前にも描いたけど、また描いてみました。古い日本の木造建築物は造形が複雑で、絵にするのが大変難しいです。まー、上手く描けない。私は日本建築は下から描くことにしています。土台から描きます。立派な屋根の造形に目を奪われますが、下から積み上げるように形を決めます。
これもついでだからまた出します。タスキのかけ方。この絵は右肩で結ぶ流れですが、私は左肩で結びます。人それぞれみたいです。手順が合ってれば良いだけでなく、武士は凛々しく、ヤクザは威勢よく、町人ははイナセに
日本刀の鍔には左右に穴が開いてます。片方だけ開いてたり、穴のないものもある。この穴は飾りではなく、小柄(コヅカ)と笄(コウガイ)を通すための穴です。小柄はナイフ、笄は髪を結うのに使います。これを装着するには鞘に小柄櫃、笄櫃という穴を掘らなくてはならない。あまり時代劇では出てきません
これは右手に緑、左手に赤の色鉛筆を持って、同時に描いてみた絵です。特に意味はなくて遊びで描いた絵です。左右で別々の字を同時に書ける特技があるので、こんなことも出来ます。
あくまで絵で表現する上でのデフォルメの話です。時代劇の和服を描くとき、男性は着物の裾を後ろ方向に吊り上げる様に描いてます。袴などは帯の膨らみもあるから、後ろに吊り上がります。そうしないと、しまりがないので。少。女性は逆に裾を前に吊り上げます。少年の袴なども。穏やかな感じになる。
AIの絵は転ぶ絵が苦手だとネットで見ました。転び方は際限なくありますから、ネタは尽きないし、描くのは好きです。
「布団の日」なのだそうです。押し入れのたたんだ布団の間に手を突っ込む快感。ひんやりした布団の心地よい圧迫感。子供はみんなやると思う。
私は画面構成の基本は三角形構図で、安易といえば安易なのです。四角いフレームに斜めに切れ込む構造線を意識して使っています。4つの角を持つフレームに最も映えるのは3つの角がある三角形しかないので。あとは、円形かな。あまりアカデミックな画面構成の理論は解りませんが。
絵の上達のためには、たくさん描け、と昔のベテランさんは言ってました。山ほど描けば上手くなると。今は、割と否定されてます。間違った絵を沢山描いても無駄だと言われます。私はどちらも正しいと思います。ただ私に限って言えば、変な絵でも沢山描いた方が得たものは大きかった。
平面に何かを描く時、絵画では陰影で表現する方法もあるけど、イラスト等ではやはり描線で形を決めていくと思います。そのコンセプトは2つあって、一つはかたまり、マッス(量感)で捉える方法。かたやアウトライン、シルエット(フォルム)で捉える方法。太った人を描く時、上図はかたまりを重ねて描いた
まーた理屈っぽい話だけど、抽象画以外の絵画は、3Dを2Dにするという作業だと思います。その時、平たい紙に立体を描く作業と、空間を描く作業が、本質的には同じなのに、別の感性が必要な気がしてます。紙の上に立体を盛り上げる作業と、紙に空間を掘り込む作業は似て非なるものでほないのかなと
誰から聞いたか忘れたけど、良く見える品物と安っぽく見える品物の違い。スプーンでもハサミでも、造形を構成してる情報量が違うそうです。単なる曲線でもアールを形成する多彩な半径の円の数が違う。安っぽいものは構成してる円の数が少なく、良いものは無数の円が内包されてるらしいです。
先輩に描き終えた絵に満足しないで「もうひと押し」「もうひと伸び」「もうひと手間」「もうひとひねり」加える余地はないか?かんがえろと言われました。一番上の絵は「あそこにUFO!」というセリフのポーズだけど、伸びが足りない、二番目でも満足しないでもうひと伸び。さらにもうひと伸び。
だから、もっと細心の注意をはらって円のパースを描かなくてはならないけど、まー難しいです。この教えもホントにあってるのか間違ってるのか。3Dの丸テープルや丸椅子もそんなに厳密なパース処理されてない気がするし。この話を職場でしても、皆さん当惑するのです。
安易に上下に円を圧縮させて楕円にしてるだけで、机のパースに乗ってないそうです。真上から見て中図のような絨毯だと、この描き方だと下図のように円の接点がズレるのです。
これは何人かの先輩に教わった凄くわかりづらい話です。テーブルにこんな角度で丸い食器を置く時、こう描くなと言われました。間違ってるそうです。でも、今では多くの人がこう描いてるし、厳しい演出家さんも通しています。3Dで作られた仮レイアウトもこうなっています。何が違うのか?説明も大変。
ピストルとか参考はたくさんあるけど、うまく持たせた絵を描くのは、難しいです。重いピストルを持っている実感が表現出来ないと、形だけデッサンが正確でも伝わらない。「実際に持っている感じ」を表現するのは苦労します
こういう人の動きはやめとけ、と先輩に教わりました。どの絵も体重のかかっていない左足を軸足にして動き出しています。重心が乗っているからこその軸足であって、超能力者なら構わないけど、これはやめておけ、どの話でした。
こんなのを山のようにたくさん描くのですが、元々の動機は、バックハウスというクラシックのピアニストが、日々の訓練としてひたすら音階の基礎的練習を繰り返してる、というのを読んで、じゃ絵描きなら立体構成の練習かな?なんて思ったのです。
左端からスタートして右へ進みます。
猫や犬が全力疾走してるのを横から見ると、背骨がムチのようにしなって躍動してるのが見える気がします。なかなか絵で表現するのは難しいけど
犬と猫を描くとき、胴体のフォルの描き分けは割りと意識的にやります。猫は頭に向かって収束するようなシルエット。犬は後方に収束するように描き分けます。猫族と犬族は肋骨のフォルムが逆で、猫族は後方に広がる肋骨をしています。ライオンとかもそうです。犬は逆なので後方に絞るように描いてます。
最近はマッチも見なくなりましたが、日本ではマッチは手前から外に向かって擦り出すように火をつけるのが一般的です。昔の火打ち石の名残りなのか。外国では手前に向かって擦るのを映画でもよく見ます。その方がハードボイルドっぽくてカッコいい。
これも父から聞いた話。風呂敷の荷を背負う時、時代劇で左上みたく背負ってるのをたまに見ますが、これでは重みで首が閉まってしまうから、右のように少し肩に引っ掛ける感じか、もっと下の方で縛るのです。小さく描いてあるのはヘロヘロに疲れた行商の人