菊謙(@k_kenzabu6)さんの人気ツイート(古い順)

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高槻純といえば仮面ライダータイガ。様々な活躍をされている中、古くて申し訳ない。 タイガが登場した時、ライダー達に静かな衝撃が走ったことを記憶している。 東條の特徴的な雰囲気は台本になく、それは高槻純によるもの。 東條のセリフは爽やかに読んでも成立する。あの衝撃が伝わるだろうか。
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最初の記憶は神崎士郎のコート。 士郎の衣装合わせで、石田監督の言葉。「黒はやめてくれ、ガラスに映らないから」 黒いコートを手にした状態で衣装担当は一瞬、固まった。あ、計画が崩れたのだなと思った。 即座に別の提案、それがあのコートだった。 そして、黒は誰かが先にいることを感じた。
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誰も知らない記憶、というと変な話かも知れないが、しばらく誰も知らなかったことが印象に残っている。 1~2話の撮影は始まっていたが、主役の二人も知らないし、妹の顔も知らない。 この期間、他のライダー達はどのように過ごしていたのだろうかと、いまになって思う。
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事務所の二重登録、つまり悪事がばれて龍騎への出演が中止になった人物がいることは誰も知らないと思う。 それは自分の知人Aだった。時期的には蟹のライダーになっていたのかも。(須藤刑事役の木村剛さんは無関係です。念のため) 仮面ライダーシザースが不遇な運命を遂げたのはAのせいかも知れない。
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リクエストがあったのでカブト出演の件。 長石監督に指名された時、その理由が思いあたらず間違いかと思った。 唯一思い出すのは龍騎時代にポツリと、君は絵を描くのかと声を掛けられたこと。 指名の理由は言葉になるようなものではなかったのだと思います。時々、故人となった長石監督を思います。
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士郎の照明は特殊だった。至近距離で強烈な照明を当てすぎた為に髪から煙が出たこともある。伝説の名句「士郎が燃えている!」は助監督のセリフ。 その照明演出が無く、明確な姿を見せたのが海に立つシーン。 衣装が濡れることも気にせず、躊躇なく海に入ってきた優衣の行動に何か清々しさを感じた。
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突然ですが、好きな仮面ライダーシリーズを2~4文字程度で説明して下さい。 自分は三つです。 クウガ「復活」 アギト「革新」 龍騎「」 自分にとって龍騎は、色々ありすぎて思いつきませんでした…。 新しい仮面ライダーなども知れたら嬉しく思います。
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その頃、東映撮影所では三人のライダーが戦っていた。戦うとは、人生を掛けて撮影に挑んでいるということ。 誇張ではなく、数秒のシーンが人生を変えてしまう可能性がある。皆、そのことを知っていた。 三人のライダーとは龍騎、ナイト、ゾルダのこと。 そして、そこに戦い慣れた男が参加してくる。
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仮面ライダー王蛇、浅倉威、萩野崇。色々と戦い慣れていて語るのが大変。 まず劇中は戦いを好み、役者として撮影慣れしていて、そして空手の有段者。劇中の「はー」や「ふー」等の息づかいは台本にはなく、蛇革のジャケットは彼の私物。 登場時、役者達の反応は劇中とほぼ変わらない。
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何かの集まりで飲んだ後、アジト(自宅)に泊まらせて頂いたことがある。 翌日、萩野さんのTシャツをお借りして空手道場について行った。 2002年の夏、よく晴れた日だったと記憶している。
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津田寛治さんは別格だった。OREジャーナルの社員以外とは関連するシーンが少なかった為、どんな人か謎でもあった。(とても感じの良さそうな人だけど) 当時の日本映画すべてに出演しているような、その様子は、羨ましいとかではなく、何か超人を見ている感覚だった。
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イベントか何かで津田寛治×須賀貴匡で寸劇をすることになった時の空気は忘れられない。 役者達は皆、「なにぃっ、あの謎の別格、津田さんと寸劇っ…?!」といった雰囲気。津田&須賀は打ち合わせの段階で既に楽しそう。 あの温度差は漫画のように見えた。
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仮面ライダーガイ、一條俊の印象は感じの良い人物。 しかし役がはまりすぎていて違和感が無い、本当は裏表があるのではと思えてくる程。(最高に褒めているつもりです) 容赦なく悪役に全力を投じる姿には、感じの良さの裏側にある誠実な人柄が感じられた。
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仮面ライダーライア、高野八誠。 なぜかプロデューサーと三人でファミレスに行ったことが記憶に残っている。 店員が注文を復唱し立ち去った後、彼が言った一言、「心が…たりない」は役者が時々、自分に言い聞かせる言葉。 なぜかクセになる高野八誠の冗談は17年前も変わらない。
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リクエストがあったのでウルトラマンマックスの件。 宇宙工作員ケサム、菊地謙三郎。自身を敵役と認識していた為、他の役者との交流は無い。 銃を突き付けても怯まないミズキ隊員に「撃たれてもいいのか?」と、思ったのは、芝居だったのか素だったのか、今もわからない。
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オルタナティブ・ゼロ、神保悟志も別格のひとりだった。 劇中のクールな雰囲気そのままなのにも関わらず、話しやすい人だったのは不思議だった。 結婚すると夫役、子供が生まれると父親役の仕事が来る、何だろうねこれ。 何気ない話は「実力があれば仕事は変わらずに来る」と力強く聞こえた。
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仮面ライダーゾルダ、小田井涼平。 ある昼食、円卓に大勢が着席したが、なぜか話題が弾まない。 小田井が場を和ませようとするが、話題は途切れる。隣にいた自分がボソボソと話題を提供し、彼が話題を引き継ぎ円卓にのせる。 その昼食は、まるで劇中のようで互いにフッと目で笑いあった記憶がある。
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涼平さんとは一緒に行動した記憶は多いが、エピソードになるようなものは少ない。 他のエピソードは、誰かの芝居を観に行った時、絶対に後ろの人に迷惑だろうということで、低姿勢で観劇したことくらいだろうか。 (小田井涼平188cm,菊地謙三郎183cm)
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大好きな物語が完結してしまった時に生まれる心の空洞には覚えがあります。 17年が経過した今、当時を語れるのは、引退した自分だけではないだろうか、という思いがあり、仮面ライダー龍騎の記憶をツイートさせて頂いてます。 あと3ツイート程で終わる予定です。お付き合いありがとうございます。
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仮面ライダーナイト、松田悟志。一年間続くライダーバトルにおいて、敵役との関係には常に緊張感が付きまとう。 このことから気の許せる仲にはなれないことを互いに知っていた。 一線を引くことで相手の芝居を気遣う関係。秋山蓮の緊張感に助けられていたこと、17年を経過した今も感謝している。
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日の出から撮影が始まり日没後もセットでの撮影。主役級の二人は忙しすぎる為、ロケバスでの雑談は時に魂がない。 急に関西弁を覚えたいと言い出した須賀さんに松田さんが、語尾に「これしかし」を付ければいいと言い、涼平さんを交え全員が「これしかし」と言い出した。その場の全員に魂がなかった。
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仮面ライダー龍騎、城戸真司を超人の中に紛れ込んだ凡人と言い表したのは田崎監督。 しかし現実は鏡のように反転する。当時、須賀貴匡の両肩には番組の成功や他人の人生までもが覆い被さっていた。 その重さを想像して欲しい。笑顔が似合う彼が、超人として勤めた一年間に最大の敬意を表したい。
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龍騎の撮影がすべて終わる最終日。静かな撮影所で懐かしさを感じていた。 ライダー役の役者はすべて去り、大道具も解体されていた。あの空気を文字にするのはなかなか難しい。 使い古されていて、そしてとても二文字に詰め込まれているとは思えないが、あれは卒業だったのだと回想する。
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仮面ライダー龍騎の記憶は以上です。ご清聴に感謝いたします。
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戦わなければ生き残れない 戦え たとえ戦いに敗れても それは終わりではない 私達 そしてあなた達は これからも戦い続けだろう #KamenRider50th