#ウルトラセブン  「ダン」 「ん?」 「静かね」 「ああ」 「宇宙全体が、こんな静かな毎日を迎える日がいったいいつになったら来るのかしら」 「うむ…いつかな、いつかは分からない、でもいつか必ずくる、くるよ」 いつか地球人も他の星の人も信じあえる日がきっと来る、愛をテーマにした台本。
#ウルトラセブン  「誰も来ない。君は始めから見捨てられてたんだ」「?!」 「…この星で生きよう…この星と一緒に…」 あきらめきった表情でボックスのボタンを押すマヤ、「I…(押す)…7…(押す)」 「何故、他の星ででも生きようとしない…僕だって宇宙人じゃないか…」 他人の星(旧題)
#ウルトラセブン  「それはね、我々の全てが人間の作った科学を信じているからだよ。小さなネジ一つ、メーター一つにも人間の作った最高の科学が生かされている、そう信じているからこそウルトラ警備隊はあんなに勇敢に戦えるんだ、わかるね」 佐々木守が「人間の信頼」をテーマとした脚本
#ウルトラセブン  「(内心の声)真市君の言った通り、もし人間が地球の侵略者だったとしたら、ウルトラ警備隊の一員として働く僕は、人間という侵略者の協力をしていることになる…だが、ノンマルトは本当に地球人だったのか?」  霊魂を通じ悲痛かつ衝撃的なメッセージを投げかけた名作
#ウルトラセブン  「ぬるい、砂糖も多い!」 「コンピューターの計算によれば、我が第四惑星の人間達は向う5年のうちに滅亡する命運にある。ところが人間は我が国にとってなくてはならぬエネルギー源だ」 ロボット支配のテーマとアルファヴィルからインスパイアされた実相寺監督の名作。
#ウルトラセブン  「試してごらん、私は今宇宙のペロリンガ星人と話をしていると言って」… 「人間なんてそんな動物さ。ちょっとのことで有頂天になって信じあい、自分たちの誤りを気付かずに、人を疑う。そして専門家は常にアマチュアより正しいと思っているのさ…」  セブン屈指のSF寓話
#ウルトラセブン  悪魔のような侵略者たちから、地球を守るために斗って来たウルトラセブンにも、最后の時が近づいていた。もう、二度と再び立ち上がることは出来ないのだろうか、死んではいかん!地球はまだ君を必要としているのだ。頑張れ、モロボシ・ダン!ウルトラセブン、生きるんだ!!
#仮面ライダーV3  「風見が怪人に苦戦して”早く変身しないと倒されちゃうよ!”という危機感をぎりぎりまであおってからV3に変身する。私が考える変身のタイミングはずばり『鞍馬天狗』でしたね。」宮内洋 「ヒーロー番組は教育番組だ!」という名言の裏には徹底した努力と役者の美学があった。
#仮面ライダーストロンガー  「早くお見舞いに来ようと思ったけど、仕事で遅れてしまってごめんよ。もうすぐ小学校だね。それまでによくなると良いね」 感動回「さようならタックル!最後の活躍!!」の放送日に荒木しげるは難病のために入院生活を続ける子どもを見舞った心温まるエピソードがある
#ウルトラマン #一峰大二  「僕のは八つ裂き光輪で、2匹同時にやっつけた。その時、描いててテレビにはない横長の画面というのを思いついたの。当時のテレビは4:3の画面でしょ。映画館の方はシネスコの画面だからそれをマネしてさ、迫力あるでしょ」 テレビにない戦いを表現した数々の名作。
#キャプテンウルトラ #大伴昌司  大伴昌司氏は図解により、なぜこの怪獣はこんな動き、あの怪獣はあんな能力を持つのか、という子どもたちの疑問に真正面から向かい合い、SF&怪獣ファンに絶大な影響を与えた。
#仮面ライダーアマゾン #岡崎徹  「『燃えよドラゴン』の影響です。この作品の主人公を演じたブルースリーも僕と同じ裸のキャラクターだったし、あのような雰囲気でアマゾンを演じてみたかったんですよ。血を流しながら戦うことで、敵の強さや主人公の危機を表現したかったんです。」
#ミラーマン  円谷プロがウルトラマン以外で初めて制作した、異次元人の巨大ヒーロー。光学合成技術によってミラーナイフ等の必殺技が作風にマッチしている。前期のインベーダーの変身する異次元生物も後期の恐竜型も第2次怪獣ブームを大いに盛り上げてくれた。
#中田博久  「僕はギリギリでやりたい。それくらいじゃなきゃ迫力でない。そんなこと普通にやってました」 命綱なしの崖を登るシーン、ボンネットの隙間に手を入れるだけの暴走車にしがみつくシーン等、怪人40面相の撮影中には何度も死を感じたという。正義も悪も独自の俳優美学で魅了した名優。
#ひし美ゆり子 #ウルトラセブン  「ううん…人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりないじゃないの。例えウルトラセブンでも…」  ひし美ゆり子さん、お誕生日おめでとうございます。
#怪奇大作戦  「円谷プロが打ち出した”怪奇映像”が他の作品群と一線を引くのは、空想上の妖怪変化の類を描くことではない。複雑怪奇な科学犯罪とそれを解き明かす科学捜査研究所『SRI』の活躍を特撮で見せる、新種の犯罪捜査ドラマだった」金田益実 (怪奇大作戦 桑田次郎より)
#モスラ  「モスラヤ モスラ ドゥンガン カサクヤン  インドゥムゥ」 小美人が歌う表情には怒りではなく、微かな悲しみの色に胸が熱くなる本多猪四郎監督の本編演出。 「平和こそは永遠に続く繁栄の道である」 人類の良心に訴えるテーマ、そして円谷英二の東宝特撮の傑作!
#怪奇大作戦  「…見てください。…聞こえるんですね。喝采。まあ、あんなに得意そうな顔しちゃって…(微笑)」 「…聞える、聞えます。」 単なる犯罪の解決に留まらず、かつて社会からもてはやされた奇術師が疎外され、狂気にまで至る不条理に切り込んだ名作。
#怪奇大作戦  十人の娘が旅に出た。滝に打たれて一人目が死んだ 「科学者?科学者が何をした。原爆を水爆を発見しただけじゃないか。…間違いかもしれない。だが俺がやらなかったら誰が京子の白血病を治してくれた?」 憎き無差別殺人の動機に戦争に翻弄された罪なき妹を想う兄の救いなき狂気
#怪奇大作戦 #岸田森  「『京都買います』は本当に良かった。円谷でなければできないといった作品ですよね。人間を正面からでなく、ちょっと斜めから入っていて…それがとても人間っぽさを出していた。」 岸田森 実相寺監督と京都映画のスタッフが産み出した重厚な画作りで、芸術の高い傑作。
#怪奇大作戦 白い顔 「お前のお母さんも同じことを言ったよ。だが素顔を見せたら私の元から去って行った…この包帯を取るわけにはいかん、お前に見せるわけにはいかんのだ」 顔を失い、娘に捨てられる恐怖と歪んだ愛から、父は殺人鬼と化した。しかし娘の愛は父が思うよりも深かったのだ。
#円谷英二 #特撮  円谷英二ご逝去当日の手記 「意味のない一日だった、完全静養の退屈さを味わう。今度もヒコーキ野郎の企画書脱稿に至らず。我無能を嘆くのみ。…今後は東京にあっても徒らに無為に過ごさず、徐々に出社して仕事に復帰したしと思う」 まさに昭和の葛飾北斎
#怪奇大作戦  旧題水棲人間 「ね、あんなに殺られてまで、なぜ私に頼んだの?」 「…君が千恵子という名前だったからだろうな」 冷たい感触が23年前の記憶を甦らせる。当時4歳の牧と姉の千恵子 牧も千恵子も防空頭巾を被っている。 見るものに痛切に感じさせる戦争の爪痕、上原正三渾身の名脚本。
#金城哲夫  「宇宙人は握手する時、ポロリと涙を流すんだよ。緑いろの涙を…。そうすると握手した人は、その涙の玉の中にスルリと入ってしまうんだ。涙の玉が宇宙船になるんだ…」金城哲夫  卓越した想像力、全ての生命への慈愛  今なお多大な影響を与え続けているあまりにも大きな功績を称えて。
#怪奇大作戦  呪いの壺  「これで僕も犬死にしないですむ」「この寺は本物か偽物か…さ、わての道連れやで!」 …牧の計器すごい音を立てて壊れる。と、日野の姿、激しい光線に取り囲まれ、寺もばっと燃え上がる。 青年に巣くう黒い怨嗟の炎を実相寺監督が見事に演出した、怪奇の最高傑作の一つ。