コルレ尾根(@Tori_Corleone)さんの人気ツイート(リツイート順)

26
スコセッシが80歳になった。コッポラは彼を the greatest film teacher in the world と呼んだが、それもよく判る。スコセッシほど納得ゆくように映画の魅力を語ってくれる監督はいない。作家主義に準拠しつつも仏国系批評家が貶すカザンやリーンもきっちり評価している。ずっと映画を語り続けてほしい
27
日本でロケ撮影されたボブ・ディランの"Tight Connection to My Heart (Has Anybody Seen My Love)"のPV(1985年)⇩。ディランの指名で、ポール・シュレイダーが監督している。シュレイダーによると彼自身もディランも途中で駄作になると気づき、ウンザリしながら撮影を進めたらしい。今観ても珍品
28
スピルバーグの新作The Fablemansにはデイヴィッド・リンチが役者として出てくる。リンチは最初は出演を渋り、説得するのに3週間もかかったそうだ。ただ一旦決まると後はスムーズ。「撮影の時はスナック菓子のチートスを用意してくれ」というのが唯一のリクエストだったらしい😅
29
2006年ホアキン・フェニックスが車の事故を起こした。通りすがりの男性が駆けつけて窓硝子を破り、ホアキンを引きずりだした。ガソリンが車の中に漏れていて、対応が遅れていれば惨事にもなりかねなかった。この助けた男性というのが偶然にもヘルツォーク監督。ホアキンとはそれまで会った事もなかった
30
ガンガ・ディン 『魔宮の伝説』で元ネタにされた名作活劇。カルト集団、寺院、象、吊り橋など共通する要素が多く、ルーカスやスピルバーグがどこからアイデアを得たかが興味深い。特に最初のゴーストタウンのシーンはユーモアとアクションが融合していて、インディ・シリーズへの影響を強く感じる
31
スコセッシはNY映画批評家協会賞の授賞式にメッセージを寄せ『TAR/ター』を絶讃した。こういう高踏的な映画に対する観客の需要が失われつつあることに危機感を覚え、せめて宣伝に力添えしようとしたらしい。「『TAR/ター』を観て不安が消えた」と言い、今の米国映画界の危機的状況に言及している
32
『トイ・ストーリー3』等の監督リー・アンクリッチはキューブリックの『シャイニング』の大ファンで、これまで未公開だった資料を発掘してメイキング本を編集した。その出版に合わせて『シャイニング』製作時の珍しい写真が公開されている。この2枚など初めて見た⇩
33
映画監督たちのゴダールに関する発言を読んでいると、当たり前の事だが誰もが彼に拝跪しているわけではない。例えば巨匠ベルイマンはゴダールを偽インテリと呼び、その作品も退屈そのものと評している。ヘルツォークも「私にとってゴダールのような人は知的な贋金でしかない」と辛辣に言い切っている
34
ヘルムート・バーガーが亡くなった。彼は映画のイメージ通りのデカダンな性生活を送ったようで、自伝にはその相手として何人も有名人が出てくる。特にミック・ジャガーに関してはジャガー本人、そして彼の妻とも関係を持ったそうだ。「私は3つの人生を生きた。それも4ヶ国語でね。全く後悔してない」
35
アル・パチーノに子供が誕生というニュースだが、余りおめでたいことでもなさそうだ。パチーノは相手の女性に騙されたと思っており、DNA鑑定を求めている。女性は「甲状腺疾患で妊娠できない」と言っていたそうで、子供が出来るなど予想外だったらしい。彼女の父親も巨額の脱税の前歴があり、胡散臭い
36
フォード、ヒューストン、ホッパーの有名な写真⇩。1971年9月13日にヴィクター・スクレブネスキーが撮った。この写真については裏話がある。ヒューストンとホッパーは一緒にウイスキーのCMに出た。その撮影時フォードの話になり「彼に最近会った?」とホッパーがヒューストンに聞いたそうだ。→
37
①NEONという雑誌に載った八百屋の話。彼は1960年代からキューブリックの家に野菜や果物を届けていたが、キューブリックは何年もノートにそれらのサイズと色を細かく記入していたという。ある日など午前2時に電話で呼び出され、なぜだか判らないが、キウイフルーツについて徹底的に質問されたらしい😅
38
⇩『時計じかけのオレンジ』の映画化が進行していた頃、音楽関係者が署名を集めて「ミック・ジャガーを主人公アレックス役に」とアピールした(宛名は最初に脚色を担当したテリー・サザーン)。注目すべきは添えられている署名で、ビートルズ・メンバー全員、それにマリアンヌ・フェイスフルの名前がある
39
①1982年年末にフジテレビでスピルバーグの特集番組が放送された。取材範囲が広く、意外に貴重な内容。家の玄関に三船敏郎の書いた表札が掛けてある、とは聞いていたが、確かに(室内ではあるが)掛けてあった。他の場所にも誰が書いたかは不明だが日本語の表札がある
40
#ヒッチコックのすごいところを言う 何も言わなくても、この1927年に作られたサイレント映画『下宿人』の一カット(階段を降りてゆく手)を観るだけで充分。ヴィジュアルセンスがとにかく尖鋭的。
41
#好きな映画ポスターを晒す 河野鷹思デザインによる松竹映画『父』のポスター。1930年のものとは思えない
42
Sight and SoundのGreatest Films of All Time 2022が発表された。 ①ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地 ②めまい ③市民ケーン ④東京物語 ⑤花様年華 ⑥2001年宇宙の旅 ⑦美しき仕事 ⑧マルホランド・ドライブ ⑨カメラを持った男 ⑩雨に唄えば 前回は以下の通り⇩
43
1957年、BFI Southbank(当時はthe National Film Theatre)のオープニング・セレモニーでマーガレット王女に挨拶する黒澤明。ジョン・フォード、ルネ・クレール、デ・シーカの姿も見える。セレモニーの写真は見たことがあるが、動画は珍しい
44
World of Reelによると『インディ・ジョーンズ5』が完成し、試写が行われた。結末が複数用意されていて、試写の反応が良い版を選ぶとのこと。気になったのはその内容で、関係者によるとタイムトラベル物らしい。前作でも急に✕✕が登場したが、こうなるとこのシリーズの味わいがどんどん薄れる気がする
45
観た本数を自慢する映画マニアがいるが、例えばポール・シュレイダーなど宗教上の理由で17歳まで映画を観たことがなく、有名な映画批評家であるポーリン・ケイルと出会った時もそれまで鑑賞した映画がわずか30本だった。それにもかかわらず批評眼を認められ、難関の映画学科へ推薦してもらえた。勿論→