親野智可等(@oyanochikara)さんの人気ツイート(古い順)

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育児で疲れたらとにかく休むことが大事。子供と離れて一人になれる時間が持てれば最高。愚痴を共感的にたっぷり聞いてもらうのも効果的。そういう場所や人を確保するよう日頃から心がけて。国や自治体はそこにもっと予算をつけるべき。一人で抱え込んだり自分を責めたりするのは絶対に避けましょう。
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自分の不機嫌を子供にぶつける大人に、子供たちの本音を代弁してみよう。「自分の機嫌は自分で取れ」「自分はそんなに立派なの?」「自分は子供のとき何でもできたの?」「言ってることとやってることが違わない?」「あなたに言われたくないよ」「子供のせいにしないで」「だってあなたの子だもの」。
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親からは「なぜ、この子はいつまでもこうなのか?」と思うことがあるかも知れませんが、その子は今そういう状態にとどまっている内面的な必要性があるのです。それはさなぎと同じ状態です。さなぎは外からは変化が見えませんが、内側では確実に成長し続けて、やがて時が来れば羽化して成虫になります。
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あるママさんが「もうトーマスは卒業!トーマスなんてテストに出ないよ」と叱っていました。確かにトーマスはテストに出ませんが、大好きなことに熱中しているときシナプスが増えて地頭がよくなるのです。地頭がよくなっていれば勉強もスイスイ入ります。地頭をよくするという発想がない親が多いです
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日本の学校は、みんなが同じ時に同じことを一斉におこなう集団主義が大前提に設計されています。でも、既にそういう時代ではなく、完全に時代遅れなのです。不登校が増えているのは、子供たちがそれを教えてくれているのです。教育の個別最適化に本気で取り組まないと、日本に未来はありません。
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子供によい自己イメージを持たせてあげましょう。「自分はけっこういい感じ。お父さんもお母さんもほめてくれる。大切に思ってくれている。うれしいな。元気が出てくる。あれもやってみたい。これもやってみたい。絶対できる。毎日楽しいな」。自己肯定感と他者信頼感が育ち幸せ体質になります。
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男の子脳には次の傾向があり育てにくい。動き回って落ち着きがない。乱暴で雑。話を聞かない。何度言っても効果ナシ。やるべきことをやらず、やりたいことしかやらない。嫌なことは後回し。時間意識が希薄でマイペース。時間が来ても終われない。切り替えが下手。先を見通せないので段取りが悪い。人の
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親は親という立場に甘えています。だから、大人同士では言えないことも、わが子には平気で言えてしまうのです。でも、親子関係も含めてよい人間関係は相手の気持ちを思いやることでのみ作られます。子供を一人の人間としてリスペクトし、もっと思いやりを持ちましょう。親しき仲にも礼儀あり。
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中学の数学の先生曰く。「小学生が通信教材や問題集をやるとき、答を見るなと教え込まれている。中学生になって自分で勉強するときは、できない問題は「答を見て、理解して、頭に入れる」パターンを身につけないと自分で勉強する力がつかない。一律に「答を見るな」と指導するのはやめて欲しい」
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人に迷惑をかけない。わがままを言わない。自分のことが自分でできる。こういう子にしたいという思いで、事細かに叱るしつけ主義・減点主義に走る親が多い。それが行き過ぎると、子供に「親の顔色を伺う」「親の前でよい子を演じ外で発散する」「友達の失敗を許せなくなる」などの表れが出てきます。
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子供はあっという間に大きくなります。子育てが終わった人たちは、みんなそう言います。子供が本当に「子供らしい子供」でいる期間というのは、意外と短いのです。もちろん個人差も大きいけど、だいたい10歳くらいまでと思っていればいいでしょう。つまり、小学校4年生くらいまで。女子は10才頃か
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ら心理学でいうところの思春期前期に入ります。男子はその2年後くらいから。だんだん親との関係より友達との関係が重要になり、親の相手などしてくれなくなります。さらに反抗期もやってきます。なので、それまでに親子の触れ合いをたっぷり楽しんで、共感的でよい親子関係を作っておきましょう。
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子供が親と一緒にいてくれる時間は無限ではなく、それは意外と短い。今日という一日の中で、一緒にいられる時間を大切にしましょう。おしゃべり、スキンシップ、共に大笑い。「大好きよ」「一緒にいられてうれしい」と言葉でも伝えましょう。言わなくても伝わるなんて言ってないで、言葉で伝えましょう
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日本は、夫婦共働きなのに家事や子育ての大半を女性が負担する家庭が、未だに多いです。たとえ男性が家事や子育てを分担していても、「自分は理解のある男だから手伝ってやってる」という意識が抜き難くあり、これが女性には不愉快。イクメンという言葉があること自体が後進性の表れといえます。
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子供を叱って育てた某60代男性が、成人したわが子から完全拒否されています。彼は、自分の子育てを振り返って「叱りすぎた。もう一度息子が0才の時からやり直せたら」と嘆いています。本当は、親子だったら最高によい人間関係になれたはず。でも、他人以上に冷え切った関係になってしまいました。
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人生は時間の集積ですから、時間の使い方が人生の質を決めます。人を恨む、怒る、攻撃する、責める、咎める、叱るなどの否定的な感情の時間は少なければ少ないほどいいです。ほめる、許す、親切にする、笑わせる、癒やすなどの時間を増やせば、人生の質が上がります。自分も他者も幸せになります。
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笑えば笑うほど幸せホルモンが出て幸せになります。笑いヨガというものもあるほどです。だから、毎日子供を笑わせてあげましょう。毎日よく笑っている子は幸せホルモンが出やすくなって、幸せ体質になります。これは勉強やしつけより大事なことでは?毎日叱られている子は不幸せ体質になってしまいます
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プライドが高いだけの子は謝れません。真に自己肯定感が高い子は謝れます。前者は既に自己評価が低いので、自分の非を認めることでそれがさらに下がるのが怖いのです。後者は自己評価が高いので、謝っても自分が揺らぐことはありません。謝れない子には、真の自己肯定感を育ててあげる必要があります。
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日本では、子育てを妻に任せきりで、自分は仕事しかやらないという夫が未だに多いです。「仕事は家族のためにがんばっているのだ」が夫の言い分。そして、「子供が巣立ったら夫婦で旅行しよう」などと思っていたりします。一方、妻は「子供が巣立ったら離婚しよう」と思っていたりします。
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6才くらいまでの子育てで最優先なのは、子供の心に安心感と信頼感を育てることです。毎日安らかな気持ちで安心して過ごせて、ママとパパが自分を大切にしてくれると感じられるようにしてあげてください。それが自己肯定感と他者信頼感につながります。しつけや勉強を優先すると大事なところが壊れます
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小学生時代にしつけを優先して子供を抑圧していると、思春期反抗期が必要以上に激しくなります。さらにそれも強圧的に抑圧した場合は、大人になってからの反動が大きくなります。小学生時代に共感的かつ民主的な親子関係を作っておけば、思春期反抗期も必要以上にこじれることはありません。
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「子供の言うことを何でも聞いているとわがままになる」という説は、児童心理学の研究で否定されました。真実は逆。「抱っこ」と言ったら「歩けるでしょ」と言わずに抱っこして「読んで」と言ったら読んであげる。自分の言うことを聞いてもらえている子は、親の言うことにも聞く耳を持つようになります
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よく食べ物をこぼす子。親は「なんでこぼすの」と叱っていましたが、ある日「本当になんでこの子はこぼすのか」と冷静に観察してみました。すると、食器の縁の形に問題があること、椅子が高すぎることなどの原因を発見。それを改善したらこぼさなくなりました。「なんで?」は親が考えることなのですね
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さかなクンと対談した際、「魚を好きになった時、お母さんが徹底的に応援してくれた。魚がいるありとあらゆるところに連れて行ってくれた」という話を聞きました。私は「大体の親は子どもが好きなことを一応応援するけど、徹底的に応援する親はいない。天才を 育てる親はここが違うのだ」と思いました
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「叱られて育った人は叱られ慣れているから打たれ強い。仕事で失敗しても立ち直れる」も「ほめられて育った人は、叱られ慣れていないから打たれ弱い。失敗すると立ち直れない」も迷信です。実は、ほめられて育った人の方が自己肯定感も他者信頼感も高いので、失敗から立ち直れる可能性も高いのです。