東畑 開人(@ktowhata)さんの人気ツイート(古い順)

251
「書く」というのは、ぼんやり考えていることをしっかり考えること。その最高強度が論文という形式で、論文を書くと、考えていたことが概念になって、自由に使いこなせるものになる。逆に「喋る」は、ぼんやりした考えを増殖させる方法。思いもしなかったことを考え始めるのには「喋る」のがいい。
252
新刊で河合隼雄を特集したムックが出ていた。珍しく苦悶した表情の表紙であるのが良い。
253
「もっとも貧しき男も自分の小屋にいれば、王に対抗できる」 ウィリアム・ピットという昔の政治家の言葉なのだが至言だ。自分の家とか自分の部屋というものに、勝手に他人が入ってこれないことによって、人間が人間らしくいることが保証される。自分だけの個室というものにいかにパワーがあることか。