八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(古い順)

326
紙数の関係から抜粋ということになりますが、もっとも「清少納言節」が利いている段を選びました。
327
「秋の七草」にススキ(芒、薄、学名:Miscanthus sinensis)が入っていますが、「ススキって花なの?」と思われる方も多いでしょう。そして「ススキって地味ぃ~」と見られがちですが、平安時代のススキは赤い花がポピュラーであったようです。写真は都内でなかなか見かけなくなった赤いススキです。
328
『なりきり訳・枕草子』(淡交社) 本日書店発売でございます。 どうぞよろしくお願いいたします~。
329
本日は東京西郊に写真撮影に参りましたが空振りに。しかしそこからの帰路、思わぬ収獲がございました。浅葱色の美しき蛾、オオミズアオ(大水青、学名:Actias aliena)でございます。
330
中秋の名月。 天気予報で今宵の東京では無理かなと思っていたのですが、無事に見られました。千年前の人が見た月も、今宵の月と同じ月。
331
早稲田で見かけたクサギ(臭木、学名:Clerodendrum trichotomum)でございます。臭いと言っても悪臭ではなく、葉や枝からピーナッツのような香りがします。 この木は、新嘗祭の時に用いられる「黒酒」製造で使われます。
332
しつこくて申し訳ございません。 今宵、十六夜(いざよい)の月。 右上から陰り始め、クレーターが見え始めています。
333
ヒガンバナ(彼岸花、学名: Lycoris radiata)。 日本に来た時期には諸説有りますが、稲作と共に、畦を守る花として日本に伝来したという説も有力です。
334
田の畦に植えられ、その毒性を利用してモグラの侵入を防いだ(エサになるミミズがいなくなる)とも言われています。同様の目的で墓地にも植えられたため、「死びと花」などという別名も有ります。
335
キジのささみ肉を焼いて、「ひれ酒」のように熱い日本酒を掛けた「雉酒」。遅くとも江戸時代には、宮中の新春で飲まれていたお酒です。 簡単に申しますと「味の素」味。アミノ酸の旨味たっぷりのお酒です。これは実に美味しい旨酒。 ただし「出し殻」のキジ肉は、あまり美味しくはなかったです。
336
『日本の装束解剖図鑑』(エクスナレッジ社)の繁体字版が台湾の出版社から刊行されました。 繁体字が並んだ様子は、まるで元の古典籍に戻ったような錯覚を覚えます。  從唐風到國風  十二單的誕生 唐風より国風に到り… 漢詩みたいでカッコイイです(笑)
337
本日は旧暦の9月9日、重陽の節供でございますので、菊酒で一献。 菊酒には諸説ございますが、まずはイメージで。
338
本日ただ今「十三夜の月」。 『躬恒集』 「清凉殿の南のつまに、みかは水ながれいでたり、その前栽にさヽら河あり、延喜十九年九月十三日に賀せしめ給ふ、題に月にのりてさヽら水をもてあそぶ、詩歌心にまかす、  もヽ敷の 大宮ながら八十島を   見るこヽちする 秋のよのつき」
339
十三夜の名月は中国に準拠したものではなく、宇多法皇がなんとなく 「この月が 良いねと君が言ったから  九月十三日は 月見記念日」 とばかりに始めたものなのです。
340
執筆中。本日のオヤツは栗でございます。 栗というと、皮むきが非常に面倒くさいのですが、今回は「ポロタン」という品種。岐阜は中津川から参りました。 切り込みを入れて電子レンジで6分ほどチン。 鬼皮も渋皮も剥けて、中から栗の実コンニチハ。これは簡単です!そしてうわさ通りの美味しさです。
341
昨日見かけましたエノコログサ(狗尾草、学名:Setaria viridis)でございます。 イネ科植物の野生種は赤い穂だったようで、稲もススキも野生種は赤穂ですが、エノコログサも同様のようです。
342
このたび『宮廷のデザイン-近世・近代の御下賜の品々』(平凡社)を刊行させて頂くことになりました。 宮中に関わる御品のデザインは優美にして華やか、伝統を継承しつつも洒脱。その素敵な世界を皆さまに知って頂けましたら幸いです。どうぞご覧になって下さいませ。
344
紙面の許す限り、ディティールについても御覧頂けるように致しました。
345
明治二十年(1887)頃のカップ&ソーサー。 明治前期に用いられた「御旗御紋(みはたごもん)」が描かれます。菊花御紋の後ろに日月の錦旗が交差するデザイン。案外と知られていないのではないでしょうか。 国賓を迎えての晩餐会の食器などで現在も用いられています。
346
これは宮廷衣服ではないのですが、桐紋の意味を説明するために。近代の法服です。
347
本日は「立冬」。 装束の世界では冬服への衣替えの日です。 江戸時代まで、衣更えは旧暦の4月1日と10月1日でした。明治になっての改暦(旧暦から新暦へ)となり、「立冬・立夏の日を衣更え当日とする」と定めました。これならば旧ルールとほぼイコールになるのです。
348
11月、京都では多くの神社で「火焚き」が行われます。8日の月曜日、伏見稲荷大社の火焚神事を拝見いたしました。高く炎が上がる火焚台が3基。全国から奉納された数十万本の「火焚串」が焚き上げられ、神職と参列者一同が「大祓詞」を奉唱。荘厳な神事でした。
349
来年1月に刊行予定の本の取材で奈良へも。朝降っていた雨が止み、春日大社の回廊の檜皮葺から立ち上る蒸気が何とも神々しく神秘的です。 修学旅行生が多くいます。鹿と戯れる姿も微笑ましく、日常が戻りつつある幸せを感じました。
350
御蔭様で『なりきり訳・枕草子』が重版となりました。有り難い限りでございます。 twitter.com/tankosha_bs/st…