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やべっちFCとスパサカの終焉を見て、自分たちの育ってきた日本サッカーが変わっていくのを感じる。海外やアジアに目を向けるのは大事かもしれないけど、今こそ「日本人に愛されるJリーグ」を見つめ直さなければならない。
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Jリーグを見ていて、何がきっかけでサッカーにハマるかわからない。うちの息子なんかは選手はあんまりわかってないけど、チャントやコールを口ずさんでいる。ゴール裏の住人たちがスタジアムに作り出す雰囲気は、子供がスタジアムに行く理由のひとつであり、選手同様に夢を見させる存在である。
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無観客をやってわかったこと。Jリーグは見るものではない。正確に言うと、映画や小説のようにエンディングが決まっているものを静かに見ているものではないという意味。見るものではなく、参加するもの。ホームゲームという作品はプレーする選手だけではなく、多くのファンサポーターの参加で成立する
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ファンサポーターの心が離れるのは、負けた時でも降格した時でもなく、「ガッカリした時」なんだと思う。たとえ負けても鬼気迫る表情で次に向かう選手たちにガッカリすることはない。ファンサポーターは本当によく見ている。
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「サッカーが強いから、街に応援される」とはならないかもしれないが、「街に応援されるから、サッカーが強くなる」は大いに当てはまると思う。
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昨日、三ツ沢で見た鹿島アントラーズのゴール裏はすごかった。昔、天皇杯で鹿島と筑波大学が試合したときに感じた地鳴りのような応援を思い出した。鹿島のファンはサッカーを見たいだけじゃなく、鹿島アントラーズそのものを見たいんだなと痛感した。
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「サッカーが強いから、街に応援される」とはならないかもしれないが、「街に応援されるから、サッカーが強くなる」は大いに当てはまると思う。
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部下に「営業取ってこい」っていうのは簡単だけど、それって監督がFWに「シーズンで30点取れ!」って言ってるのと同じだなって気づいた。上司が監督と同じだとすると、やっぱり戦略を練って、勝たせ方を考えないといけない。ゴールを決めるのは、選手だけど、監督には監督の役割がある。
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Jリーグを見ていて、何がきっかけでサッカーにハマるかわからない。うちの息子なんかは選手はあんまりわかってないけど、チャントやコールを口ずさんでいる。ゴール裏の住人たちがスタジアムに作り出す雰囲気は、子供がスタジアムに行く理由のひとつであり、選手同様に夢を見させる存在である。
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先日J1初ゴールを決めた小泉佳穂選手@30_YOSHIO も新人一年目はメンバーに入ることができず、運営のサポートをしてくれていた時もあった。そこでも腐らず、内なる闘志を燃やし、ピッチ上で表現し続けた先に今の姿がある。沖縄に愛された彼の活躍を誰しもが喜び、誇りに思っている。
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この世代の頂点を決めるオリンピック決勝。そしてブラジル対スペインの好カード。それがライブではなく、ディレイでの追いかけ放送。これがいまの日本におけるサッカーの立ち位置なんだろうな。まず向き合わないといけないのは、ここだろう。日本人にとってのサッカーはどれほどのものか。
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サタデーステーションのスポーツコーナーを見ていた。まず紹介されたのは大谷選手の活躍。そして今日行われたプロ野球。さあ来るぞーと思っていたけど、そこでスポーツコーナーは終わり。さっき終わったばかりのホカホカのJリーグが放送されることはなかった。忘れていたけど、これが今のJリーグの現実
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スポーツクラブで働くことについて。選手と同じ水準の給料をもらうフロントスタッフがいてもいいのではないかと思う。夢の仕事といわれるものが、「好きなことをできているが、収入はかつかつ。好きなことなんだから、良しとしよう」これは夢の仕事ではない。
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INAC神戸でさえ、ホーム開幕戦4123人から2試合目で1387人に。ただ、プロスポーツにおいて、無料招待券という劇薬がまかれた土壌で芽を育てることは並大抵のことではない。目先の数を追うことで、失う未来が大きすぎると感じている。これはJリーグの歩んできた反省。
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個人的な見解としては、招待券に慣れてしまったお客様は全体の雰囲気と質を下げてしまう傾向にあると考えている。「とりあえず来てほしい」という「とりあえず」の発想が実際にお金を払ってチケットを買ってくれる方への裏切りになり、些細な積み重ねがスタジアムの雰囲気にっ繋がっていく。
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Jリーガーや元Jリーガーのほとんどの人がお金を払ってJリーグを見たことがないんじゃないかなと、ふと思った。試合に行けば、関係者席や招待券をもらい、時には駐車場を用意してもらってスタジアムに行く。これではたぶんJリーグの現在地はわからない。
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これはクラブ関係者も同じで、時にはお金を払ってJリーグを観戦してみた方がいいと思う。きっと自分たちがこれくらいと思っていた範囲が、お金を払ってみると全然足りていないと思うかもしれない。一度お客様(お金を払う側)視点に自らが立つと意外と気づくことは多い。
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Jリーガー、元Jリーガー、クラブ関係者がお金を払ってまで見るほどでもない、休日にスタジアムまで足を運ぶまででもないと思ってしまっているのであれば、むしろそれがJリーグの現在地なんだと思うし、今は何となくその状態なのではないかとさえ思う。
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なんなら、チケットの買い方を知らないJリーガー、元Jリーガーも多いのではないだろうか。「スタジアムにきてくれ!」でも本音では買い方もわからない。もちろん全部を知らなくてもいいとは思う。でも胡坐をかいていてスタジアムが満員になるほど、リーグは成熟していない。できることはけっこうある。
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「レアルvsバルサの試合を見に行くより、誰だって自分の子どもの試合が見たい」Jリーグの答えはこの言葉の中にあると思う。
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Jリーガーたちが続々とメーカーからのスパイク提供を打ち切られる中、サッカー系のYouTuberたちがスパイクの提供を受け始めている。サッカーを上手くなるための努力の他に「見たことがある人」「知ってる人」になるための努力がJリーガーだけではなく、Jリーグ業界として急務な気がする。