」「年齢相応の深みがない」とフルボッコなので、まあ本当に男社会って「結果が全て」なんだろなと思って仕事頑張る気が湧いてきて身が引き締まる。
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長年夫婦やってりゃ相手を「論破()」できることなどお互いたくさん持ってると思うんだけど、それを
・敢えて言わない
・婉曲的に言う
・やさしくお願いする
のは大人の知恵だと思うので、それが出来ずに「スカッとジャパン」する人は離婚の覚悟がある人かただの子どもだと思う。