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有史以来、数限りない人がツイートしてきたかもしれませんが――ネット上にある短編集の紹介にはえてして収録作品のタイトルが全部書かかれていません。「あの短編が入っているのかどうか判らない」はフラストレーションが大きく、版元がなぜ書かないのか理解できません。
(有栖川)
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私の第2作『孤島パズル』は絶海の孤島が舞台で、これも夏向きです。
毛利彰さんが円空仏みたいなモアイを描いてくださいました。刊行されたのは『月光ゲーム』の6カ月後。前作が出た段階で、この作品は書き上がりつつありました。#海が舞台のミステリ
(有栖川)
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私のデビュー作『月光ゲーム』は山のキャンプ場が舞台で、夏向けのミステリです。
装画は雄渾な画風の毛利彰さん。歴史上の人物の肖像が印象的でしたが、何を描いても素晴らしかった。山を描くのもお得意だから、ということで編集部が毛利さんにお願いしたそうです。
#山が舞台のミステリ
(有栖川)
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「この本、10年ぐらい前に出てすぐ買ったままだな」と手に取ったら、20年前の本だった、というのは最早いつものこと。で、読んだらとても面白い。買って手元に置いていたから味わえた幸福。手元になかったら読む機会はほぼ確実になかった。本を買って積むのは善。
(有栖川)
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レイコーについて証言しますが、私(63歳)が大学生になり、よく喫茶店に行くようになった頃(1970年代末)、「爺さんやあるまいし」と「レイコー」は使いませんでした。はっきり記憶している。
(有栖川)
#激むず関西弁クイズ
jp.quizcastle.com/kentei/gyo28jk…
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「一番好きな作家」のアピールとして面白いのですが、本当に一作家の作品しか選べなくなるのは御免ですね。
どの作家とも「2人きり」にはなりたくない。
「他の作家と違い、この人だけがこう書いてくれる」という感動がなくなってしまうので。
(有栖川)
#生涯一作家しか読めないとしたら
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遊んでしまうやろ、こんなん。
(有栖川)
打ち込んで遊ぼう!新幹線電光掲示板β | 鉄道ホビダス rail.hobidas.com/submit/shinkan…
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楽しく撮影してきました。
実は1匹だけこっそり持ち帰っている……ということはありません。
(有栖川) twitter.com/ayatsujiyukito…
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次に起きそうな誤報。
「両耳から血を流したお年寄りが、にやにや笑いながら歩いてる」
→コードが赤色のイヤホンで落語を聞きながら散歩していただけ。
(有栖川)
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「目撃者は10代女性でした。見慣れていないガラケーを刃物と間違えたのです」……って、ミステリで書けるはずがない。
(有栖川)
「刃物持った男」通報で仙台駅が一時騒然 ガラケーの見間違いだった:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ5M…
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もしも、ウルトラマンに変身する男に助手(ワトソン役)がいたら――
ワトソン役「街が破壊される。はよ変身せえ」
変身する男「まだ早い」(事態が悪化する)
(有栖川)
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『シン・ウルトラマン』を観て、しみじみと――ドラマで火村英生を演じてくださった斎藤工さんにロケ現場などで何度かご挨拶しましたが、まさか6年後にウルトラマンに変身する姿が見られるとは、夢にも思いませんでした。
アリス(←どの?)「予想できるはずがないやろ」
(有栖川)
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すごーく低い確率といえば――新大阪駅ホームのキヨスで、妻が黄色い新幹線・ドクターイエローのおもちゃを見て「これは何?」と訊くので、軌道や設備の点検用のレアな車両で、見たら幸運が訪れる……と説明しかけた瞬間、ドクターイエローがやってきて驚愕したことがあります。奇跡やん。
(有栖川)
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カレーの話はもういい、と思ったのですが。
こんなことって世の中にはあるんだな、と驚きました。
すごーく低い確率でしか発生しない事象が観測されている……。
(有栖川) twitter.com/PICO_FxxK/stat…
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①安いから ➁新幹線の食堂車(カレーを頼みがち)でカレーを食べるシーンがあるので、同じものを食べさせて彼らの「相変わらず感」を出すために ③読者が簡単にその場面を思い浮かべられるから(なんとか定食やランチだとイメージがバラける)――でした。
(有栖川)
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初対面の時、火村がアリスに奢ったのがカレーであったことにも、実は大した意味はありません。思わせぶりなことを前に書いて、すみません。しかし、何でもよかったわけでもなく、理由を3つほど挙げると――
(有栖川)
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その二人が初めて出会ったのは、聖バーソロミュー病院。
ワトソンを驚かせたホームズのひと言は――「アフガニスタン帰りですね?」
別の二人が初めて出会ったのは英都大学の階段教室。
アリスを驚かせた火村のひと言は――「アブソルートリー」
(有栖川)
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5月7日、カレーを食べて祝ってくださっている皆様。
ありがとうございます。
(有栖川)
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なぜカレーを食べたのかは……。またの機会に。
(有栖川)
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その時に受けていたのが親族相続法の講義だった、というのは少し変ではあります。頭にあったのは大教室。憲法や民法総則ではあるまいし、親族相続法の講義はそんな大きな教室でやらないだろう――と作者がこっそり突っ込んでいます。
(有栖川)
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シリーズ第1作『46番目の密室』はクリスマスの北軽井沢が舞台でした。出会った時のことを回想するのなら、そこから遠く離れた情景がいいと思って、5月の京都の階段教室に。
1回生ではなく、大学生としてこなれてきた2回生で会ったことにしました。10代は別々に過ごした、というわけです。
(有栖川)