1001
アドマイヤマーズ。G1の友道厩舎って仕上げ。グランアレグリアが前に行ったことで、よりレースプランが上手くいった。長くいい脚を使って被せて、ライバルの瞬発力を封じ込めた。メジャーに似とって、併せてからがしぶとい馬やね。クリノガウディーはポケットに入って、いい意味で勝ち馬に便乗できた。
1002
ターコイズSは昨年とほとんど変わらない決着で配当こんなに付くとは。ミスパンテールの勝因は距離。前2走の敗戦が布石になって折り合えてた。今回が値打ちやった感満載やけど、マイルまでがベスト。リバティハイツは強い3歳馬にして盲点。友一が馬を手の内に入れてた。このコースは傾向が出るんやね。
1003
日本馬も頑張っとるんやけど、香港は急激に馬とレースのレベルが上がったね。モレイラとパートンがしのぎを削る場所やもんな。調教場も拡大したみたいやし、中距離でも勝てんようになってきたのは厄介な傾向。成長を感じさせたのはリスグラシューで、ヴィブロスはマイルの走りをまた見たいと思った。
1004
コパノキッキング。中山1200mの内枠で出遅れて、普通なら惨敗してもおかしくない展開。サイタスリーレッドに勝たれとるパターン。それを大外からあの脚力だもんね。とんでもなく強いよ。何より、この外国産馬を持っとるコパさんの運が凄いと思う。しかし、今年の3歳はどの路線にも化け物がおるで驚き。
1005
ビーチサンバは一番いい競馬しとる。先に繋がる内容やし、あの乗り方で負けたら仕方ない。シェーングランツは姉と違って、奥手の中距離向きに見える。今日は輸送も堪えてたんじゃないかな。立て直してふっくらしてくれば巻き返せる。タニノミッションも見栄えした。これまでのウオッカでは一番の素材。
1006
ダノンファンタジー。完成度が高いね。出してくつもりもなく、馬のリズムに任せた位置取りと仕掛け。やはり、来週のグランアレグリアは相当強いな。クロノジェネシスとはジョッキーの差もあった。長くいい脚はクロノのが使っとる。ゲートはともかく、ワンタイミング待っての追い出しなら勝ってたよ。
1007
ギベオンは内から差し返しての辛勝に見えるけど、抜け出した時に遊んどるからね。余力がないと寄せた時にもうひと伸びできないし、3着に4馬身やから実質は完勝。ショウナンバッハも上手く乗ったけど、あのハナ差が地力やね。阪神のパクスアメリカーナも強かった。この成長力なら来年はひょっとするな。
1008
サンライズソアは最初から行く素振りなく、あの競馬で3着に導くんやからモレイラには驚き。馬の勉強にもなったと思うよ。オメガパフューム、ケイティブレイブはJBCで目一杯の競馬をした反動が出たのかな。とりわけケイティは1週前ハードで、当週軽めの10キロ増と調整が難しかったのかもしれない。
1009
ルヴァンスレーヴ。ゲートを決めて、先週アーモンドアイばりのポジション。一番強い馬が一番スムーズな競馬しとるもん。レース振りも進化しとるし、まだまだ強くなるよ。ウェスタールンドは慌てず騒がず、最後方から直線まで内ピッタリ。最後に馬群をすり抜けて、いい意味で調教のようなレースをした。
1010
ステイヤーズSはアルバート取消しても順当に納まるとは。正直、4連覇してた組み合わせ。入着馬にとってはおいしいレースになった。チャレンジCはエアウィンザーの独壇場。馬に合わせて使ってきた賜物。このまま勝ち癖つけるローテでええと思うけどな。レイエンダは開幕馬場と脚質がかみ合わなかった。
1011
先日、TVでユビキタスのその先をやっとったね。オレとは相性が良かった馬で、当時は言うほどノドも気にならんかった。ただ、武蔵野Sがアレって止まり方やったで、その後に悪化したのかな。大型馬でストライドが大きくて、自然に先行しとるスピードタイプ。幸せそうな余生を送っとるで良かったわ。
1012
京阪杯もロードカナロア産駒の3歳馬や。色んなタイプの走る馬を出すな。ダノンスマッシュは好センスで目立つ勝ち方をしとる。前が狭くなっても怯まずインに入ったし、抜け出す時の脚も速い。結構な出世をするんやないか。内から外から今日は岩田が乗れとった。外国人がいてもこう活躍してってほしい。
1013
スワーヴリチャードはいい頃の活気が戻ってなかった。ミルコのエスコートが良かった分の3着。それでもこの時計で走っとるわけやし、試金石のレースと見とったから何だかホッとした。シュヴァルグランは力を出し切ったと思うよ。昨年が最高に上手くいっての勝利やから。しかし、歴史に残る名JCやった。
1014
アーモンドアイ。2分20秒6。馬場がいいったってとんでもない時計。それを自然と2番手につけて手応えから違うもんな。キセキだって100点満点の完璧な競馬。名レースを作ったのはユウガが自分のペースを刻んだ結果でもある。それをねじ伏せるんやから、最強の人馬。今後もとにかく無事で。それだけやね。
1015
クラージュゲリエ。内枠から折り合いに専念して、先に繋がる勝ち方。ジョッキーが上手いね。ここも札幌2歳S組って話題になりそうやけど、まだ真打ちが出てきておらんだけの話。ブレイキングドーンも大物ならあそこからもうひと伸びするやろし、前2年よりやや落ちるメンバーだったと見るけどな。
1016
アルアインはアエロリットが途中から行ったことで脚を使って、早目にタレたのが誤算やった。ワンタイミング抜け出しが早くなって、2頭のいい目標になった。モズアスコットはテンションが高かったで、もう少しペースが流れてほしかった。致命的でないにせよ接触もあったし、負ける時はこうなんやね。
1017
ステルヴィオ。最内枠を利してヨーロッパの名手らしい立ち回り。一瞬前が詰まるシーンがあっても、パッと開いた瞬間を見逃さないもんな。スタートも良かったし、あの反応ができるんやからマイラー。ペルシアンナイトもミルコが相手を決め撃って勝負所を見逃さなかった。上手く乗った2頭ってことやね。
1018
ニシノデイジー。②着からズラッと外国人が並ぶ上に勝浦って漢字がまぶしい。たしかに馬は良くなっとって、函館デビューらしからぬ奥は感じる。ただ、出遅れたルヴォルグ、弾かれたヴェロックス、他にも直線でごちゃつく間隙を縫えたって印象。ひとつ言えるのは、現時点の2歳牡馬は混戦やね。
1019
あのマイルCSはもう18年前になるんやね。ヘッ?て感じでダイタクリーヴァに急遽乗れることになり、嘘やろってくらいに展開も向いて勝ったと思った瞬間のアグネスデジタルの豪脚ったら驚いた。あんな一日もあるんやね。ダイワメジャーでは連覇させてもらって、桜花賞同様に縁と思い入れがあるレース。
1020
福島記念はマルターズアポジーが演出したペースで地力勝負になった。能力ある馬が好枠を引いとって、いつになくハンデ差もなかったからね。③着馬まではG3くらいで今後もチャンスあるやろけど、特にマイスタイルは力つけとる。ハナに行かれても追いかけないようになれば、もうひとつ粘りが違ってくる。
1021
モズカッチャンは理想的な立ち回りやったけどな。あそこから伸び切れんかったのは、詰めて使えんかったことに尽きると思う。次はグンと良くなると思うで、有馬記念あたりに続戦してほしい。ノームコア、カンタービレの3歳馬も頑張っとる。まだまだこれからの馬達やし、ベストは2000mまでやろからね。
1022
リスグラシュー。岩田が先行馬ペースに持ち込んで、普通ならクロコスミアが勝っとる競馬。あの位置から1頭だけ違う脚色で追い込んでくるんやから驚き。まさにマジックマンやね。8Rの落馬にはヒヤッとしたけど、直後に通算100勝を決めて、リズムを取り戻したからね。馬も見た目から逞しくなってきた。
1023
アドマイヤマーズ。馬場と展開を読んで、ミルコが取りこぼさない立ち回りをしたって印象。メジャーの血がよく出とる感じで、距離はこのくらいがいいのかな。ただ、今年はメンバーが低調やったで、3連勝を鵜呑みにできんのも事実。多頭数で流れた時にどんなパフォーマンスをするのか興味深い。
1024
サンライズノヴァ。ローテから馬が東京コースを熟知しとる感じ。そんな中でも着実にパワーアップしとる。追えば追うだけ伸びる、オレが好きなタイプのダート馬やね。クインズサターンは間隔を空けた時の走りのほうがいい。このレースを狙っとったクチやね。ともあれ勝ち馬のインパクトが凄かった。
1025
そうそう。あの動きでサンライズソアは苦しくなった。ただ、あそこから動いて突き放すのがテイエムジンソクの持ち味やからね。いつにも増してテンション高かった分で保たなかったけど、らしい騎乗はしとる。結果はともかく、こう思えるのは清々しい。 twitter.com/rulership726/s…