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個人やモノづくり初挑戦の方が町工場に見積もりを依頼する時、一番高くなる頼み方と一番安く(適正に)なる頼み方の話です。
町工場の当事者が言うのもどうかな…と悩みますが、モノづくりに関わる全ての方々にハッピーになっていただきたいので。
※以下、あくまで“傾向”です※
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さて、今日は「試作製作の見積もり算出までのステップ」についてご紹介します!
モノづくりはおおむね、仕様検討-構想設計-基本設計-詳細設計…と進むわけですが、詳細な見積もり金額が判明するのはどうしても『詳細設計が終わった後』になります。
#モノづくりご依頼はじめてガイド
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「いいモノ思いついた!」
↓
「売れる気がする!」
↓
「試作っていくらだ?」
↓
「とりあえず試作屋に聞いてみよう!」
この流れ、危険です。
勢いがあるのもステキですが、モノづくりのステップを知っておくことも重要です!
#モノづくりご依頼はじめてガイド
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📞「初めまして。小学生の息子が御社を見学したいと言ってまして」
😄「大歓迎です(ちびっこ工場見学かな)」
📞「人工心臓に興味あって」
😊「あら嬉しい」
📞「HPの写真見て『これサック型だ』って」
🙂「ん?」
📞「三尖弁・僧帽弁の試作品と開発経緯を知r」
😱「シャチョー!シャチョー!!」
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HPの写真から人工心臓のタイプと製造方法まで割り出し、模擬三尖弁(さんせんべん)と僧帽弁(ぞうぼうべん)と血液循環シミュレーターの仕組み・開発経緯を知るためにどうしても見学に来て実物を見たいという11歳の少年…
日本の未来は明るすぎるゼッッ!!!!!
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@BaneAbc16360 ついいましがた起こったガチのマジの実話です!
小3から人工心臓に興味があって"自由研究"のレポート作りたいと…
多分学校外の特別塾的なカリキュラムだと思いますが、それにしても小学生で心臓の弁の名前が出るとは。
すごいですよね笑
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@M0GM4k1uyOd4J72 10年以上更新していないHPの小さな事例写真の片隅に注目するなんて…
持っててよかったHP!笑
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個別にリプできなくてすみません!
ちなみにこの後のやりとりは
📞「このご時世なので見学は…」
😀「ご心配ならリモート見学でも!」
📞「いや、本人が『絶対行く』って言って聞かないんです…」
😆「どちらから?」
📞「北陸です」
😳「ほ、北陸!!??」
😏社長「ほ〜ん(ニヤニヤ)」
です。 twitter.com/YASUHISA_KOKI/…
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今後の続報はコンプライアンスとスッキリのバランスを考慮してお届けします。
ガチリアルタイムなのでゆーっくりだと思いますがご了承下さい。
自分としてはこんな有望な小学生君が当社に興味を持ってくれたことも喜ばしかったですが、無口な社長(父)が嬉しそうにニヤついていたのが印象的でした笑
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大きすぎる反響に指がガタガタ震えております…
その後のやりとり及び今後のいきさつにつきましては、投稿済みのものも含めて改めてこのスレッドに統一して追加いたします。
何年経って読み返してもワクワクできる想い出の記録になればいいなと思います。
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(再掲)
自分としてはこんな有望な小学生君が当社に興味を持ってくれたことも喜ばしかったですが、無口な社長(父)が嬉しそうにニヤついていたのが印象的でした笑
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一点、先方のプライバシーやパーソナルな情報、研究内容については今後全て伏せる、又は脚色しますのでご理解ください。
コンプライアンス8:スッキリ2のバランスで投稿して参ります。
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(再掲)
ちなみにその後の電話のやりとりは
📞「このご時世なので見学は…」
😄「ご心配ならリモート見学でも!」
📞「いや、本人が『絶対行く』って言って聞かないんです…」
😆「お住まいは?」
📞「北陸です」
😳「ほ、北陸!?」
😏社長「ほ〜ん(ニヤニヤ)」
でした!
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その日は質問したいことや見学希望日についてメールですり合わせることを約束して電話を終えました。
しかしその後、驚きの事実が明らかになります。
翌日の朝、先方からメールが届きました。
あの電話の後、息子さんとこんなやりとりがあったそうです。
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🙆♀️「安久さん見学OK!社長の田中さんが案内してくれるって。調べたら目の不自由な方のためのペンも開発してるんだね」
※弊社の『みつろうペン』のこと
🤔「……。」
🙆♀️「どうかした?」
🤔(自室から小5社会の教科書を持って来る)
🤔「田中さんてこの人じゃないかな〜?」
🙆♀️「え?……😱!!」
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「いやもうマンガじゃん!!!」
「絶対会わなきゃいけないやつじゃん!!!!!」
「出会うべくして出会ってんじゃん!!!!!!!!」
どうやら小5の時に学んだみつろうペンのエピソードをずっと覚えていてくれたよう。
そして偶然にも、今一番見学したい会社がそこだったと。
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そんなわけで、具体的なことはなーんにも決まってないわけですが彼に会えるのが待ち遠しい日々です。
別に"天才"だから会いたいんじゃないです。
彼を"天才"だとか"博士"だとか、そんなのは大人にとってキモチイイ脚本を当て嵌めてるだけです。
(大きな大きな自省をこめて)
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純粋に、私たちが信じて取り組んでいる仕事に興味を持ってくれたこと、私たち(社長か?)に会いたいと言ってくれたことが嬉しいし、そんな子ボクらだって会いたいに決まってます。
この出会いによって彼のモノづくりが好きな気持ちがもっともっと飛躍してくれたら嬉しいなぁと思います。
つづく
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「小学生」とか「彼」とか呼ぶのも味気ないので、ここではこれから彼を「BEN」と呼ぶことにしました。
人工心臓と弁が好きみたいなので。
さて、現在当社では絶対にBENを『安久工機LOVE』にして囲い込むべくあらゆる包囲網を張り巡らせております。
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まず、すでに我々とBENはお互いをニックネームで呼び合う仲です。
BENは
社長(父)のことを「タイショー」
母のことを「はっぱちゃん」
そして私のことを「ちゅう」と呼びます。
※当たり前ですけど我々、BENとは呼んでません。
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もうこの時点でBENは我々のことが大好きに決まってます。
見学の小学生に「うちの家族全員ニックネームで呼んでくれ」なんてお願いする町工場のおっさん普通いません。
書き忘れましたがこれ言い出したのは御歳65の社長(工学博士)です。どうかしてます。
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そして、これがまたまったくの偶然なんですが、親類に北陸在住の大学教授(工学博士)がおり、生体工学に非常に造詣が深い上に超ノリ気なため彼を刺客としてBENの元に送り込みました。
近々北陸で盛大な前哨戦が行われることでしょう。
安久工機一族の包囲網はすでに日本アルプスを超えています。
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そして我々は見学日程を土日ブチ抜きの48時間でご用意しております。
小さな知識欲モンスター相手に2〜3時間では到底満たされるわけがありません。やる気スイッチが入った小学生男子の無限の体力の恐ろしさを侮ってはいけないのです。
すでに社長は昔の資料を引っ張り出しアップを始めています。
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その他、あの人も紹介したい、あの研究所にも連れていきたいとワクワクは絶えませんが、到底2日じゃ足りないのでまた来てくれないかなーと(一回目も終わってないのに)思いを馳せております。
つづく