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気になる中国の反応ですが、リトアニアのようにあからさまな台湾接近をしない限り、16+1からの離脱自体は大きく取り上げないでしょう。そもそもリトアニアの離脱の段階で、いつか他のバルト諸国も追随するのではないかということは想像がついていたはず。現に中国からのこの二カ国へのアプローチは
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如実に減速していました。 今回も、この二カ国が台湾接近しない限り、環球時報でチクチク嫌味を書く程度かと思います。
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私が引用RTするのもちょっと変かもしれませんが、あえて。 現状を変えるためには、政治だけではなく、研究の世界も変えなければ。 学会の研究大会でも、男性しかいない「マネル」は日本ではいくらでも存在するし、複数の著者による編著で女性が一人もいないなんてザラ、誰も気にしなかったり。 twitter.com/MichitoTsuruok…
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この戦争が始まってから、私は男性一人、女性一人から「あなたがTVに出まくっているのは、テレビ局がジェンダーバランスを考慮し始めたからですよね」と言われました。「実力ではなく、女性だからという理由で機会を得ていますね」という意味であることは明確。 私自身はそう思われても全く構いません.
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どんどんジェンダーバランスの「ためだけ」に使ってもらえればと思います。 複数の論者が呼んだ場で、ぱっと画面を見て「あれ、今日はゲストに全く女性がいないぞ」と思ってくださる方が少しでも増えることに貢献できるのなら本望です。
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なにやら昨日から、朝日新聞に掲載される専門家の寄稿やインタビューは、品質ジェットコースターという感じではあるのですが、ここで千々和さんが登場してくださりホッと一安心。 「戦争の終わり方」についての論点、大事なエッセンスがビシッと整理されています。 asahi.com/articles/ASQ8D… #
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「不急の国際ニュース」。日本ではすでにこのような声が上がっている状況であることは、関わる者の一人としても重く受け止めなければならないと痛感する一方、8/14付の朝日新聞の一面は終戦の日の前日にふさわしい素晴らしい記事であったと個人的には考えております。 twitter.com/ToshihikoOgata…
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以前もご紹介しましたが改めて。 ブチャでの記憶が薄れ始めている今だからこそ改めて。 digital.asahi.com/articles/DA3S1…
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「虐殺のあった場所を見世物にするのか」と、早速非難を浴びているこの企画。ウクライナの民間業者が同国各地を訪問するツアーを売り出していますが、ウクライナ政府が外国からの渡航を推奨しているわけでは全くないことには注意が必要(私自身も残念ながら引き続き断念)。 news.yahoo.co.jp/articles/00a27…
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どうも留守中に、かわいいものが自宅に増殖していく傾向があるような気がしている… (そして絶対にこれだけではないと思われる) twitter.com/MichitoTsuruok…
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毎日新聞ウエブ版に長めのインタビューを掲載して頂きました。 インタビューして下さった記者さんの大きな問題意識の一つは「今回の戦争で生じた停戦を巡る論議は世代間論争なのか」というものでしたが、私としてはディシプリンの違いだと捉えており、その点は強調させていただきました。
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・・・さっきのツイートに自分の記事を貼り忘れておりました… mainichi.jp/articles/20220…
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今回は記事を掲載していただき感謝しております。 世代間論争という要素が皆無とは申しませんが、例えば今回の戦争を巡って一番厳しく私を批判していらっしゃる方々は、私よりも10歳(あるいはそれ以上)お若いロシア研究者の先生方です(記事中の「まともではない」発言もそうです)。 twitter.com/yosofurumoto/s…
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一方、(お名前を挙げてしまい恐縮ですが)小泉悠先生も私より10歳お若いしロシア研究をなさってますが、着眼点は違えど大きな方向性は相当近いものがあると(私は勝手に)思っております。大雑把に例示しましたが、やはり世代でひとくくりには出来ず、視点の違いに起因する部分は大きいと思います。
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まさに「世代間の違いではない」ということが裏づけられるようなツイートではないでしょうか。 「両方一度に辞める」、つまり侵略と総動員抵抗は並列的に配置可能(よって両方一度に辞めましょう)いうお考えは、世代を超えて根強いのだということでしょう。 twitter.com/kanayVc/status…
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ロシア国民にシェンゲン圏のビザ発行を停止するか否かについて、フィンランドのマリン首相。 「ロシア国民が戦争を始めた訳ではないが、彼らは戦争を支持しています。ウクライナ人が殺されているこの時に、何事もなかったかのようにロシア人が旅行してくるのは受け入れがたい」 twitter.com/golub/status/1…
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もちろん例外もあり、13日付の千々和先生の「戦争終結論」は素晴らしい記事でした。 しかし、「徹底抗戦を辞めないウクライナも悪い」と論じる研究者へのインタビューの数が、そうではないものの数を純粋に上回っていること、→
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この記事に関しても既に議論は出尽くしていますが、現場や近隣諸国で質の高い記事を次々と書き送って下さる記者さん達と、「戦争をやめないという点ではウクライナも悪」という前提で論じる研究者達との乖離が、朝日新聞において益々明確になってきている印象が拭えません。digital.asahi.com/articles/ASQ8C…
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→そして終戦の日の前後に、この戦争を専門的に研究してきたとは「言いがたい」研究者の方々から話を聞く傾向が強いことが覗えました。 (Globeで小泉先生の生い立ちを追う素敵な企画は始まりましたが、終戦の日前後、この戦争の研究で知られた研究者の方々のお話は朝日では殆ど目立ちませんでした)
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以下は完全に推測になりますが、もしかしたら、ロシア・ウクライナ戦争の実情とその悲惨さを伝えるのは現場の記者さんの仕事と割り切り、日本にいる専門家に関しては出来るだけこの戦争を「離れたところから」見ている専門家の声を届けることで、「バランス」をとろうとなさっているのかも知れません。
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もちろん蛸壺化しないためにも、専門家以外の声も幅広く集め、報じることもメディアの大事な使命かも知れませんが、豊永郁子先生、山本昭宏先生共に、ウクライナ国民の実際の声が殆ど考慮されていないご論考が続いていることが気がかりです。digital.asahi.com/articles/DA3S1…
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そうである以上、朝日新聞が「もっとゼレンスキー大統領に対して違和感を言う人がいてもおかしくないのではないか」という専門家達の意見を掲載し続けることも、(おそらく新聞社側の意図とは真逆の意味で)一定の効果はあったのではないでしょうか。
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ただ、同時に私が強い感銘に打たれたのは、上記の豊永先生・山本先生の記事に、(少なくともTwitterという限られた空間では)私の予想を遙かに上回る強い反発が寄せられたことです。このような反応は、2014年のクリミア占領の際には全くありませんでしたし、戦争開始当初もここまで強かったかどうか。
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この戦争は単純な「どっちもどっち」ではない、抗戦を辞めないウクライナに非難を向けるのは間違っている…という認識が、(一部の研究者の方々を除いて)広まりつつあることが、豊永・山本両先生への記事への反応からむしろ印象づけられたように思っています。
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急いで付け加えますと、「だって●●新聞だからダメに決まってる」、「△△新聞なんて読まない(読む方が問題)」のような捉え方もまた非建設的であり、状況の改善には一切繋がりません。あくまで個々の記事ベースで評価・判断する、それしかないのでしょう。