椎名高志(@Takashi_Shiina)さんの人気ツイート(古い順)

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洗濯機を回してたらそっちの方からなんかが落ちた音がして、見に行きたくない。行かなければ何事もなかった世界線と脱水の振動で上に置いてあった洗剤が吹っ飛んで床にばらまかれた世界線が量子的に同時に存在して確定しない。
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高橋先生からのリテイクはたいていネームの技術的な部分で、「何が起きているのかわかりにくい」「何を期待して読めばいいのかが迷子になる」という指摘が多い。言われた箇所を修正すると明らかに読みやすくなるんで、もうめっちゃ新人の気分ですよ。
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あ、これは本当にすごい。ニコニコで読むために描かれた漫画・・・! 普段は「動画とちがって漫画はコメント邪魔で読みづらい」なのが、これに限っては消すわけにいかない。 twitter.com/nekogaeru/stat…
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販促のためにちょっとだけ具体例を漏らすと、たとえば一巻第二話の食事シーン。もろはちゃんは大喜びで食べてて、せつなちゃんも「こんなご馳走を」つってるのに、現代で育ったとわちゃんから見たら普通の粗食なのね。で、食べたとき、私のネームでは→
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とわちゃんは表情が曇って、ただ無言になる。「これはおいしくないってことだよね?」「ええ。でも『不味い』って言葉にしちゃうと、いくら子供でも感じ悪い印象になるんで、ここは表情だけで。次の話で回収します」→
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「ふむ・・具体的にはどう不味いの?」「塩辛いんです」「戦国時代ってそうなの?」「らしいです。当時は実は(以下長文略)」「じゃあ『しょっぱい』って言わせよう。ここでモヤモヤするの良くないし『あとで』は通用しないから」「・・さすがです先生!!」みたいな(笑)。
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私は(先生のキャラいっぱい出る回なのに、一番気になるのそこなんだ・・・好き!!)ってなった(笑)。細かいといえば細かいんだけど、たぶん同業者には「読みやすいネームのキモ」がよくわかる例だと思う。
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そんな風に作ってる『異伝・絵本草子 半妖の夜叉姫』最新第二巻は5月18日頃発売です!
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私は「故郷はどっちだ」って主題を「飯が口に合うか」ってネタに落とし込む構成を思いついただけでドヤってたんだけど、それよか「で、どんな味?」っていう、その瞬間の読者の気持ちと体験が大事なの。言われてみれば当たり前なんだよね。それを呼吸するようにできるのが天才かも。
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【メモ】「いい絵を入れたい」と思うと仕事が進まないぞ。実際に作業することで量子的に重なって不確定にゆらいでいる「いまいちの絵」に収束してしてしまう可能性があるので、怖くて描きたくないのだ。「味のある線を入れよう」と思うとちょっと楽だ。
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紫式部先生がどっかに行くとそこでいつも事件が起こり、先生は自作をヒントに謎を解明したり事件をヒントに源氏物語の新作書いたり追い詰められて逆ギレした犯人に「はははそなたは物語だけは一流でおじゃるな、されど何の証拠が」とか言われる大河ドラマ見たい。
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まあでもそれを言ったら密室殺人を解決する漱石とか猟奇殺人犯と対決する乱歩とか連続殺人を追う太宰とかも見たい。
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「手塚治虫が異星人の侵略に気づいて戦う」ってのはどうかと思ったけど、手塚先生それ自分で描いてたよね。
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「レタスは平安時代から日本にあった」という知見を得て「へー!」ってなったけど、いまんとこ特に使いどころがない。「白菜は明治以降」は知ってたけど、時代劇の絵面としてそれっぽいのでうっかり描いちゃいそう。
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「洗濯板は明治以降」といま知って「あぶねえ・・」ってなった。
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こないだらんまとPちゃんにカメオ出演してもらった時、らんま連載当時アシスタントだったうちの奥さんから「Pちゃんはもっと小さい!」って作画修正された。 >RT
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いや面白かったよ。絵もストーリーも「シン」「ウルトラマン」としてパーフェクトだよ。始まって10秒で心掴まれたし、上映時間もうあと3時間あってもいいと思ったけど2時間にまとめたとこがまたすごいよ。
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この映画に合わない人もいると思うけど、それは映画の側に問題があるからではないと思う。作品としてはあれが最適解だから。好き。
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ウルトラマンとバディを組むのが尾頭さんだったらさらにグッと来たかも・・と考えて脳内シミュレーションしてみたが、それだと二人の関係が切なすぎてウルトラセブンになってしまう気がするのでシン・ウルトラセブン見たい。
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寝て起きたらシンウルトラマンもう一回見たい自分がいたので中毒性も十分だ。特撮シーンはハリウッドのこってりしたご馳走とは全然違うのだが「こういうのでいいんだよ・・こういうので・・」って感じなので、日本人が毎日食べたいお総菜としての特撮。
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続編作るとしたらタイトルは『帰ってきたシン・ウルトラマン』しかないので、略称は「帰りシンマン」ということで人々の生活は混乱するであろう。
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訓練された我々はたぶん「『シン・レッドマン』制作決定」とか言われても「そうきたか」と冷静に受け入れ・・いやまあさすがにそれは。
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某銀色の外星人映画で、ヒーローが妙に人間くさい仕草をするシーンがあって(なんか小ネタだろうな)と思っていたのだが、息子が「あれは元ネタで撮影中にこういう逸話があったのをわざわざ拾ったのだ」と教えてくれ、50年ぼーっと生きてきた自分の不明を恥じた。
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小さいころウルトラマンネクサスの打ち上げに連れてってキャストの皆さんにご挨拶したら、帰り道に「なんで姫矢も溝呂木も生きてたのかな・・」と言っていたあの息子が・・・
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「自分が見てる作品の登場人物たちご本人に会って、緊張しながらご挨拶する幼い息子」はわしの人生でトップクラスに大事ないい思い出です。ネクサス関係者のみなさま、その節は本当にありがとございます。