続)「次に、ウクライナ軍は都市部の地形を巧みに利用し、待ち伏せしたり、小部隊で動いたりしている。ロシア軍を、大規模な部隊が優位に立てない戦いに追い込んでいる」
続)「もちろん、これだけでは補給や通信、防空能力などがメチャクチャであることは説明しきれない。軍事分析コミュニティーの中では戦前、ロシアの軍事力について一定の認識があった。ただ、過小評価するよりは良いだろうということで、仮定が過大評価の方向にブレることはよくある」
続)「この戦争はロシア軍を何年も後退させ、その評判に大きな傷をつけるだろう。しかし、問題はそこから何が学べるか。次の戦いに適用できることはなにか。過小評価をしてもよくない。どちらの極端さも役には立つことはない」(止)
カナダ議会でゼレンスキー大統領が、さらなる支援を求めるビデオ演説。 終了後、3分間にわたってスタンディングオベーションが止まなかった。これが明日、米議会でも開かれる。どれだけ米政治を動かせるか。
CSISのセス・ジョーンズ氏 「これまでにおよそ6000~8000人のロシア軍兵士が死亡している。わずか2週間で、米国軍兵士のアフガニスタンとイラクでの20年間の死者数を上回る」 twitter.com/sethgjones/sta…
米国防総省の戦況分析1 ・地上軍の前進はほぼなし ・キエフでは長距離の砲爆撃が増加。住宅地を含む民間被害が増える ・キエフ周辺で主要部隊の前進みられず。北西は中心部まで15~20キロ、東は20~30キロ地点にとどまる ・キエフ北部のチェルニヒウは孤立が続き、ウクライナ軍が補給路の確保に努める
米国防総省の戦況分析2 ・マリウポリ:孤立し、激しい砲爆撃を受ける ・ハリコフ:郊外でウクライナの抵抗続く ・オデッサ:黒海北部で戦車揚陸艦(LST)の活動がみられるが、差し迫った水陸両用作戦の動きはなし ・ウクライナ西部:新たな攻撃はなし
米国防総省の戦況分析3 ・ミサイル発射は計950発以上に ・両軍ともに戦闘力の約90%を維持 ・ロシア国内から人員・装備を追加する動きはなし。ただ、ロシアが増援を検討していると考えるに足る理由がある ・欧米からの軍事支援は継続中
英国防省の戦況分析 ・ロシアは失った人員を補うため、兵力追加を急ぐ。ウクライナの抵抗を前に攻撃作戦に苦戦しており、さらに損失が続けば、占拠地域の保持もままならない ・ロシアは東部軍管区、太平洋艦隊、アルメニアなど遠方から部隊を再配置している。民間軍事会社やシリア人傭兵などの利用も twitter.com/DefenceHQ/stat…
ロシア地上軍の進展「全くない」キエフ郊外から砲撃続く 米国防総省:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ3J… #ウクライナ情勢
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・キエフ北西部で散発的な攻撃があったが、これを超える作戦は今後1週間はできないだろう ・目下の焦点はマリウポリ。東西から包囲して住宅地への砲爆撃が続き、制圧か降伏は不可避か ・マリウポリを守るウクライナ軍の弾薬や水の備蓄が想定以上なら、長引く可能性も twitter.com/TheStudyofWar/…
米議会でのゼレンスキー演説、16分あまりで終了。やはり米国に向けて練られたスピーチになっていた。 「1941年12月7日の恐ろしい朝、パールハーバーを思い出してください。2001年9月11日、街が戦場に変わったことを思い出してください…」
…「無実の人々が空から攻撃され、止めることができなかった。我が国もいま、同じことを経験しています。いままさに毎日、毎晩。もう3週間となります」
…「”I have a dream”。この言葉はご存知でしょう。”I have a need”。いま私は上空を守らなければなりません。あなた方による援助の決断が必要です」
…「私はもうすぐ45歳になる。100人を超える子供たちの心臓が鼓動を止めた時、私の年齢も止まりました。その死を止められなければ、生きる意味を感じられません」 「バイデン大統領、あなたには世界のリーダーになって欲しい。それは平和のリーダーになることを意味します」
旧ソ連製の地対空ミサイルS300をスロバキアからウクライナに提供する案が合意に近づいているという。 MIG29戦闘機の時と同じような「三角取引」となる見通し。S300の穴埋めとして、米国からスロバキアに地対空ミサイル「パトリオット」を送る案が濃厚。今回は成立するか。 cnn.com/2022/03/16/eur…
なお、オースティン米国防長官は17日にスロバキア入りする。同省高官はS300提供案について、「明日の議論のトピックになる。スロバキアが防空兵器を提供することは歓迎だ」と前向きなコメント。
■新たな8億ドル支援の内訳 ・対空ミサイル「スティンガー」×800 ・対戦車ミサイル「ジャベリン」×2000 ・軽量対戦車兵器×1000 ・AT-4対戦車兵器×6000 ・戦術無人機(ドローン)×100 ・グレネードランチャー×100 ・ライフル×5000 ・ピストル×1000 ・マシンガン×400 ・ショットガン×400 ・弾丸×2000万
■米国が実施・表明したウクライナへの軍事支援 昨年:6.5億ドル(770億円) 2月25日:3.5億ドル(410億円) 3月12日:2億ドル(230億円) 3月16日:8億ドル(940億円) バイデン政権発足後:総額20億ドル(2300億円) whitehouse.gov/briefing-room/…
米国防総省の戦況分析1 【全体、北部情勢】 ・全体として進軍は滞っている ・キエフ周辺では住宅地への攻撃続く。地上部隊の前進はなし ・北部のチェルニヒウは孤立。制圧はされず ・ハリコフでも強い抵抗続く ・東部ドンバスではウクライナ軍を孤立させ、キエフ方面の防衛に回れないようにする動きも
米国防総省の戦況分析2 【南部情勢】 ・マリウポリでは激しい包囲攻撃が続く ・ミコライウに向かうロシア軍は郊外にとどまる ・オデッサ。黒海北部でロシア海軍の活動が目立つ。オデッサ周辺地区へのミサイル攻撃も。上陸作戦の予兆かどうかは不明。地上軍進軍の支援である可能性も
米国防総省の戦況分析3 【ロシア軍の態勢】 ・損失を補うため国内外から増援を検討。実際の移動は確認できず ・外国人部隊は数千人を募集。ウクライナ入りの情報はなし ・ロシア軍が持つ大隊戦術群(BTG)の75%をウクライナに投入済み ・投入した戦力の大半を維持。いつまで戦力が続くか予測は難しい
米国防総省の戦況分析4 【米国からの支援】 ・3.5億ドル分の支援はほぼ完了し、次の2億ドル分に移る ・提供するドローン100基には攻撃用も含まれる ・ウクライナ軍が求める兵器(主にソ連製か)を持っている国と活発に協議中。兵器を提供する余裕があるかなど各国の事情がある。最後はその国の判断
地元当局によると、マリウポリで避難所となっていた劇場が空爆を受けて大破した。劇場には当時数百人の市民がいたが、付近で銃撃が続き、死傷者などの確認ができない状態という。 以下は、2日前(3/14)に撮影された劇場。建物の前後の地面にロシア語で「子どもたち」と書かれていた。 image:@Maxar
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・司令官の死亡も含め、ロシア軍は人的被害の補塡が難しくなっている ・南オセチアやアルメニアから部隊を送る動き。近くタジキスタンからも ・キエフ北西部での攻撃は失敗。近いうちにキエフを包囲する戦力はない ・マリウポリへの包囲は狭まり、戦争犯罪が続く twitter.com/TheStudyofWar/…