世界有数の森林資源大国日本、今そのポテンシャルが発揮され始めている。 国土の約7割を森林が占める日本。森林の半数が主伐期(樹齢50年)を迎え、外国木材の価格上昇も続き、国産材を活用するかつてない契機となっている。新たな供給網も構築され始めており、日本の林業に明るい兆しが見えている。
日本のリサイクル業界に革命が起きた。 実は世界屈指の都市鉱山大国日本。 廃棄家電等には6800t(世界埋蔵量16%)の金や6万t(23%)の銀が含まれる。他にも銅や白金等大量の金属が眠る。南陽等は12秒で部品を分離、0.1秒で仕分ける技術を開発。経済性は2割近く高まる。 日本が資源大国となる日も近い。
日本のお家芸"パワー半導体" 世界初、ノベルクリスタルは従来のシリコン型より高性能・低コストで100倍以上の速度で生産できる酸化ガリウムP半導体を開発。23年度中には製品化を予定。 EVや基地局、産業機器に不可欠なP半導体。2050年には世界市場10兆円となる。この分野の心臓を日本が握っている。
"世界の食糧問題を解決に導く"新材料が開発される パナソニックが開発した新材料「ノビテク」はCO2を使い、農作物の収穫量を大幅に増加させる。 実際にトウモロコシの収穫量は5割増、ホウレンソウは4割増、ミニトマトは4割増、ナスは2割増の結果を得た(農家での実証実験)。… twitter.com/i/web/status/1…
「燃える氷」と言われる"メタンハイドレート" メタンからできたシャーベット状の天然ガスで日本近海の海底に12.6兆㎥も眠る。これは国内消費量の100年分以上に相当する。… twitter.com/i/web/status/1…
世界の水は殆どが海水や氷河の為、飲み水は全体の0.01%しかない。ただでさえ貴重な飲み水だが、人口増加で益々海水淡水化技術の需要は高まっている。 この分野で日本は世界をリードする。特に淡水化処理に使う濾過膜では東レ等の3社で世界シェア5割以上を占める。日本の技術力が世界を席巻している。
日本は世界3位の地熱資源大国で、最近ではさらに莫大な発電ができる「超臨界地熱発電」の開発が進む。 総資源量は1200万kw程で1エリア約10万kw。24年以降に掘削に入り、30年から実用化開発を進める。 日本の合計地熱資源量は2300万kw以上。最近は法の規制緩和も進み、利用量は急増していきそうだ。
世界の石油不足を日本が解決する⁉︎ 世界の石油はこのままではあと50年程で枯渇する。 そんな中、日本企業は水とCO2で石油を作る"人工石油"を開発。既に実証試験を実施済で、電気自動車の充電にも成功した。現在の約1/10程の価格で軽油が作れる。 日本を産油国・原油輸出国に変貌させうる夢の技術だ
炭素繊維は人類が手にした最強の素材。ステンレスと比べ、引張強度は10倍、質量は1/4、強度は40倍もある。航空機・EV・風力発電などに不可欠で、2035年には市場規模4兆円程になる。 市場では日本が圧倒的に強く、世界の生産能力の半分以上を占める。脱炭素社会実現の為、更なる需要増が期待される。
たった3日で作れる3Dプリンター製"マイクロ水力発電"が開発される 日本では微生物による下水処理だけで年間約1100億円の電力費がかかっており、コスト低減が急務であった。 そこで、救世主として目をつけられているのが"マイクロ水力発電"だ。… twitter.com/i/web/status/1…
世界初、ペロブスカイト太陽光電池が一般施設に設置される。導入は2025年開業「うめきた駅」。 開発した積水化学はネックだった屋外耐久性を10年迄向上。さらにシートの連続製造プロセスも開発し、発電効率を20%迄向上。 日本発、ノーベル賞候補のこの電池。極薄で物や柱にも設置できる大発明だ。
日本が世界をリードする夢の発電「核融合発電」をご存知ですか? 水素1gで石油8t分のエネルギーを作り、安全でCO2も出さない。日本にはJT60SAという世界最大の実験炉があり、年中に世界に先駆けて稼働する。2035年以降には原型炉が作られる予定。実用化すれば、人類は無限のエネルギーを手にする。
次世代パワー半導体「窒化ガリウム」で世界のトップを走る日本。 シリコン製と比べ高電圧に耐える性能は10倍、電力損失も85%減等次世代半導体の筆頭だ。特許出願数は日本がTOP5を独占。TOP15社の内、10社が日本だ。 PCやサーバー、EVに必要な窒化ガリウム。次世代技術の心臓部を日本が握っている。
京都大学などはアルパカ遺伝子から新型コロナ全変異種に有効な「ナノボディ抗体」を作製した。 ワクチンの効かないオミクロン株にも有効で、ヒト抗体が到達できないウイルスの深部にも到達が可能。遺伝子改変もし易く、ヒト抗体の数千倍安価に生産可能。世界のコロナ感染に終止符を打つ発明だ。
CO2からタイヤを作れる時代に。 トーヨータイヤはCO2を使い、タイヤの主原料であるブタジエンゴムを合成することに成功した。… twitter.com/i/web/status/1…
"日本を産油国にする"として話題の藻類バイオマスエネルギー 生産効率が高く、世界年間石油需要を賄うのに必要な耕作面積は、世界の耕作面積比で1.8%、とうもろこし(1430%)と比べると差は歴然 今日本では下水で藻類エネルギーを作る技術開発が進む。低コストで全国1/3の下水で国内原油輸入量を賄える
世界初、シャープは大容量・低コストの「亜鉛空気(蓄)電池」を開発。 太陽光・風力等、世界中で普及する再エネだが、気象条件で発電量が変動する。亜鉛空気電池で蓄電をすれば、この欠点は補える。蓄電は亜鉛と空気中の酸素だけで可能。 当技術は再エネ主力電源化の為、世界中から需要が見込まれる。
トヨタは水を電気分解して水素を作る"水素製造装置"を開発した。 既に開発している燃料電池自動車の設備や生産ラインなどを9割以上流用可能。そのため、量産によるコスト低減も可能だ。今後は工場内などに設置し、水素の地産地消体制を整える。 水素が重要視される昨今、世界で需要のある発明だ。
JAMSTEC等は水深2470mの深海で世界で初めてレアアース泥の揚泥(70t/日)に成功。 揚泥は6月に完成した採鉱装置を使用。関連技術の特許7件も既に申請済。今後は水深6000mでの揚泥にも挑戦する。 南鳥島近海には質量共に世界一のレアアース泥が眠っており、中国一強の世界秩序を破壊する勢いを持つ。
レアメタルが眠るのは南鳥島だけではない。鹿児島湾にも希少資源アンチモンが眠る。用途は難燃剤や鉛電池等多岐に渡り、直径1.5kmの海底に5mの深さで90万tが眠る。さらに、同海域には金も25tが埋蔵されている。 2028年に約30億$に達するとされるアンチモン市場。日本が着々と資源大国に近づいている。
次世代エネルギーの水素は液化すると体積が1/800となり、利便性は格段に上がる。しかし、-253度でようやく液化する為、既存技術では25%の液化効率が限界だった。 NIMSはAMRという磁器冷凍技術を開発。これにより液化効率50%、大幅なコスト削減も可能となる。 世界のエネルギー事情を変える大発明だ。
CO2の再資源化を実現。 北大は固体リン酸塩を使い、常圧・摂氏220度の比較的低温下でCO2を電気分解し、メタノールやエタノールの合成に成功。これは世界で初めての成果。 さらに、石油や液体燃料の原料であるエチレンやプロピレンの合成にも成功。 厄介者とされていたCO2の存在意義が変わる発明だ。
日本は世界が認める素粒子物理学と加速器技術大国。 亜光速で電子等をぶつけ、宇宙誕生の仕組を調べる「リニアコライダー計画」。実験装置は日本(岩手)への誘致が有力だ。実現すれば、3兆円以上の経済効果や15万人近い雇用創出があり、東北の復興にも役立つ。 日本が世界の知の拠点となる日も近い。