1
救いを求める声があって、初めて手を差し伸べる者が現れる。誰もが己の辛く惨めな状況など語りたくはないだろう。だが、願いや希望を伝えなければ誰にもわからない。助けるのも勇気、助けを求めるのも勇気だ。今は誰かに助けてもらったとしたら、いつかお前が誰かを助けてやれ。そうして繋がっていく。
2
世の中にはお前がやるべき事がある。お前にしか出来ない事がある。お前を必要とする人がいて、同じく場所がある。まだ見つけていない、勝手に無いと思ってる、探そうとしていない、辿り着いていない、立ち上がっていない、見逃している、聞き逃しただけだ。誰も与えてはくれない。自分で掴み取れ。
3
今年一年、楽しく上手くいった者も、辛く上手くいかなかった者もいるだろう。たかが暦と侮るな。切り替えたり、決意を新たにする良いチャンスだ。短い時間でも今年を振り返り、来年に活かせ。お前が座ったままなら何も変わらない。お前が歩み出せば何かが起きる。来年のお前は、今のお前次第だ。
4
もしも無欲な者がいるならば、今夜はどうか皆の幸せを夜空に願ってくれ。これ以上災害や疫病に人々の生活が乱されないように。夢や希望が奪われないように。頼んだぜ。
5
悲しみが消えなくても朝が来て、憤りが収まらなくても立ち上がり、状況が変わらなくても今日を生きていく。だが、その中に希望がある。僅かかもしれない、直ぐには降り注がないかもしれない、簡単には手に入らないかもしれない。だが、その生活の先に希望がある。だから絶望だけはしないでくれ。
6
不安になるな、落ち着け、というのは難しい状況だろう。だが、そんな中でも気持ちを整えてみろ。そんなお前を見て、お前の家族や仲間は安心するだろう。それがお前の出来る人助けだ。もしも気持ちが整えられないのなら、整っているヤツを見ろ。一人の安心は皆の安心に繋がるはずだ。
7
今また辛い状況に置かれている者がいる。直ぐに前を向かないでいい、立ち上がらなくていい。気持ちが整ったら、気力が戻ったら、勇気が奮い立ったら、涙が枯れたら、手を差し伸べる必要があったら、自分のタイミングで立ち上がり、前を向け。お前なら出来る。だから今は沈んでもいい、悲しんでもいい。
8
他人の夢を笑う奴の夢は叶わない。他人の頑張りを認めない奴は頑張っていない。他人の本気を貶す奴は本気を出していない。他人の努力を認めない奴は努力していない。他人の容姿を馬鹿にする奴の心は醜い。誰かに悪く言われた時に、この言葉を思い出してみろ。気が楽になるかもな。
9
お前の心の中は誰にも覗けない。お前の想いは誰にも見えない。お前の本心を誰も知らない。だから言葉で伝える。態度や表情で露わにする。書いて、描いて表現する。自分から発信しなければ何も伝わらない。誰にもわかってもらえない。自分から孤立するな。格好悪くても追い求めてみろ。
10
自分で自分の可能性を諦めないでくれ。自分で自分の道を塞がないでくれ。自分で自分の運命を決めつけないでくれ。自分で自分の幸福を手放さないでくれ。自分で自分の不幸を納得しないでくれ。自分で自分の希望を遮らないでくれ。だが、自分で自分を買いかぶらないでくれ。
11
悲しさに泣いて、孤独に沈んで、怒りに耐えて、悔しさに憤る毎日かもしれない。しかし、仲間に感謝して、夢に前進して、希望に溢れて、くだらないことに笑う日々に戻る時が来る。今すぐ前向きになるのは難しいだろう。だが、お前ならいつかなれる。何かに閉ざされたとしても、お前の手で再び切り拓け。
12
楽をして逃れようとしている奴がいて、嘘をついて富を得ている奴がいて、誤魔化しても評価されている奴がいて、適当なのに褒められてる奴がいて。そんな理不尽が蔓延しているとしても、お前はお前の信じた道を行け。お前の誇りに従え。お前の正義は何処にある?
13
今は満足のいかない状況下にあるかもしれない。今は面白くない日々の連続かもしれない。だが、今日と真剣に向き合わない奴に未来はない。目の前の出来事に懸命に取り組まない奴に将来はない。毎日の歩みを止めてはならない。自分で希望への道筋を閉ざすな。今の努力や頑張りが夢への扉を開く鍵だ。
14
どんな生まれでも、どんな職業でも、どんな性格でも、どんな過去でも、どんな生き方でも、どんな暮らしでも、どんな志でも、どんな姿でも、お前はお前だ。他の誰でもない。お前の見本はいない。理想のお前は、現実のお前自身が作るしかない。
15
恐らく危機は去っていない。気を抜くな。心を落ち着かせ、冷静に状況を把握し、迅速に行動するんだ。そして準備や確認を怠るな。情報に耳を傾け、思い込みに左右されない様にしろ。お前やお前の家族、お前の仲間、その生命以上に大切なものなんてない。判断を誤るなよ。もう何も起きない様祈ってるぜ。
16
心の中で自分には才能がない、誰かがどうにかしてくれる、言っても無駄だ、誰かさえいなければ、自分には出来ない、誰々には勝てない、自分のやってる事はちっぽけだと思ってやしないか? だから駄目なんだ。だから叶わない。だから上手く行かない。諦めずに進め。才能や運はそういう奴についてくる。
17
お前の人生において様々な困難や障害が立ち塞がるだろう。その時は沈んでもいい。誰かの力を借りてもいい。何か希望を見つけてからでもいい。前を向いて歩き出せるその日まで、ゆっくり休めばいい。それは、いつか立ち上がる為の準備期間だ。焦りに負け、闇雲に動き回ることが頑張るって事じゃない。
18
何を成し遂げるにしても、辛い事や嫌な事が付きまとうだろう。それを回避した先にも形を変えて必ず存在する。だからいずれは立ち向かわなければならない。理想を現実にする為に。夢を実現させる為に。お前の目指す場所は、逃げ回った先にある程ちっぽけじゃないはずだ。
19
人の発する言葉は扱いが難しいな。時に宝のように有難く、時に凶器のように鋭く、時に陽射しのように暖かく、時に雨のように冷たく、時に希望のように導く。言葉は心を伝える。使い方を誤るんじゃないぜ。
20
必ず立ち上がる。必ず再開する。必ず復活する。そう誓えるなら、たまには立ち止まってみろ。投げ出してみろ。走ってるなら歩いてみろ。叫んでるなら黙ってみろ。我慢してるなら泣いてみろ。休むのと諦めるのは違う。そうして気分を新たに甦れ。そしてまた挑め。その時間は無駄じゃない。
21
今日一日を精一杯生きたか? すべての日を悔いなく過ごすのは難しい。たまに立ち止まり振り返ってみろ。今見ている景色も、周りにいる仲間も永遠じゃない。改めて心に刻む日があってもいい。感謝や希望を胸に、そしてまた毎日に戻っていく。当たり前に生きてるんじゃない。それには意味があるはずだ。
22
お前には見えないものがあり、お前にしか見えないものがある。お前には聴こえないものがあり、お前にしか聴こえないものがある。お前には辿り着けない場所があり、お前にしか辿り着けない場所がある。まだ見ていない、聴いていない、辿り着いていないだけ。他の誰も探せない。お前が見つけるんだ。
23
悔しいという感情は簡単に湧き上がる。敗れたり、上手を取られて平気な者などいないだろう。実は感情の中でも前向きなものかもしれないな。問題はその後だ。愚痴をこぼす、数日で忘れ去る、いつまでも気に病む、糧として立ち上がる。その熱量をどう処理するのか。それが夫々の命運を分けると思うぜ。
24
誰かのせいにして逃げるのは、立ち向かわなかった自分から逃げること。何かのせいにしてやめるのは、続けることをやめた自分を認めること。結局誰の何のせいでもない。どんな決断もお前が下したんだ。そこに覚悟があったのか、よく考えてみろ。やり直す気持ちがあるなら、取り戻す時間もあるはずだ。
25
後悔に支配されて過去に捉われるのは頂けない。だが、自分の歩んで来た道程を確認する為なら、時折振り返ってみるべきだ。そこには決して平坦じゃない歪んだ轍が刻まれているだろう。このまま進めばいいのか、もっと上手く進む事は可能なのか。きっと、お前の作って来た軌跡が教えてくれるはずだ。