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横浜で当直していると東京都の多摩地区や埼玉から救急搬送要請が来る、それが今の救急医療態勢の現実です。
現場からは以上です。
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後から「こうすべきだった」「あれはすべきではなかった」などと批判されるのではないか,訴えられるのではないか…… と恐れるよりも,自分を信じ,自分の出来る範囲で動いて頂ければと思います。
外傷で命を失う人を一人でも減らせるよう,心の片隅に記憶していただければ幸いです。終/🧵
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@haruxpapa ものすごーく大変です。
文字通り都道府県じゅうの輸血をかき集めても足りず、近隣県から緊急搬送して貰うこともあります。輸血バッグには必ず採血した都道府県名が記載されているのですが、私の経験では横浜にある当院へ東京や埼玉、千葉から来たこともあります。
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日本でもアメリカで起きているようなmass shooting(無差別銃撃)は最早他人事ではないかもしれません。
そうした現場に遭遇した場合の順番はRun(逃げろ),Hide(隠れろ),Fight(闘え)です。スマホで写真を撮っている場合ではありません。3/🧵
youtu.be/TeOdxKozra0 @YouTube
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【急募】3711人を収容可能な個別空調(陰圧管理ができればなお可)の個室を有し、診療所レベルの診療・検査スペースがあり、かつ居住空間と適切なゾーニングが可能なスペースの余裕を持ち、さらに二重の動線が確保できる施設。
感染症危機管理の専門家と、十分な感染防護訓練を受けた医療チーム付き。
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① 最優先は自分の安全
外傷患者が発生する現場には今回のような襲撃やテロはもちろん,自然災害でも危険が残存している可能性があります。助けに行って二次災害で自分も傷病者になったのでは元も子もありません。
安全確保はSelf(自分),Scene(現場),Survivor(傷病者)の順で行います。2/🧵
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ここって2014年に循内の先生が過労死して、一審で病院側 が全面的に敗けたにも関わらず、「申告以外は時間外じゃない」「当直で寝られた時間は労働じゃない」とか理解し難い理由をつけて控訴してるところですよね?
そんな病院が常勤救急医2名で救命センター開設って……😟
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200131-…
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私が手術を予定する喫煙者の患者さんには、術前禁煙の意義を説明した上で、「入院されてきた際にタバコの臭いがしたら、手術はキャンセルして帰っていただきます」とお話しし、同意を頂いています。実際、過去には同意頂いたのに喫煙してきたため、手術をキャンセルした方もいらっしゃいます。 twitter.com/io302/status/1…
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もういい加減、所得「制限」ではなく所得「差別」と敢えてレッテルを貼ってでもこの制度は悪とアピールしたい。
子育てに関する支援や控除もそうだけど、「皆にお金あげるけど稼いでる奴は無しな、自分で払え」というのが差別でなくて何なんだ。
それとも何か? 働いたら罰金ということか? twitter.com/hahihiphga/sta…
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@PedroDeLaMasa 全血でも成分でも、最終的に医療機関へ届く製剤は原則同じです。成分より全血、200より400の方がお一人の献血からより多くの製剤を作れるので感染症のリスクを低くできるメリットがあり、可能なら全血400が理想です。
ただ身体への負担も上がるので、最終的にはご自分の体調と相談なさって下されば。
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間違いなく、今回の学会のベストタイトル賞だと思う。
#JAAM47
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DPで奮闘してる船医や検疫官を含む厚生労働省の職員、招聘された専門家、自衛隊員、DMAT等に「お前らの不手際で感染者が増えたんだ!」と批判している人達は、こうした施設・態勢をすぐ確保出来るとでも思っているんだろうか?
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つまり少なくとも,外傷患者でもAEDが有用な場面はあり得るのです。実際,病院到着後も重症外傷の経過中に心室細動を起こすことはよく経験されます。
一方,AEDを装着することのデメリットは通電に伴う危険と解析に伴うCPRの中断程度です。
総じて見ればAEDを装着を妨げる根拠はないでしょう。9/🧵
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DPの船内にはゾーニングが可能な十分なスペースはあったのか? そもそも動線の分離は可能だったのか? 船客同士が出会わないように出来るだけの十分な診察ブース数と連絡体制は作り得たのか?
それらを判断する材料を持たずに、単に表層的な「不手際」だけを見て批判するのは無責任でしょう。
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計算すればわかりますが、PaCO2=43.8mmHg, PaO2=95.3mmHgになります。基準値範囲内。
しかもこれは一回換気量が変わらない前提なので、死腔容積の増加に応じて換気量が増えればそもそも変化しません。
もちろん理屈上ではありますが、少なくとも酸欠にはならないよ、ということで。
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残念ながらこれらの懸念に答える質の高いエビデンスは無いのが現状です。
2019年のResuscitation誌に豚での実験で胸骨圧迫が自己心拍再開率を 低 下 させたという報告がありますが,少数の動物実験例であり結果を即座に実際の臨床現場に応用できるものではありません。5/🧵
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31077754/
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勿論、事後の検証で「ここはこうすれば良かった」という改善点は山程出てくるでしょう。しかしこうした災害現場での活動は様々な要因から制約され、最初からベストの活動を行うことなど不可能です。事態が進行している間は、制約の中でよりベターな方法を探し、常に改善しつつ活動するしかありません。