三条京阪(@sanjou_keihan)さんの人気ツイート(古い順)

26
きっと先生方は研究室の鍵を閉めながら、おや先生も国文科の研究室に? ええ、先生もですか。なんでも生ものがあるそうで…。いったい何があるんでしょうなあと、立派なカイゼル髭を触りながらお話なさったに違いありません。しかしあるのはカステラです。
27
運よく何人かの先生が院生の研究室まで来てくださいましたが、誰も机の上のカステラには触れません。距離を取りつつ世間話をなさっています。しかしそれでいて、時折ちらちらと部屋の中を見渡したりなさる。そうです「生もの」を探していらっしゃるのです。先生、生ものはそこです。そのカステラです。
28
もういっそ、お醤油とわさびを出して「先生方どうぞ、いま流行りの台湾カステラのお刺身です」といってしまおうかとも思いましたが、そうもいきません。第一先生方が本気になさってしまう可能性が二割くらいある。そんなはずがあるまいとお思いでしょうが、なにせここは国文科です。
29
結局、ある先輩の「立ち話もなんですから、カステラでもいかがですか?」のひと言で、先生方は生もののカステラを食べてお帰りになりました。生ものとは何だったのか、先生方はいまも不思議にお思いの事でしょう。カステラ騒動はこれにておしまい。めでたしめでたし。
30
駅が混んでいてお土産の551買って来られなかったや、ごめんねと祖母に伝えたら「もう生きとるうちに食べられへんかもしれんなァ…」というので、くそう、後期高齢者しか使えないずるい台詞を使いやがって…! と思いながらネットでお取り寄せの注文をしました。
31
狂言の時間も、平成初期までは、みんなお弁当食べたり、トイレ行ったりする時間だったんですよ。(歌舞伎の弁当幕みたいなものですか?)その通りです。歌舞伎と同じように、気を張らない娯楽として楽しんでいたんです。(写真=能を観る江戸期の人々の様子「弘化勧進能絵巻」法政大学能楽研究所より)
32
先生:私が能を見始めた平成初期までは、観客は上演中にバナナ食べたりしてたんです。けど今では飴の袋をあけることすら憚られるでしょう。能の歴史を見ても、明らかに今が異常なんです。能の歴史の上からいえば、飲み食いをしながら観るのが普通なんですから。
33
(どうして変わってしまったんでしょう?)もちろんコロナもありますが、やはり能を芸術として観るようになったのが大きいですね。そしてこの風潮は、関西より関東の方が強いです。(歌舞伎でも観劇中に何かを飲むと嫌な顔をする人がいますね)そういう人の方が野暮なんです。
34
「国文科へ進学することになってしまった不幸な君たちへ」
35
面倒くさい大学院生なので、ベッドで作業をしている恋人に「おい! ベッドでMacbookを使うな! そのベッドは無印のベッドなんだ! 無印のベッドに寝転がって、Macbookでスタバの新作ページを眺めるなんて、丁寧な暮らしじゃないか! 言語道断だよ!!!」と叫んだりします。
36
挫折に次ぐ挫折の末に弊学へ流れ着いた私は、入学式で大学の名前の入った八つ橋が売られているのを、あんなもの誰が買うのだろうと小馬鹿にしながら眺めていた。けれど、その八つ橋を父が大量に買い込み、職場で「うちの子が大学へ入ったんです」と喜び配っていたという話を聞いて、とっても後悔した。