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日本の学校は、みんなが同じ時に同じことを一斉におこなう集団主義が大前提に設計されています。でも、既にそういう時代ではなく、完全に時代遅れなのです。不登校が増えているのは、子供たちがそれを教えてくれているのです。教育の個別最適化に本気で取り組まないと、日本に未来はありません。
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過保護とは、子供が自分でできる状態なのに、そして自分でやりたいと思っているのに、親がやってしまうこと。過干渉とは、子供の気持ちを無視して親がやらせたいことをやらせること。どちらも子供のためになりません。自分で気づかないままそうなっている人が多いので、振り返ってみて欲しいと思います
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親が過干渉、しつけ優先、細かすぎ、強権的、暴力的だと、子供は常に親の顔色をうかがって行動するようになります。それで手がかからなくなったのを見て、「成長した」と満足する人もいます。でも、学校とか友達同士でいるときなど、親のいない状況で反動が出ます。非常に自己中かつ衝動的になるなど。
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習い事は、「将来役立つ」より「今、喜んで取り組めて楽しく充実した時間を過ごせる」ものを選びましょう。その方が精神衛生によいですし、自己肯定感も育ちます。嫌な時間が長いとその反対になります。それに、激動の時代に将来役立つ保証はありません。現在を大切にして幸せ体質にしてあげましょう
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子供と一緒にいる時間が長くなると誰でもイライラしてきます。子供はやたらにエネルギッシュでハイテンションですから。大人も元気なときは付き合えるし我慢もできます。でも、ずっとは難しいですね。子供としばらく離れて適度に距離を取る、自分の時間を確保する、誰かに愚痴を聞いてもらう、などが必
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育児で疲れたらとにかく休むことが大事。子供と離れて一人になれる時間が持てれば最高。愚痴を共感的にたっぷり聞いてもらうのも効果的。そういう場所や人を確保するよう日頃から心がけて。国や自治体はそこにもっと予算をつけるべき。一人で抱え込んだり自分を責めたりするのは絶対に避けましょう。
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ある父親が「俺は正直だから思ったことをそのまま言うよ」と発言。実際子供への否定的なダメ出しが多かったです。それは正直なのではなく、想像力と思いやりがないだけでは?「こう言ったら相手がどう思うか?」と考えてから言って欲しい。人はたった一言で傷ついたり、逆に元気が出たりするので。
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子供の言動に対して瞬間湯沸かし的に叱るのはやめたい。子供の言動には全てそれなりの理由があるから、その理由を理解するよう努めてほしいです。理解すれば許せます。さらに言えば、たとえ理由がわからなくても、「何らかの理由があって仕方がないことなのだ」と考えて許してあげてほしいと思います。
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「子供がだらしないのは親の責任だ」「だらしがないのも子供のうちなら直る」「子供ができないことを親がやってあげているといつまでも自立できない」「習い事をやめるとやめ癖がつく」「忘れ物をすれば自分で困って直すから放っておけばいい」などは、全て、子育てを大変にする罪深い迷信です。
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人に迷惑をかけない。わがままを言わない。何事もきちんとできる。こういう子にしようと思って叱り続けるしつけ主義は弊害が多いです。例えば、子供が「親の顔色を伺うようになる」「親の前でよい子を演じ外で発散する」「自分に自信が持てなくなる」「友達や兄弟の失敗を許せなくなる」等です。
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改札で子どもが「切符がない」と言って泣き出し、「だらしない」と叱り、見つかるまで探させる親。まず「大丈夫だよ」と安心させて一緒に探してあげるのが人の道では?そういう親なら子どもも友達に同じ行動ができるようになるのに。しつけを優先すると人の道から外れます。親である前に人間でありたい
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日本人は個が弱い。もっと自分らしく自分軸で生きましょう。それは他人の価値観でなく自分の価値観で生きること。仕事でもプライベートでも、自分がやりたいことをやりましょう。子供にもそれを保障しましょう。子供の人生は子供のもの。親の価値観や思い込みを押しつけないように。習い事も進路も。
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子供を叱って育てた某60代男性が、成人したわが子から完全拒否されています。彼は、自分の子育てを振り返って「叱りすぎた。もう一度息子が0才の時からやり直せたら」と嘆いています。本当は、親子だったら最高によい人間関係になれたはず。でも、他人以上に冷え切った関係になってしまいました。
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ステキすぎる親10選
▼すぐキレない
▼肯定語が多い
▼他の子と比べない
▼今あるものに感謝する
▼よくほめる
▼世間体よりわが子を大事にする
▼結果以上に過程を重視する
▼自分の価値観を押しつけない
▼子供の気持ちに共感する
▼子供を人間としてrespctしている
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子育てで一番大切なのは親子関係をよくすることです。親子関係がよければ、子どもの自己肯定感と他者信頼感が共に育ちます。では、どうしたら良好な親子関係を築くことができるのでしょうか。その多くは言葉に掛かっています。否定的な言葉をやめ、肯定的な言葉と共感的な言葉を増やしましょう。
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「子供を大切にする」というなら、育てている親も大切にしてほしいですよね。同時に学校・園・学童の先生も。日本では、政治も行政も世間も「子供は社会の宝」とよく言いますが、そのわりには子育て家庭や子育て世代を大切にしていません。かけ声や精神論でなく実際に予算を回して欲しいです。
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親あるある。子供に「三日坊主はダメ」と言いつつ、自分は家計簿もウォーキングも続かない。子供に「まず先にやるべきことをやりなさい」と言いつつ、自分は面倒なことを先送り。「妹に優しく!」と言いつつ、自分は夫・妻に冷たい。「ゲームをやり過ぎないで」と言いつつ、自分はスマホをやり過ぎる。
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欧米の夏休みは2ヶ月。宿題はゼロで家庭学習教材もナシ。つまり、遊んでばかりで勉強はしないのです。そんな子供たちが大人になると? 1人当たりの名目GDPで、ほとんどの欧米各国は日本より高い。日本は26位で先進国でビリに近い。ということで、夏休みに大量の宿題を出すのはもうやめましょう。
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子供の毎日は脳天気なくらい楽しい方がいい。「昨日は楽しかった。あれやってこれやって、めちゃ楽しかった」「今日は○○が面白かった。またやりたいな」「明日は□□がある。楽しみだな。毎日楽しいなあ。パパ、ママ大好きだよ。ありがとう」。こういう生活の中で自己肯定感と他者信頼感が育ちます
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子供のちょっとした嘘も絶対に許さないという親や先生がいます。この場合、子供は自分を守るために上手に嘘をつくようになります。大切なのは、子供が嘘をつかなくてもいいように、共感的かつ寛容に接することです。すると、子供は何も隠す必要がないのでだんだん正直になります。
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「幸福感は学歴や収入より自己決定の度合いで決まる」ことが、神戸大学と同志社大学による約2万人を対象にした大規模な合同研究で判明しました。ですから、子供を幸せにしたいなら、趣味も習い事も部活も進路も含めて、何事も子供の意思を尊重すべきです。何を選ぶかよりも誰が決
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笑えば笑うほど幸せホルモンが出て幸せになります。笑いヨガというものもあるほどです。だから、毎日子供を笑わせてあげましょう。毎日よく笑っている子は幸せホルモンが出やすくなって、幸せ体質になります。これは勉強やしつけより大事なことでは?毎日叱られている子は不幸せ体質になってしまいます
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思春期の子には帰ってこられる安全基地=居心地のよい家庭が必要。なので、細かいことで叱るのはやめましょう。もちろん、人として許されないこと、他人に大きな迷惑をかけること、危険なことは、ダメとはっきり言う必要がありますが、細かい生活習慣的なことをこの時期に口うるさく言っても無理&無駄
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親や先生が子供を感情的に「なんで○○なの!」と問い詰めるとき、本当は理由を知りたいわけではありません。イライラしているので普通に叱るだけでは物足りないのです。それで、「なんで」と問い詰めて子供を窮地に追い込むことで、自分のストレスを解消したいという気持ちが無意識に働いているのです
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幼稚園、保育園、学校、塾など、子供が多数いるところでは比較が生まれ、優劣が生まれがちです。勉強ができる・できない。運動が得意・苦手。友達関係が上手・下手など。学校や塾は成績という形でそれをつきつけます。せめて親はそれに振り回されることなく、わが子を丸ごと肯定してあげてほしいです。