26
仮面ライダーガイ、一條俊の印象は感じの良い人物。
しかし役がはまりすぎていて違和感が無い、本当は裏表があるのではと思えてくる程。(最高に褒めているつもりです)
容赦なく悪役に全力を投じる姿には、感じの良さの裏側にある誠実な人柄が感じられた。
27
イベントか何かで津田寛治×須賀貴匡で寸劇をすることになった時の空気は忘れられない。
役者達は皆、「なにぃっ、あの謎の別格、津田さんと寸劇っ…?!」といった雰囲気。津田&須賀は打ち合わせの段階で既に楽しそう。
あの温度差は漫画のように見えた。
28
津田寛治さんは別格だった。OREジャーナルの社員以外とは関連するシーンが少なかった為、どんな人か謎でもあった。(とても感じの良さそうな人だけど)
当時の日本映画すべてに出演しているような、その様子は、羨ましいとかではなく、何か超人を見ている感覚だった。
29
何かの集まりで飲んだ後、アジト(自宅)に泊まらせて頂いたことがある。
翌日、萩野さんのTシャツをお借りして空手道場について行った。
2002年の夏、よく晴れた日だったと記憶している。
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仮面ライダー王蛇、浅倉威、萩野崇。色々と戦い慣れていて語るのが大変。
まず劇中は戦いを好み、役者として撮影慣れしていて、そして空手の有段者。劇中の「はー」や「ふー」等の息づかいは台本にはなく、蛇革のジャケットは彼の私物。
登場時、役者達の反応は劇中とほぼ変わらない。
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その頃、東映撮影所では三人のライダーが戦っていた。戦うとは、人生を掛けて撮影に挑んでいるということ。
誇張ではなく、数秒のシーンが人生を変えてしまう可能性がある。皆、そのことを知っていた。
三人のライダーとは龍騎、ナイト、ゾルダのこと。
そして、そこに戦い慣れた男が参加してくる。
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突然ですが、好きな仮面ライダーシリーズを2~4文字程度で説明して下さい。
自分は三つです。
クウガ「復活」
アギト「革新」
龍騎「」
自分にとって龍騎は、色々ありすぎて思いつきませんでした…。
新しい仮面ライダーなども知れたら嬉しく思います。
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士郎の照明は特殊だった。至近距離で強烈な照明を当てすぎた為に髪から煙が出たこともある。伝説の名句「士郎が燃えている!」は助監督のセリフ。
その照明演出が無く、明確な姿を見せたのが海に立つシーン。
衣装が濡れることも気にせず、躊躇なく海に入ってきた優衣の行動に何か清々しさを感じた。
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リクエストがあったのでカブト出演の件。
長石監督に指名された時、その理由が思いあたらず間違いかと思った。
唯一思い出すのは龍騎時代にポツリと、君は絵を描くのかと声を掛けられたこと。
指名の理由は言葉になるようなものではなかったのだと思います。時々、故人となった長石監督を思います。
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事務所の二重登録、つまり悪事がばれて龍騎への出演が中止になった人物がいることは誰も知らないと思う。
それは自分の知人Aだった。時期的には蟹のライダーになっていたのかも。(須藤刑事役の木村剛さんは無関係です。念のため)
仮面ライダーシザースが不遇な運命を遂げたのはAのせいかも知れない。
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誰も知らない記憶、というと変な話かも知れないが、しばらく誰も知らなかったことが印象に残っている。
1~2話の撮影は始まっていたが、主役の二人も知らないし、妹の顔も知らない。
この期間、他のライダー達はどのように過ごしていたのだろうかと、いまになって思う。
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最初の記憶は神崎士郎のコート。
士郎の衣装合わせで、石田監督の言葉。「黒はやめてくれ、ガラスに映らないから」
黒いコートを手にした状態で衣装担当は一瞬、固まった。あ、計画が崩れたのだなと思った。
即座に別の提案、それがあのコートだった。
そして、黒は誰かが先にいることを感じた。
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高槻純といえば仮面ライダータイガ。様々な活躍をされている中、古くて申し訳ない。
タイガが登場した時、ライダー達に静かな衝撃が走ったことを記憶している。
東條の特徴的な雰囲気は台本になく、それは高槻純によるもの。
東條のセリフは爽やかに読んでも成立する。あの衝撃が伝わるだろうか。