201
子どもの頃から否定され続けた人は、会話に「拒絶感」を抱きやすい。心を守るため"言葉の裏"を考えるのが習慣になっているから。「何でそう思った?」という質問が"問い詰め"に聞こえたり「こっちの方がいい」という助言を"強要"に感じる。脳の過緊張からくる弊害の一つ。性格が悪い訳ではないのです。
202
人はストレス過多や睡眠不足になると「好きなことがわからない」状態になります。特に"食事への関心が低い時"は注意。意味もなく連日同じものを食べたり、スーパーの食品売り場の前で「何を買おう...」と長時間滞在するのは判断力が弱っているサインかもしれません。体を暖めてゆっくり休んでほしい。
203
何を伝えても否定され、理解されず、「言っていることが分からない」などと切り捨てられると自分の意見が言えなくなる。傷つくくらいなら言わない方がいいと学ぶ。「いっそのこと何も感じない方が楽だ」と感情さえ抑え込んでしまうこともある。こうした経験が"自分がよく分からない"に繋がるのです。
204
幼い頃から家庭内で孤独を感じていた人は「集団」が苦手になる。"私はいなくても一緒では"という感情が出やすいから。沈黙や自分が知らない話題が続くと疎外感に襲われ、のけ者のような居心地の悪さを感じる。自分の意見を聞いてもらえなかった過去の経験が影響している。性格のせいではないのです。
205
孤独を感じやすい原因の一つに「子どもの頃に頼れる環境がなかった」がある。助けてほしいのに支えてもらえず、話を聴いてほしい時に愚痴を聞かされ、1人になりたい時に限って過干渉を受ける。こうした経験が「誰も自分に興味がない」という思い込みをつくる。不安を書き出す習慣を大切にしてほしい。
206
"職場に向かうのが辛いのに、仕事場に着くといつも通り働けてしまう"人は多い。明るく振る舞うことがデフォルトだとこの辛さが周りに理解されにくく孤独を感じる。家に帰ってから突然疲れが溢れ出る。動けず職場に行けない苦しさと同時に、限界なのに動けてしまうつらさもあるのです。自分を大切に。
207
親の機嫌をうかがって育つと「他人の機嫌の悪さ」や「重い空気」に動揺しやすくなる。"自分がなんとかしなきゃ"という思いから、不安定だったり攻撃的な人の機嫌とりを自ら繰り返してしまう。「人の機嫌を直す役目は自分」という思考は心を削り続けます。まずは自分を1番大事にしていいのです。
208
"そんなことで傷つく?、冗談なのに、つまんない、気にしすぎ、真面目すぎ…"。このように言われ続けて育つと、「どの気持ちは出して良くてどの気持ちは出してはダメなのか」苦しむ。自分の感情や本当の気持ちを疑うようになる。誰かに頼ることが怖くなったり、自分で自分を否定する原因になるのです。
209
機能不全家族育ちの人が、大人になって自我をとり戻してきたとき、"遅れた反抗期"がくる場合がある。「他者の意見に敏感」「不安やイライラの感情が常に上下する」「信頼してる人を疑う」「自分を理解してほしくて仕方ない」。これは自尊心を少しずつ取り戻している状態。自分を責めないで大丈夫です。
210
常に不安を感じてしまう原因の一つに「幼い頃から安心できる環境がなかった」がある。いつ不機嫌になるか分からない親に緊張し続け、話をしても周囲に理解してもらえず、解決したくても方法が分からない。こうした経験が「誰にも頼れない」という思考をつくる。独りで全てを抱えないようにしてほしい。
211
気を遣いすぎて悩んでしまう人。原因は、他人軸を生きることで心を守る必要があったからです。「親の感情変化が激しかった」「威圧的な言葉を浴び続けた」「常にピリピリした環境だった」。こうした背景があると大人になっても相手の機嫌に過敏になる。"自分はどうしたい?"を問う癖を大事にしてほしい
212
虐待や事故などのひどい経験だけがトラウマになるのではない。無視をされる、誰かと比較される、心休まる時間がない、過干渉で自由がない…1つ1つは小さくても長期間ストレスを感じ続けると心に傷が残ります。苦しい時は迷わず環境から離れる意識をもつ。"これくらいで"なんて思わないことが大切です。
213
親に否定され続け愛着形成がうまくいかないと、対人関係が苦手になる。意思決定と運動機能に関与する脳の"線条体"の機能が低下するから。「褒められても嬉しく感じない」「人前で手が震える」「自分で何かを決断できない」につながる。行動の開始時に活性化するので趣味や運動に熱中する習慣が大切です
214
子どもの頃から家庭内のバランスを保っていた人は"休む"ができない。何かに優れないと周りが離れていくと感じ、他人に尽くすことで自分の居場所や価値を守るから。自分への期待が無くなったり、周りに迷惑をかけることに恐怖を感じる。だから「休むこと」への罪悪感が強い。頑張り続けた自分を大切に。
215
"猫背"と"歯の食いしばり"を意識して治してほしい。首や背中周りの神経を圧迫してストレス耐性や睡眠の質が低下します。特に子どもの頃から"過緊張"で無意識に力が入ってると、脳への血流や基礎代謝に影響するので自律神経失調症にもつながりやすい。日頃から背中と腰周りの筋肉を鍛えることが大事です
216
幼少期から家庭環境のストレスを受け続けると、孤独感を抱きやすい。愛情ホルモンである"オキシトシン"の受容が少なくなるから。脳が愛情を感じにくい状態になると「人間関係のリセット癖」「信頼が苦手」「過度な心配性」につながる。感謝を伝えたり、ペットやパートナーと触れ合う習慣が大事です。
217
心に限界が来た時。「何で早く伝えてくれなかった?」と言われることがある。話さなかったことが悪いかのように。でも違う。言っても意味がないと思わせる環境だったり逃げ道がなかっただけ。言わなかったではなく、その場では"言えなかった"のです。追い詰められるほど耐えた自分を責めないでほしい。
218
怒りは二次感情と呼ばれていて、悲しみや不安、心の傷を覆い隠す役目がある。だから幼い頃に自分を抑えてきた人ほど"怒り"が強く出やすい。我慢が出来ないわけでも、性格の問題でもない。溢れ出る感情に悩んでしまうのは、誰かの為に我慢してきた証でもある。"自己主張"を取り戻している過程なのです。
219
話を聞いて欲しい時に冷たくされ、助けてほしい時に守ってもらえず、1人になりたい時に限って過保護に指示される…。こうした環境で育つと、自分の感情を抑え込んで蓋をしてしまう。「私のことなんて誰も興味がない」と思い込んだまま大人になる。強い孤独感は、幼い頃から考え戦ってきた証なのです。
220
実は"人付き合いが苦手な人"の中には、全く知らない人やすごく親しい人は大丈夫な場合があります。ただ親戚の子どもや仕事の同僚など「知り合いの関係」が苦手で、話題づくりに困ったり、距離感が分からなかったり、モヤモヤを感じるのです。だから理解されずに生きづらさを感じてしまうのです。
221
子どもの頃から親に甘えられなかった人は依存体質になりやすい。親友や恋人に「本来貰いたかった愛情」を求めるから。"認められたい"を満たすため尽くしすぎたり、絶えず"好き"を実感しないと不安になって試し行動をとる事もある。相手が離れる恐怖と常に戦ってしまう。自分軸を育てる時間が大切です。
222
"そんなことで傷つく?、冗談なのに、つまんない、気にしすぎ、真面目すぎ…"。このように言われ続けて育つと、「どの気持ちは出して良くてどの気持ちは出してはダメなのか」苦しむ。自分の感情や本当の気持ちを疑うようになる。誰かに頼ることが怖くなったり、自分で自分を否定する原因になるのです。
223
事故や虐待などのひどい経験だけがトラウマになるのではない。無視をされる、誰かと比較される、心休まる時間がない、過干渉で自由がない…1つ1つは小さくても長期間ストレスを感じ続けると心に傷が残ります。苦しい時は迷わず環境から離れる意識を。"これくらいで"なんて思わなくていい。
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心の傷が深い人は「ありのままの自分ではダメ」という"自己否定"や、嫌だった過去を何度も思い出す"反すう思考"、誰かに必要とされ続けたい"承認依存"が習慣化している。特に幼少期から家庭内のストレスを抱えていると脳が常に緊張して疲れてしまう。苦しい時は環境を変える選択肢を大事にしてほしい。
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幼い頃から大人に否定され続けると"他人と頭の中で戦う"ようになる。相手がこう言ったら自分はこう返して、○○したらこう対処して…という風に、頭の中でひたすらシミュレーションする。人生は楽しみではなく、日々戦いが続くものだと感じてしまう。心を守るために必要だった"思考のクセ"なのです。