昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(新しい順)

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童話の皮を被ったサイコホラー。それがシャルル・ペロー原作の「青ひげ」です。6人の妻に先立たれた貴族青ひげに嫁いだ新妻。青ひげが留守にするというので彼から屋敷の鍵を借り兄を呼ぶ事にします。鍵を貸す際青ひげは言います。「いいか、小部屋は見るんじゃないぞ。絶対見るなよ!」(続く)
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先日無性にプリンが食いたくなり、コナズ珈琲にてプリンアラモアナパンケーキを食べてきました。全部食べたら死ぬかもと思いながら完食。美味でしたが予想通り気分が悪くなり、吉田松陰の言葉が頭に浮かび売ました。 「かくすればかくなるものと知りながら已むに已まれぬ大和魂」
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「パンがないならケーキを食べれば?」。マリー・アントワネットのこの台詞は濡れ衣。そして濡れ衣ついでに「cake」という言葉も英語と仏語では違っています。元ネタの仏語ではこの部分がcakeではなくブリオッシュなのです。バターと卵を使った贅沢品なので英語でケーキと意訳されたのでしょうか。
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画像はラファエル前派屈指の実力派、ミレーの「花嫁介添人」(1851)です。有名な絵ですが注目して欲しいのは介添人の手元。解りにくいでしょうが、彼女は指輪にウェディングケーキの欠片を通しています。これはヴィクトリア時代のおまじない。欠片を九回指輪に通すと真の恋人の夢が見られるそうです。
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ネガティブな思考は堂々巡りに陥りがち。そんな思考の悪循環を断ち切るのに昔から有効なのが「止めろ!」と声に出す事だそうです。耳を通しての命令は脳に対する働きかけが強いのだとか。また「止めろ」を何回言ったか自覚することで、自分がどの程度の頻度でネガティブになっているか解るそうです。
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この彫像のタイトルは「Modesty」。アントニオ・コラディーニ の1750年頃の作品で、彼は薄布に包まれた人物の彫像を得意としていました。Modestyを日本語訳すると謙虚とか貞操になりますが、下からのアングルを見るタイトルに違和感を感じます。雑巾のような私の心がそう見せるのでしょう。すみません
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ハロウィンですね。私は道化師の顔が苦手でして、あのメイクを見ると笑いより恐怖を感じます。ところで道化師にはピエロとクラウンという呼び名がありますが、この二つには実は違いがあります。ざっくり言うとクラウンメイクの中の涙メイク付きがピエロです。内に悲しみを秘めたのがピエロなのですね
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昭和初期の学生隠語を見つけたのでご紹介します。画像は高畠華宵です。 ●アイスクリーム 継母の意。甘いけど冷たい ●消炭 怒りんぼの先生の意。炭はすぐ熾る(怒る)から ●オステーキ おお素敵! ●インタロゲーンヨンマーク あの方最近怪しいわの意。 これは訳がわかりませんねw
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まだ沢山言いたいことがあったのにその人は亡くなってしまった。残された者は辛いですが、その辛さへの対処法の一つに「死者に手紙を書く」というものがあります。無論届く訳のない手紙ですが、文字にする事で行き場のない感情を消化できるとか。愛でも恨みでも、書いて吐き出す事が大事なんですね。
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朝から晩まで煙草の葉を巻き巻き。こんな単純作業もうイヤッ。そんな労働者の為に雇われていたのが「葉巻工場朗読屋」でした。米国やキューバで活躍した彼らは新聞や小説を工場で高らかに読み上げ退屈な作業を楽しいものに。しかしラジオの登場とともに彼らは徐々に姿を消し、1960年頃絶滅しました。
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サッカーとかラグビーとか鬼滅の刃とか、にわかファンはガチ勢から嫌われる様です。この俄(にわか)は江戸時代頃から使われており、路上や宴席での即興芝居を指していたとか。画像は芳年の「にあいさう」。吉原で行われた即興芝居「吉原俄」の様子を描いています。堂々とにわかを主張していますね😄
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画像は中村屋印度カレーの開発者ラース・ビハーリー・ボースとその妻です。大正まで日本のカレーは小麦粉とバターを使った欧風が主流でした。彼は「本当の印度カレーは辛くて甘くて酸っぱいの調和」と主張し中村屋のカレーを監修。そして昭和二年、中村屋喫茶部にて純印度カレーが提供されるのです。
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熱病の合間に見る夢のような光景だなと思いました。画像はオーストリアのアルフレッド・クビン (1877生)の作品。神経衰弱に悩まされていた彼はムンク、アンソール、ルドンの作品に出合いシュールの世界に目覚めます。オリジナル版画の他、ポオやドストエフスキーの小説の挿絵等を手がけました。
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西洋女性のショートヘアは18世紀のフランスから始まったと言う説があります。革命政府により一万人以上が処刑されたフランスでは、革命終了直後から画像のような髪型と首が露出した服装が流行りました。これはギロチンで首を落とされた人が強要された姿の模倣。そして赤い首輪は血を表しています。
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モノポリーに出てくるオジサンの誕生は1935年頃。漫画家FOアレクサンダーによってデザインされました。一般にモノポリーマンと呼ばれる彼の正式名称は「Rich Uncle Pennybags」。米国財閥の大物ジョン・モルガンをモデルにしていると言われています(左下)。モデルは全然可愛くないですね。
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美人の条件のひとつに「丸いおでこ」があります。確かにつるんと丸いおでこはとっても魅力的。それだけにおでこの脂肪が減って平面になると一気に老け顔が進むそうです。絵画の世界で私がお勧めするおでこ美人はフランツ・ヴィンターハルター 作の「モンモランシー公爵夫人」(1860)。綺麗ですよね。
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厨二魂が炸裂しそうなこの武器は「ランタンシールド」です。16~17世紀のイタリア産。防御しつつ内蔵の剣でグサリ。鉄拳に付けたスパイクでグサリ。オマケに灯火機能もついてるよという優れ物でした。しかし剣の戦闘は結局リーチの長さが総てであり、盾は盾以上の機能は不必要。当然の如く廃れました。
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ぜひ大きな画面で見て欲しい。乙女に差す影も綺麗ですが木肌の質感が素晴らしいです。これはマックスフィールド・パリッシュ(米・1870~1966)の「Hilltop」。商業誌の表紙や挿絵を手がけた彼の作品は木々と人間を描いたものが多く、その絵柄は非常に精緻かつ美麗。現代人向けのタッチだと思います。
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騎士はパーシヴァル卿。アーサー王伝説にある円卓の騎士の一人です。彼は聖杯を探す旅の途中美女に出会いお酒を勧められ誘惑されますが、鉄の意志で美女を拒否。実は彼女の正体は聖杯捜索を邪魔する悪魔でした。アーサー・ハッカーの1894の傑作ですが、上目遣いの美女の目が無機質で大変恐ろしいです。
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「おばあちゃんボク達の演奏聞いてくれる?」 「おお、ありがとねぇ☺️」(ニコニコ) 「ボエーーーッ!!!」 「ヒイイッ😱」 こんな感じでしょうね。でも子供達の善意は汲んであげたい所です。ゲオルギオス・ヤコビデス (1932没)の「Children's Concert」という作品でした。
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スタイリッシュ! 画像は1920~30年頃のルワンダの男性です。この独特の髪型はアマスンズと呼ばれ、男性の社会的地位や特性、未婚や既婚などを表していました。女性も結婚適齢期にはこの髪型にしたそうです。しかし植民地化と内戦以降、アマスンズ文化はすっかり失われてしまいました。
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「仕上がりはいかがでございますか?」 「うむ。もうちょっとヒゲを整えてもらえる?」 こんな会話をしてそうです。画像はフェルディナント・ファン・ケッセル(フランダース・1696没)の「The barber monkey」。彼は小動物を画題にしたコミカルな作品を主に手掛けました。猫さんの表情真剣ですね。
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昭和の時代濃ゆーい外人顔の事を「バタ臭い」とよく表現していました。バターは舶来品でしたのでバター臭い=西洋臭いということだったのでしょう。そんなバタ臭い顔の代表格と私の親が認定していたのがソフィア・ローレン(1955撮)。確かに今見ても濃ゆい顔立ちで、むせ返るようなお色気を感じます。
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以前から真贋が論議されていたフェルメールの「フルートを持つ女」(左)。今月ついにナショナル ギャラリーによって「クロ」との判定が下されました。右の「赤い帽子の女」との類似性からフェルメール作と言われてきたこの絵ですが、技術や経験がフェルメールに比べかなり不足しているそうです。
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恋愛とか夢とか、人間どうにも諦めきれないものがあるもんです。往生際の悪さが唯一の長所?である私も、この歳でまだ諦められないものがあります。江戸時代もそんな人が多かった様で、都々逸坊扇歌はこんな唄を残しています。「諦めましたよどう諦めた 諦めきれぬと諦めた」。沁みますねー。