風来ぱらい(@yopparai_chmist)さんの人気ツイート(新しい順)

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これ凄い本だった。圧倒的情報量で、不平等の蓄積とリセットの歴史を辿りそのメカニズムを探る これまで不平等をリセットできたものは「戦争/革命/崩壊/疫病」など圧倒的暴力だけだった。これらがどのように不平等を是正したかを理解し、これ以外の平和的な是正方法があるかを探る、めちゃくちゃ良書
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おーこれ凄い。植物等が行うCO2をデンプンに変換する反応を、無細胞系で達成したという報告。11のコア反応からなる人工デンプン同化経路は、遺伝子編集した酵素で設計される。水素があれば総触媒1mgあたり毎分22nmolのCO2をデンプンに変換し、これはトウモロコシのデンプン合成の約8.5倍の速度とのこと twitter.com/ScienceMagazin…
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特に目から鱗だったのは、格差と環境問題を同時に論じている点で、つまり格差が拡大すると人は社会的不安に晒され、その不安を消す為に過剰消費(ステイタスを示す為の消費など)に走り、その消費を支える経済活動が環境破壊に繋がる事がデータで示されていた。格差と環境問題が繋がるとは思ってなかった
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ベーシックインカムなど、社会格差を是正する政策が議論される際に主に論点となるのは「働いて無いやつの生活費をなんで世話せなあかんねん」という経済的な点が多いが、これに加えて「その社会に住む人々の幸福」という論点も必要だなと感じた。格差の小さな社会は人々の幸福を増やす可能性があるかも
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この本良かった。「格差」がいかに人の心を壊すかが膨大なデータで示されてる。格差が大きい国では、人は他人の評価をより気にする様になり、自分を実力以上に見せたり、根拠ない誇大妄想に取り憑かれたりする傾向が増える様だ。この傾向は金持ちにも見られ、金持ち含む殆どの階層の人が幸せになれない
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面白い研究だなぁ。癌細胞の周辺ではアルギニンなど栄養素の枯渇によって免疫細胞は疲弊してしまう事があるが、癌が放出するアンモニアをアルギニンに変換する様に遺伝子操作した細菌を投与し、免疫細胞を活性化するというコンセプト。🐁でコンセプトを確認。細菌で癌微小環境を制御するかぁ。おもろ twitter.com/NatureNV/statu…
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自己紹介が嫌いで、趣味は読書と科学ですと言うと「真面目だねー」と白けた感じになり、真面目でない部分出せよ、という謎の圧力に晒されるので、めんどくさいなと感じてしまう。朝起きたら論文読むし、時間あったらサイエンス系の本や純文学を読む。真面目とかじゃなくてそれが好きなだけ。文句あるか
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いじめは人間の本質的な癖ではなく、特定の環境で起きやすいだけで、環境を変えれば減らせるだろうという考えはもっと広く知れ渡った方が良いと思うし、学校/刑務所/企業などの環境を作る上で参考にされた方が良いと思う。あくまで説だし社会実験だと思うけど、いじめを減らす為の社会実験は有益だろう
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@snowborderjack ね、過度なサービス精神は、高級店ではそれを料金に含むので良いと思いますが、コンビニとかのバイトにそれを求めるのは搾取ですよね。
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これは自論だけど、意味の無い仕事や行為を強いるってのは人権侵害だと思うんだよ。校則とか無駄な就業規則とかこの先「あんな古い時代もあったな」ってなるんじゃないかな。人間が最も苦痛に感じる事の一つに「意味がわからん事をさせられる」があると思うけど、そんな事誰もさせられるべきじゃないよ
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なんか警備員とかレジ打ちの人とか、座ってやれれば良いのになって見る度に思う。この考えは多分若い世代には受け入れられると思うけど、サービスの過剰な質は徐々に下げていった方が良いと思うんだよね。僕も学生の頃に深夜のコンビニバイトしてたけど、暇な時間にただ立ってるって死ぬ程キツいから。
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一般向けのやや専門的な本を、例え専門外であってもゆっくり読破して新しい知識を得るという経験をすると、凄く世界が広がるし、哲学でも人文でも自然科学でも、なんでも時間をかければ(あくまで表面的な)知識は得られる、という自信がつくので、難しい本をじっくり時間かけて読む体験は貴重だと思う。
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本を読むと色んな学びがある訳だけど、ここ数年で一番良かったのは「すぐに答えを出さない力」という力を知れた事で「不確実なモノにただ耐える力が時には重要だよね」って考え方があって、研究でも日常でも凄く大切な力と思ってる。複雑な物事に対し答えを急いで間違うよりただ耐えた方が良い事もある
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この本めっちゃ面白かった!科学に於いて根源的な問いを立てる重要性がよくわかる 生命の起源と進化に迫った科学者達の物語。16S rRNA解析によるアーキアの発見、メタゲノム解析により明らかとなった遺伝子の水平伝播、生命の樹は文字通り絡み合う。発見の興奮に満ちた一冊。全ての研究者にオススメ!
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最近、初歩的な哲学入門の本を読んで色んな哲学者の考えを広く浅く見てるんだけど、結構な人が「人生に意味があるではなく、人生にどう意味を与えるかが大事」という考えに達してて、フランクルとか西田幾太郎とかサルトルとかもこれに近い考えで、やっぱこれは大切な考えかなと素人ながらに思ってる。
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スピルオーバー効果(漏出効果)というのが面白くて、これは人が興味がある事を追求し、好奇心が刺激され、ドーパミンが分泌されると、好奇心の範囲外の情報に対する記憶力もついでのあがるという効果らしくて、とりあえずまずは好きなことを一生懸命追やる!って姿勢は凄く良いんだろうなと思った。
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某メンタリストの発言で「優生学は危険思想だ!」というツイートが増えている。1年前に書いた記事だけど、優生学の歴史とそれが駄目な理由をまとめた記事を貼っときます。優生学も危ないんだけど、その反対の「育ち信仰」の思想も実は危ないんですよね。お時間ある方はぜひ。 note.com/yopparai_chemi…
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これはSNSをやる上で必要な教養。物事に対して極端な意見を持つ人ほど発信のモチベーションが高く投稿頻度も多くなるが、一方、中庸な意見をもつ大多数の人は発信頻度が低い傾向がある。SNS上で見えている意見分布は実際の社会の意見分布を反映していない可能性がある。
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すぐには答えが出せない物事に対し「とりあえず答えを求めず、宙ぶらりんの状態に耐える」という選択肢がある事を知れたのは私にとって大きかった。人は早急に答えを求めるが故に、現実を歪め、美化したり悲観したりする。そうではなく、あるがままの状態を見つめただ耐える。こうした形の誠実さもある
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シュレディンガーが行なった「なぜ生命は原子に比べて大きいのか?」という思考実験が面白い。例えば100個の原子があるとその10%程度は平均から外れた動きをする。平均から外れる原子の割合を減らすには原子の数を増やせばよく(平方根の法則)、従って十分な大きさがないと秩序が保てない、おもしろい。
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自分というものは、時として、物事を感情的に解釈し、現実をゆがめ、不幸を増幅し、他者を恐れ、恥辱を感じ、他者から見れば大したことのない状況を地獄だと倒錯し、自分を死に追いやる可能性がある危険な存在なのかもしれない。自分への対策を講じておくことは重要なのかもしれないなと思う。
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この間読んだ本に「人はシートベルトを締めたり、寝るときに戸締りしたり、外的な危険には十分に注意するのに、事故や他殺よりも統計的に多い”自殺”には適切な対処している人は少なく、人は自分に対してあまりに無防備」といった趣旨の事が書いてあり、非常に含蓄があるなと思った。
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昔は、小説に没頭する事は「現実からの逃避」だと考えていたんだけど、最近になって、実は普通の生活をただ淡々と、無目的に、想像力もなく消化する事こそが、現実から逃げているに等しく、小説を通して様々な人生や価値を想像する事こそが、真に現実に対峙するという事ではないか、と思うようになった
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「舟を編む」とか「百円の恋」とか、それまでダメだった人間が、環境が変わったり何か新しいことを始めることで、水を得た魚のように泳ぎ出し、生き生きと変わっていくという映画や本が凄く好きで、こういうのを見ると涙腺が崩壊する。人が何かに打ち込む姿って、なんでこんなに胸を打つんだろうね。
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@kkr_ta 下記の本ですー。 The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか デビッド・ロブソン amazon.co.jp/dp/4532323401/… @AmazonJPより