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子供が好きなことに熱中しているとき、「すごい集中力があるね」とほめると、子供は「自分は集中力があるんだ」と思い込めるようになります。その結果、実際そうなっていきます。人生は思い込みで決まりますので、「よい思い込み=よい自己イメージ」を持たせてあげましょう。人は思い込みが10割。
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某父親が「出したら片づける」「やるべきことを先にやる」「字を丁寧に書く」の3つで息子を叱り続けました。「片づけない物は捨てる。雑な字は全部書き直し」と宣言して実行するなど、万事この調子。成人した息子は父親を完全拒否で会ってもくれません。愛情が空回りした実例。哀しいですね。
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子育てや教育の方向性で悩んでいる人には「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」がお薦め。出る子はみんな自分の好きを追求していて、その結果次のような特徴があります。
生き生きしていて楽しそう
自信に満ち元気いっぱい
親子関係がいい
頭がよくて理解力・思考力・表現力・記憶力がすごい
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真に自立している子とは、親がやらせたいことを進んでやってくれる子ではなく、自分がやりたいことを自分で見つけてやれる子のことです。「やるべきことをやらない」「片づけができない」子でも、「自分がやりたいことはどんどんやれる」なら、自立を心配する必要はありません。その逆の方が要注意です
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「わがままを言わない。人に迷惑をかけない。自分できちんとできる」などを子供に求め過ぎると逆効果です。子供が「親の顔色を伺い本音が出せない」「親の前でよい子を演じ外で発散する」「自分に自信が持てない」等の状態になる可能性大です。親にすらわがままを言えない子は内に不満を溜め込みます。
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子供は、大騒ぎすればその後は自然に静かになります。これを繰り返すことで、前頭前野が扁桃体を管理する力がつき、キレない子になります。でも、保育園や幼稚園の子たちの声が騒音扱いされ、園内で思い切り大きな声を出したりはしゃいだりできない所もあるようです。これは非常に心配な事態です。
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関西大学の保田時男教授によると、母親がわが子と共に過ごせる時間は約7年6ヶ月(約65,700時間)、父親はその半分で約3年4ヶ月。入園時には18%が過ぎていて、卒園時に32%、小学校卒業時に55%、高校卒業で親元を離れる場合は73%も過ぎ去ってしまいます。共にいられる時間を味わいたいですね。
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Bさん曰く「一昨年は子育て・家事・仕事で色々な目標を立ててがんばったけど、欲張りすぎで苦しくなり、子供にもぶつけてしまった。そこで昨年は目標を「とにかくご機嫌で過ごす」の1つに絞った。すると、気持ちがゆったりして、かえってうまく回った気がする。今年もこれ1つでいく」。なるほど!
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夫婦はお互い「自分の方が大変」と思っています。つまり、「自分はこんなにやっているのに、相手はそれほどやっていない」という気持ちです。でも、実は、相手もこちらの知らないところでけっこう苦労しているのです。なので、取りあえず責めるのはやめて許してあげましょう。それがよい循環の始まり。
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子供を瞬間湯沸かし的に叱るのはやめたい。子供の言動には全て理由があり、それがわかれば許せます。たとえ理由がわからなくても、「何か理由があって仕方がないことなのだ」と考え、取りあえず胸いっぱい深呼吸しましょう。カッとして叱ると、その後の後悔が苦すぎます。疲労感も半端なくて消耗します
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子育てや教育では諦めも必要。子供の成長は、親や先生の思う通りには進まないので。「諦める」とは、物事の道理や真実を明らかに理解して受け入れるという意味。諦めることで気持ちが楽になり、かえって事態が好転することが多いです。諦めない人は結局子供を傷つけ、後で伸びる芽も摘んでしまいます。
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冬休みを乗り切る方法
▼子供のダラダラには目をつむる
▼家事も育児も完璧を目指さない
▼家事も育児も一人で抱え込まない
▼とにかく無理は禁物
▼子供と適度に離れる
▼自分のお楽しみ時間も確保する
▼自分のメンタルの安定に心がける
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思春期・反抗期の接し方7か条
1心にゆとり
2細かいことで叱らない
3明るい声かけ。相手に心地よい言葉
4心配なことは「心配だよ。気をつけて」と伝える
5人間として許されない事や反社会的な事は止める
6頼ってきたときは快く受け入れる
7共感を大切に居心地よい家に
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発達障害、グレーゾーン、それに近い子、幼児、低学年などへの指示は4段階
1 まず何かほめる「集中力あるね」
2 楽しく会話「どうやって作った?」「紙を切って丸めて」「よく考えたね」
3 具体的な指示を1つだけする「ブロックを箱にしまおう」
4 最後に又ほめる「上手に片づけたね」
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親や先生の中には、子供がちょっと話を聞いていないだけで叱る人がいますが、そんなことで叱る必要はありません。何度でも言ってあげればいいだけの話。それに、叱って直るかというと絶対に直りません。自分の考えにふけってぼうっとしている子は、かなりの割合います(呆活という)。こういう子も捨て
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昔は「嫌なことでも我慢してがんばる人が偉い」時代でした。みんなそのように洗脳されていたのです。でも、時代は変わりました。そもそも「好きなこと・楽しいことをしたい。喜びに溢れて幸せに生きたい」というのは人間の本質的欲求であり、そのために生まれてきたのです。そして、技術革新と社会の変
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「しつけなければ」「人に迷惑を掛けない子にしなければ」「自分のことができる子にしなければ」などの気持ちが強いと叱ることが増えます。それよりも、子供が親の愛情を実感できるようにしてあげて、親子関係をよくすることの方が大切で、これさえあれば大丈夫。しつけなんて後でどうにでもなります。
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子供にとって信頼できる大人とは、自分のことをわかってくれて、受け入れて、許してくれる人のこと。そのためのキーワードは共感。子供の愚痴や悩みには「大変だね。嫌だね。苦しいね」と共感を最優先。励ましやアドバイスはその後にする。楽しい話にも「いいねえ。楽しみだね。うれしいね」と共感。
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先生方にお願いです。冬休みは子供たちにとって楽しいことがいっぱいあります。宿題をナシにして心おきなく楽しめるようにしてあげてください。一律に出された宿題ですごく苦しむ子がいます。「この子に本当にこれができるのか?全部やるのにどれだけ苦労するか?」と想像してみてください。
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ある父親が「俺は正直だから思ったことをそのまま言うよ」と発言。実際子供への否定的なダメ出しが多かったです。それは正直なのではなく、想像力と思いやりがないだけでは?「こう言ったら相手がどう思うか?」と考えてから言って欲しい。人はたった一言で傷ついたり、逆に元気が出たりするので。
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子育てが終わった多くの親が思うこと。「あんなに叱らなくてもよかった。子供はあっという間に大きくなってしまった。もっと子供といちゃいちゃすればよかった」。こうしたことに子育て中に気づけば最強ですね。すごく楽になるのですが…。
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親だから○○しなくては
母親なんだから
父親なんだから
と思いすぎると苦しくなり
子育てが楽しめません
子供とは
一人の人間同士として
親友として付き合う
くらいの気持ちで
ちょうどいい
世間を気にするのをやめ
「しつけよう」をやめ
「今日も子供と楽しもう」くらいでちょうどいい
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思春期の子には帰ってこられる安全基地=居心地のよい家庭が必要。なので、細かいことで叱るのはやめましょう。もちろん、人として許されないこと、他人に大きな迷惑をかけること、危険なことは、ダメとはっきり言う必要がありますが、細かい生活習慣的なことをこの時期に口うるさく言っても無理&無駄
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子育ては難しいです。誰がやってもうまくいきません。苦しいときは、産んだだけでも大したものだと自分をほめましょう。実際、少子化が最大課題である今、子供を産んだだけでも大したものです。そして、何とか今まで育ててきました。立派なものですよ。あなたは十分がんばっています。あなたは偉い!
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ステキすぎる親10選
▼すぐキレない
▼肯定語が多い
▼他の子と比べない
▼今あるものに感謝する
▼よくほめる
▼世間体よりわが子を大事にする
▼結果以上に過程を重視する
▼自分の価値観を押しつけない
▼子供の気持ちに共感する
▼子供を人間としてrespctしている