八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(新しい順)

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秋深し。ナツヅタ(夏蔦、学名:Parthenocissus tricuspidata)が美しく紅葉しつつあります。
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東京・中野の飲み屋街、居酒屋の横にあるヒイラギ(柊、学名:Osmanthus heterophyllus)の花が咲き始めました。野山であろうと飲み屋街であろうと、同じように季節は移ろいます。
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本日11月12日は「洋服の日」です。 明治五年(1872)、官員の礼服を和装から洋装に改める布告が出た日を記念したもの。このときに千年の礼装である束帯が廃止され、大礼服が定められました。 『宮廷のデザイン』(平凡社)より。
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本日も旧暦10月15日。1024年前に藤原道長が見た月と同じ月です。なお「虧初」というのは「食の始まり」という意味です。
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望月の和歌を詠んだ藤原道長。月の満ち欠けに関心があったようで、彼の日記『御堂関白記』にも月蝕の記録は数多いです。たとえば 「長徳四年(998)十月十五日、庚子、土除。〈月蝕大分皆既、虧初子三刻二分、加時丑三刻五分、復末寅四刻二分>。」 と、今日の皆さまと同じように刻々と記しています。
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森で「綿飴の香りがする」と感じたら、近くに黄葉したカツラ(桂、学名: Cercidiphyllum japonicum)があるはず。 黄葉したり落葉したカツラにはマルトールという物質があり、甘く香るのです。
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今日の植物散歩。不気味なモノシリーズ。 ケンポナシ(玄圃梨、学名:Hovenia dulcis)の実。見かけによらず甘く美味しいのです。 シキミ (樒、学名:Illicium anisatum)の実。見かけ通りの凶悪さ。中華香辛料の「八角」(スターアニス)に似ているのですが、食べたらハイ、死にます(きっぱり)。
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ヒオウギ(檜扇、学名:Iris domestica)の種子、「烏羽玉(うばたま)」です。 そう、「夜」「黒」の枕詞の、あの「ぬばたま」。あっと言う間に秋ですね。
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『鎌倉殿の13人』を見ていましたら、尼御台が京から来た女性2人をもてなすために、高坏に「唐菓子」を盛っている場面が登場していました。特に説明も無いのに、このこだわりが素晴らしいです。
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『後拾遺和歌集』所収の兼明親王の歌 七重八重 花は咲けども山吹の  実のひとつだに 無きぞあやしき や、ここから派生した太田道灌の逸話が有名なので、「ヤマブキには実がならない」と信じておいでの方も多いのですが、実がならないのは八重咲き品種で、通常のヤマブキは結実します。
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ヤマブキ(山吹、学名: Kerria japonica)の実です。属の異なるシロヤマブキ(白山吹、学名:Rhodotypos scandens)は黒い4つの実が目立ち、よく見かけるのですが、ヤマブキの実は地味で、じっくり見ないと気がつきません。
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今年も栗のシーズンに。 「栗は美味しいけれど、皮を剥くのが……」 と仰る、そこのアナタ。 この品種「ぽろたん」は、最初に切れ目を入れて電子レンジや蒸し器に掛けるとアラ不思議、渋皮も綺麗に剥けるのです。去年試しに買って大変気に入って今年も購入です。
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本日ただ今、東京で見る中秋の名月。 千年前の人も見ていた同じ月。
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この子を刺し殺して埋めたのが北条義時の郎党「藤馬(とうま)」というのです。そういえばアサシン善児の二代目は「トウ」とか言っていましたねぇ。。。
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ちょっと『愚管抄』(慈円)を読んでおりまして、そうそうと思い、『鎌倉殿の十三人』の現在の状況を見ましたら。 「サテソノ年ノ十一月三日。終ニ一万若ヲバ義時トリテヲキテ。藤馬ト云郎等ニサシコロサセテウヅミテケリ。」 一万若というのは、頼家の長子・一幡のこと。まだ子どもです。
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水元公園のオニバス((鬼蓮、学名:Euryale ferox) は、ますます鬼気迫る勢い(笑)を増しています。
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朝のオニバスの写真を撮りに葛飾区は水元公園再訪。ハスも美しく咲いていますが、そこにヒラヒラと飛び来るチョウトンボ(蝶蜻蛉、学名:Rhyothemis fuliginosa)の金属光沢が、まぁ美しいこと。 また、飛び方・羽根の動かし方が、「風の谷のナウシカ」に出てくる蟲のようで、なんとも不可思議です。
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こちら葛飾区水元公園のオニバスの水上花が咲き始めました。自らの葉を突き破って咲く、なかなかに鬼の根性の持ち主です。
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ゴボウ(牛蒡、学名:Arctium lappa)の花が咲いています。 種子を去痰・消炎、乳腺炎などの婦人科病に効果がある生薬「牛蒡子」として用います。中国三世紀頃の『名医別録』では「悪実」と表記されましたが、この、なかなか凶悪な面構えを見て頂ければ納得かと(笑)
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本日は七十二候の「半夏生」です。 『礼記』(月令) 「仲夏之月(旧暦5月)、日在東井、昏亢中、旦危中(中略)是月也、日長至、陰陽争、死生分。(中略)鹿角解、蝉始鳴、半夏生、木堇栄。」 「半夏」とはサトイモ科のカラスビシャク(烏柄杓、学名:Pinellia ternata)のことです。
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ベランダで栽培しているアカネ(茜、学名:Rubia argyi)、いわゆる「日本茜」を一本抜かせて頂きました。 まさに「赤根」ですね!
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ヤマアイ(山藍、学名:Mercurialis leiocarpa)はタデアイ(蓼藍、学名:Persicaria tinctoria)とはまったく別種の植物です。 ここで実験有職学。 ヤマアイの根は白いのですが、干すと青くなります。水溶性なので水に浸けるだけで美しい染液ができます。 ただしすぐに退色してしまいます。
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オニバス (鬼蓮、Euryale ferox) の葉が展開し始めました。 『枕草子』 「恐ろしげなるもの。つるばみのかさ、焼けたる所、水ふぶき、菱。髪おほかる男の洗ひてほすほど。」 この「水ふぶき」=「芡」がオニバスのことです。 平安時代は葉は漬物に、種子は「鶏頭」と呼んで美味しく食べたようです。
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ナンテン(南天、学名:Nandina domestica)の花が咲き始めています。 ナンテンの文献上の初出は藤原定家の『明月記』、寛喜二年(一二三〇)六月二十日の記事だとされます。
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八百屋さんでササゲ(大角豆、学名:Vigna unguiculata)を見かけて迷わず購入。最近なかなか見かけませんね。インゲン豆の長いのといった感じです。 ササゲというと関東で赤飯に入れたりしますが、こういう未熟段階でも食べられます。平安時代も、豆として、そして青い未熟段階でも食べられました。