1226
思春期の子には帰ってこられる安全基地=居心地のよい家庭が必要。なので、細かいことで叱るのはやめましょう。もちろん、人として許されないこと、他人に大きな迷惑をかけること、危険なことは、ダメとはっきり言う必要がありますが、細かい生活習慣的なことをこの時期に口うるさく言っても無理&無駄
1227
子供を丸ごと肯定する言葉を贈りましょう。生まれてくれてありがとう。大好きだよ。あなたがいてくれるだけでうれしい。あなたがいてくれるだけで幸せ。あなたと話してると楽しくなる。あなたといると元気が出るよ。どんな時もあなたの味方だよ。みんなあなたが大好きだよ。あなたはみんなの宝物。
1228
人に何か言うとき大切なのは、相手を責めて非難する要素を入れないこと。自分が責められ非難されていると感じた瞬間に人は心を閉ざすので。これは本当に大切なこと。親や先生がこれに気づかないまま子供を責めて非難する言い方をしていると、子供の心はどんどん離れていきます。夫婦や上司・部下も同じ
1229
小さい子には、ブーブ(クルマ)やナイナイ(片づけ)等の幼児語(赤ちゃん言葉)を使う方がいいのでしょうか?それとも、使わない方がいいのでしょうか?実はワシントン大学とコネチカット大学の共同研究で「幼児語で話しかけられた子の方が早く・多くの言葉を覚える」ことがわかっています。小さ
1230
子供の笑顔がたくさん見られる。子供の笑い声が聞こえる。子供が大声ではしゃぐ声が聞こえる。一緒に笑ったりはしゃいだりする親の声が聞こえる。こういう家なら大丈夫。家の中が片づいていなくても、玄関の靴が跳び散らかっていても、掃除が行き届いていなくても大丈夫です。そういうのは二の次です。
1231
勉強以前に重要なのは、
1,自己肯定感
2,他者信頼感
3,自己実現力
叱ってばかりだと3つとも損なわれます。子供が好きなことややりたいことばかりしていたら、この3つを伸ばす絶好の機会。それをほめてあげれば上記3つが同時に伸ばせます。そうすれば、勉強にもよい影響が出てきます。
1232
「うちの子だらしがないから、先生からも叱ってください」と学校や塾の先生に頼む親。みんなで「叱るチーム」を作って、家と学校と塾で叱ったら、どんな子でも「自分はダメだ」と思い込みます。人生は思い込みで決まるので、「ほめるチーム」で子供がよい思い込みができるようにしてあげましょう。
1233
子供が学校に行きたくないと言ったとき、親が登校最優先の姿勢だと子供は余計つらくなります。最優先は子供の話を共感的に聞くことです。親が共感的に聞いてくれれば、子供はたくさん話せて少しは気持ちが軽くなります。また話をたくさん聞ければ、親にも事情がわかり、対応方法も見えてきます。
1234
親は子供にけっこうひどいことをしています。でも、子供は許してくれています。だから、親も子供を許しましょう。
1235
難関大学合格者の親が子供の幼児期に重視していた3つ。
1,思いきり遊ばせる
2,遊びでは自発性を重視
3,好きなことに集中して取り組ませる
お茶の水女子大学名誉教授内田伸子氏の調査で判明しました。調査の結論は、「好きな遊びで非認知能力が伸びたことが学力UPに直結した」ということです
1236
親が叱ってばかりいると、子供は「何かうまくいかないときは、それを理由に相手を責めればいいんだ」と学びます。親が意図したことは伝わらず、意図しなかったことが伝わるのです。私はこれを裏の教育と呼んでいます。
1237
子供の嫌いな食べ物をわざわざ毎日出してどうする?子供はその度に嫌な気持ちになり食事への意欲も減退します。それより、子供が好きな物をいっぱい出してあげて。食事が楽しくなり親の愛情も実感できます。何事も、楽しい、幸せ、心地よい、面白い、愉快を優先した方が総合的によい結果が得られます。
1238
親の言葉は子供にとって最大の環境。思ったことをそのまま言うのではなく、子供への影響を考え、自己翻訳してから言いましょう。否定的な言葉を肯定的な言葉に翻訳する習慣がつけば、親子関係がよくなり、勉強や生活など万事うまく回り出します。親自身、物事の良い側面が見え始めプラス思考になります
1239
「楽・楽しい・簡単・面白い・軽い」の5つを優先すると幸せになれます。その反対に、「大変・苦しい・難しい・つまらない・重い」が多くなると不幸せになります。自分の生活、仕事、人間関係、そして、子育てがそうなっていないでしょうか?子供や家族がこの5つに直面していないでしょうか?
1240
子供がゲラゲラ笑っている。何がそんなに面白い?弟がこけたというたわいないことだ。子供が大声ではしゃいでいる。何がそんなに楽しい?大好きな卵料理が出ただけだ。子供が満面の笑みでニコニコしている。何がそんなにうれしい?パパが帰ってきただけだ。子供というのはなんて素敵な人たちなんだ!
1241
夫婦の一方が完璧主義で細かいと相手は大変です。「リモコンの置き場所が違う」「ナスのへたが入っていた」とか、イチイチ言われたらたまりません。特に子供の不始末を妻や夫のせいにして「靴が揃ってない」「ゴミが落ちてる」などと言うのは絶対にやめにしましょう。気づいた人が黙ってやればいいだけ
1242
親や先生が子供を感情的に「なんで○○なの!」と問い詰めるとき、本当は理由を知りたいわけではありません。イライラしているので普通に叱るだけでは物足りないのです。それで、「なんで」と問い詰めて子供を窮地に追い込むことで、自分のストレスを解消したいという気持ちが無意識に働いているのです
1243
「子供の○○を直さなければ」「変えなければ」という思いの中には、子供への微妙な否定が含まれていて否定的な言葉に繋がります。「この子と楽しく過ごそう。人間同士として付き合おう。一緒に仲よく生きていこう」という思いを優先すれば、子供を肯定できるようになり、自然に肯定的な言葉が増えます
1244
育児で疲れたらとにかく休むことが大事。子供と離れて一人になれる時間が持てれば最高。愚痴を共感的にたっぷり聞いてもらうのも効果的。そういう場所や人を確保するよう日頃から心がけて。国や自治体はそこにもっと予算をつけるべき。一人で抱え込んだり自分を責めたりするのは絶対に避けましょう。
1245
真面目ゆえに子供を苦しめてしまう親の3タイプ
1,自分が完璧主義なので子供にも求めてしまう
2,仕事や家事でやるべきことを先にやらないと落ち着かず、子供にも求めてしまう
3,「人に迷惑をかけたくない。人に後ろ指を指されたくない」という思いが強く、しつけ主義に走ってしまう
1246
思春期の子にとって居心地のよい家にするには、親が細かいことでガミガミ叱るのをやめる必要があります。もちろん、人として許されないこと、人に大迷惑をかけること、危険なことなどは、はっきりノーと言わなければなりません。でも、細かい生活習慣的なことをこの時期に口うるさく言ってもムリ&ムダ
1247
「寝る前に子供をほめる」を毎日実行しましょう。寝る前にほめられると、寝ている間ずっと幸せな気持ちが続きます。これで子供の自己肯定感が育ち、親子関係もよくなります。ほめる時刻にケータイのアラームをセットすれば忘れません。ついでに自分もほめるようにすれば、親の自己肯定感も育ちます。
1248
地獄の絵本で恐怖を植え付けてしつけるなんてNG。恐怖の反動は攻撃であり、恐怖心が強いと攻撃的になります。子供時代は、毎日親の愛情を実感しながら安心して幸せに過ごせることが一番。本当の道徳心や倫理観は恐怖ではなく愛をもとにして育ちます。
1249
人は自分の言うことを聞いてくれる人によい感情を持ち、ありがたいと感じることで心が開きます。すると、相手の言うことも受け入れられるようになります。「この子はなぜ言うことを聞かないの?」と思ったときは、まず「自分が子供の言うことを聞いていないのでは?」と振り返ってみましょう。
1250
人はよく見えます。人の持ち物はよく見え人の仕事は楽に見えます。人の家族は素敵に見え人の子供は賢く見えます。でも、人を羨むのはやめましょう。羨むと自分・家族・わが子を否定したくなります。羨む気持ちはやがて妬みになります。それに、どの人にもその人なりの苦労や悩みがありますから。