「牛丼 並 つゆだくで」のテンポで「いい歳して独身で寂しくない?」って言われて笑った。樹木希林さんが『一人でも二人でも十人でいたって寂しいものは寂しいもの』と言ってたけど、寂しさから逃げようと自分の感情をおさえて誰かといても寂しさは膨らむ。全ての独身を寂しい人と決めつけなさんな。
久々に新宿アルタ前。いいともを担当してた頃、32年間タモリさんが誰とでも会話を弾ませたコツを聞いた。タモリさんの相槌はいつも「そうなの?」決して「なるほど」で会話を終わらせないから弾むって。当時「すぐやろ」と思ったが、全く活かせてない自分を嘆きつつ最終回に撮った写真を見てる。
桑田佳祐さんでも「サザンより売れてるバントにやっかみあるよ」と言ってた。前も呟いたが誰しも『人生の七味』やっかみ、うらみ、いやみ、つらみ、ねたみ、そねみ、ひがみはある。でももう一本持ってる。なごみ、したしみ、はげみ、のぞみ、えみ、つつしみ、ひとやすみ。毎日調合しておいしく生きる。
高校のとき野球部の監督に「結果を出せ」と言われた。社会に出てたくさん失敗してた時期に再会し「また結果が出せてません」と言ったら「失敗って結果がたくさん出てるじゃないか。失敗って結果も結果、それもいつか役立つ」と肩を叩かれ、教えの本質がやっと分かった日があります。
ヘコんでる人の隣りで 明石家さんまさんの「悲しんでる人の前で悲しんだらダメや」って言葉を思い出した。ヘコんでる人を慰める最善策は『慰めの言葉』を使わないことだったりする。さんまさんがイイのはそっと回復薬も添えるところ「落ち込んだんはアンタが頑張った証拠やで」って。
以前、ムッとする言葉にすぐカッとなっていた頃「言葉で借金つくるなよ」って助言にハッとした。売り言葉も買い言葉もあるので言葉は心の借金をつくる。売られても買わない、ムダな言葉を生産しても買ってもらえないから売りもしない。やっと気付いて現在地。
番組のメイクさんが転職して田舎に帰った。以前「最近メイクのノリが悪い」と言ったタレントに彼女が言った「メイクの前に〝メイク〟ですよ。メソメソしない、イライラしない、クヨクヨしない生活」は今までも胸の奥を保湿してます。お元気で。
この一か月「芸人さん大丈夫?」と毎日聞かれてきた。誰かにコントロールされる毎日ほどつまらないものはないから どんなにネット社会になっても『本人が言葉で伝えてきたこと以外は事実としない』ことにしている。もし逆の立場になったとき自分の言葉だけを事実としてくれる友人がほしいし。
タイムラインに流れる吉本の芸人さんの言葉を見てる。卵は外からの圧力によって割れたら命が終わるけど 内側からの力によって割れたら命が生まれる。大きなことはいつも内側から。笑わせておくれ 内側の人。
さっき後輩に「気が合わない人とは気が合う所まで離れてみたら」と言ったのは、人はリズムもテンションの高さ低さも違うので それぞれ別の楽器。距離によっては不協和音になるから。オーケストラの配置が決まってるみたくベストな距離を探る。尺八とドラだったら諦める、ってくらい気楽に離れてみる。
既婚者に「独身は身軽でいいね」と言われたので素直に「そうだね」と答えた。でもね、早く目的地に行くには一人で歩くのがいいけど 遠くに行くには誰かと歩いた方がより遠くまで行ける。お互い〝ないモノねだり〟と〝あるモノ知らず〟。お互いに合った歩幅と靴音でいいんだよ。
一人旅の計画を立てた。女優の中谷美紀さんは『なぜ人は旅に出るのか?』という問いに「日常に〝ただいま〟と言うため」と答えていた。当たり前の仕事、当たり前の食事、当たり前の家族や友人... 日常が日常であることへの感謝や幸福を再確認にするために旅に出るのだと。とても素敵だった。
さっき凹んでた人へ。平日と週末が交互にやって来るように 期待と不安も交互にやって来るもんよ。んで、人間が左右の手足を交互に出すから歩けるように、期待と不安、いい事と悪い事、好調と不調も『交互』だから前に進めるって考え方もあるよ。
約12年担当した番組の最終回収録。隣で「小3から観てたんです」と女性ADさんが涙目で笑ってた。帰り道 『君は君で 僕は僕で 走るだけ』って歌詞が頭ん中で流れた。お疲れ様でした。
他人を批評するだけの会合から「約束あるんで」と抜け出して 約束などないのでスタバで足をぶらんぶらん。もちろん彼らにこのツイートを見られていいし批評されてもいい。現代人に必要なのは話し合いよりも黙り合い、悪口・告げ口よりも早く帰る改札口。
京都の住職の言葉。我慢してる人、流されやすい人、妬みっぽい人、色んな人がいてはります。いて当然です。たまに京都に来たくなる感覚ありますやろ?そんな感覚くらいの「間隔」、ごくたまにでいいんで「人」を休んで「ひと休み」してください。
学生に「落ち込んだ時はどうします?」と聞かれたので「落ち込んだ時にしかできないことをやる」と答えた。打ち込める時は打ち込む、意気込める時は意気込む、ならば落ち込む時は落ち込んで そん時しかできないことをやる。トイレ掃除やら家族に電話とか。キレイになるし母ちゃん喜ぶし 案外よいよ。
今日「俺をイラつかせるな」って部下に言ってる人を見た。イラつきや怒りを生産してるのは自分、不安や悲しみを生産してるのも自分。そこにイラつかせる人がいるんじゃなく、イラつこうとした自分がいるだけじゃないかな。
人がイライラする原因の9割は人間関係らしいけど、相手のことを思い出してイライラしても、相手は自分のことを1秒も考えてないし エロいこと考えたりラグビー観たりしてるから、時間もったいねえ、怒りの片想いは両想いになれねえ、と気づいて落ち着いてみる。
いつも機嫌良い芸人に「ヘコむことないの?」って聞いたら「わざわざ自分からヘコまない。車と一緒で 走ってりゃ いつか誰かにヘコまされるからね」と返ってきた。確かに 自損でヘコんでいてもキリがない、生きてりゃ誰かがヘコませてくるので、そいつとの一戦に力を使ったほうがいい。
上京した両親に会って『反抗期』の話になって、ごめんねと言ったら「反抗期はありがたいイベントよ」と返された。親子はなかなか親離れ・子離れしにくいので、あえて反抗期という『仲間割れイベント』が発生するんだって。確かに いつの間にか親離れできてる。なるほどなぁ。
苦い経験をしたら その苦い種を育ててみると けっこう甘い実になる。これまで何度も「終わった」と思ったけど人生が終わったことは一度もないです。日々は 文章みたいに苦闘点(句読点)が続くけど、日本語の最後には◯がつく。生きてる限りはバッドエンドはないので 深呼吸。
同じ独身男が「独りはみじめだろ?」と同調を求めてきた。悪いけど こっちは独りの時間も楽しいし、帰り道にパイプユニッシュとかマイペットとか買うのも好きなのよ。忘れちゃいけないのは「独り=みじめ」って思い込みと、自分で みじめなキャラを演じることが一番みじめってこと。
学生に「若い子に〝あんな大人になりたい〟って思われるより〝あんな大人がいてもいいんだ〟って思われる大人になりたい」と言ってる友達の話をした。一番ウケたのは、彼が修羅場にハーモニカを吹きながら登場しケンカを仲裁した話。そんな大人がいてもいい。
最近『第三次世界大戦』ってワードを見ると、みうらじゅんさんの「第二次世界大戦って、続きがありそうな表現だからイヤ。〝世界大戦 完結編〟にすればいいのに」を思い出す。あたしゃ広島出身、さしずめ 第一次平和大切ツイート。