舞台演劇をしてた父から聞いた時代劇での酒徳利のラッパ飲みの仕方。下げ緒を持って徳利を腕に乗せて、こんな風に口のみする。平手造酒みたいな酔いどれのヤサグレ者なんかの飲み方。役者さんは普段からやり慣れてないと、いきなり練習しても、ぎこちなくなりますね。前に出した、たすき掛けと同じで。
二年前にはこんなのを大量に描いてました。基本的な単純な動きですが。
こんなのをたくさん描いてると立体や空間の3Dモデルが脳内に出来上がって、造形物とか人が沢山いるゴチャゴチャしたのも描けるようになってきます。
絵を描く気力やモチベーションが落ちてる時は、大抵自分の中の造形力や画面構成力や空間把握の力が劣化してるので、こういう単純な積み木の絵を一日3コマくらいづつ描いて初心を取り戻します。大体一ヶ月続けると結構な量を描きます。前にも出したやつだけど
ちなみに室内履きのスリッパでも、畳の部屋にスリッパで入ることは日本では禁じられています。外国の人から見ると不思議かもしれない
余程のことがない限り土足で家の中に入ることを禁じている日本では、子供はしばしば横着なことをします。
押入れのお布団の中に手を突っ込む。ヒンヤリして柔らかくて「か・い・か・ん」と子供の頃に堪能する快感の一つだと思うのだけど、みんなそうではないのかな。オモチャのピストルとか人形とかを隠して、夜に怒られる事もある
八十年前位からあった日本の異色のヒロー物で「黄金バット」というのがありますが再アニメ化できたらなー、なんて考えて描いたものです。下の怪人物は有名な「ナゾー」という黄金バットの宿敵です
65歳くらいで一見枯れた御老人なんですが、腰抜かすほど可愛い美少女や美少年描く人もいます。歳とっても女子高生を絵では演じることが出来るのです。
私が影響を受けた画家にドガがいます。子供の頃から時間の流れの中から切り取ったような絵が好きで、止まった絵が好きでないのです。その絵の2秒前のポーズ、3秒後の姿勢まで容易に想像できる絵、みたいなのを好みます。だからアニメーターになったのは必然かも。こんな絵はドガが頭にあったのかも。
萌え萌えの女子高生でも描いてフォロアーさん増やしたいという気持ちも無いわけではないのですが、女子高生ってこんなイメージしかない。
日本刀描くときに気を使うのはやはり柄です。陣太刀はそうでもないけど打ち刀は一般に柄の中ほどが細くなって凹レンズのようになっています。私はそれを強調して描きます。また柄巻きの捻りの凹凸はキチンと表現したいと思うのです。私くらいかもしれないけど。
前に一度出した画面構成や空間意識を高めるためとスピードをつけるための練習です。こういうの定期的にやります
これも過去に出したり消したりしたやつ。木材には切り取り方で板目と柾目などがあるのですが寿司桶などは余分な水分を外に逃がしやすい柾目の板。樽は水を外に逃しにくい板目になってることが多いです。柾目だと木に見えないからついつい板目の木目を描いちゃいますね
この絵は誇張して描いてますが、アジア人が欧米の白人さんを間近で見ると、顔の造形のあまりの違いに衝撃を受けます。単に鼻が高いとかではなくて根本的な土台から違う感じ。アジア人が角材の平面に顔があるとすれば、白人さんは峰の稜線に沿って、そびえる様に顔がある印象を受けます、
以前こんなのを大量に出してましたが、さかのぼると出てくると思うけど、また別パターンを描いてみようかな
再掲。昔お世話になった古豪アニメーターの方が「走りのポーズ一枚見れば動きの描けるやつかどうか見当つく」とおっしゃっていたので、躍動感のある走りが描けるよう心がけました
雑といえば、私が作監なりたての時、ベテランオジサンアニメーターのマジックのような原画にしばしば遭遇しました。見るからに手抜きで雑で大雑把な絵でした。眉をひそめつつ修正しましたが、見た目と裏腹に修正しやすく、絵の座りが良いのです。ぱっと見は雑だけどポイントを押さえてあるんですね
タスキのかけ方。タスキは手順があってれば良いだけでなく、武士なら凛々しく、町人やヤクザならイナセにカッコよくならないとよろしくないです。この絵は右肩で結ぶ感じになりましたが、私自身は左肩で結びます。人によって違うみたい。
私は二度ビックリしました。あとになって調べたけど蟻が鉄を嫌うんてどこにも出てない。あれは何だったんだろう。
子供の頃、朝、米びつを開けたら蟻が無数に入っててビックリしました。これは米ごと捨てるしかないと思いましたが、起きてきた父が見て、驚きもせず「こんなのは鉄を入れときゃいい。蟻は鉄を嫌うから」と言って鉄の栓抜きをポンと米びつに投げ込みました。翌日、蟻は一匹もおらず消え去りました。