COVID-19事態での学生への給付金に関して、国籍による差別を導入した国はたぶん日本が初めてじゃないかな。/現金給付、留学生は上位3割限定 文科省、成績で日本人学生と差 | 2020/5/20 - 共同通信 this.kiji.is/63579656110515…
こういう国家からの差別ってさ、けっこう傷つくんだよね。「この国に興味を持ち、夢と希望を抱いて学びに来たというのに、この国にいてもらっては邪魔ってことね」って。「日本に将来貢献するような有為な人材」が、日本のことが嫌いになってしまいかねないくらいに。 this.kiji.is/63579656110515…
米国の大統領選を見て、やきもきしている人、けっこういるよね。米国の影響って大きいのに、自分は何も関与できないもんね。でもね、その感覚を、在日コリアンは、日本国内で選挙のたびにずっと抱き続けてきたんですよ。
石原慎太郎といえば、日本で「ヘイトスピーチの時代」の幕開けを告げた人物。その悪影響の大きさは、マジョリティには知覚しにくいものだったかもしれないけれども、時代の転換をもたらすほどのものだったわけでね。各メディアが申し訳程度にしか「問題発言」に触れていないことにはあきれるばかり。
「日本のことはアジア唯一の先進国であり発展のモデルだと思ってリスペクトしてきたけど、いざ近くまで追いついてみると、どうにも卑怯で非合理的な国だった。にもかかわらず上から目線でこちらをバカにするとか、いやそっちのほうが愚かさ丸出しじゃん」みたいな空気感が、報道ににじんでいる。
公人による差別発言が、追及されずに済まされてしまう、「石原節」などというレトリックでパーソナリティの特徴に矮小化して問題性を霧散させてしまう、そして巷では「差別差別と騒ぎすぎ」と犠牲者非難が起こる。そんな時代を、あの人は引き寄せたんですよ。メディアはその共犯になった。
うむ。これだよ、これ。/文大統領 首脳への悪口は表現の自由=偽ニュースには「厳正対処」 yna.kr/AJP20200827003…
あの時、公人によるヘイトスピーチを野放しにしたことが、結果としてどういう時代を招来したか。今ではもうわかっているはずなんだよね。メディア各社は、今回の訃報を、ぜひとも、自分たちの報道姿勢を振り返る機会にしてほしい。
人権やマイノリティに関わる講演をするときにいつも気をつけているのは、「可哀想なマイノリティを守る必要がある」という認識を抱かせないこと。「この社会の健全さを維持するために何かしなきゃ」と思わせなければ、失敗だと思ってる。
現代のヘイトスピーチに代表されるこの国のレイシズムは、植民地時代から地続きのものだ――ということが象徴的に表れた事件だよね。 #ひろしまタイムライン
海部俊樹元首相といえば、チマチョゴリ切り裂き事件(つまりヘイトクライム)への対策を問われて「ぼくがやったんじゃないもん」と答えた件がどうしても思い浮かぶのだけど、考えてみれば、ヘイトクライム対策を首相に質問するメディアも、この回答を問題視するようなメディアも、いまはもうないよね。
歴史修正主義がドイツで通用するわけないだろうに。恥ずかしいったら。/「性奴隷でない」日本政府が見解 慰安婦像、独語で - 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20201…
なんらかの差別発言が「ヘイトスピーチ」として定位されるためには、必要条件があるんだよね。その一つは、どれくらいの人に擁護・賞賛されるか、というもの。そして、石原氏の「問題発言」は、各メディアが擁護したり、少なくとも追及しすぎないようにすることが多かった。中には賞賛するメディアも。
#もし75年前にSNSがあったら という問いへの回答はもう明らかだよね。これだけ皇国史観に洗脳された少年が気軽に差別扇動をするわけだから、「関東大震災後の朝鮮人虐殺事件のような事態が、日鮮融和以降も、日常的に散発するような状況だっただろう」がFA。
マンスプレイニングって、じつは、ターゲットは女性だけじゃないんだよね。「マン」は〈男性にありがちな行動様式〉という意味だけど、ターゲットはマイノリティ全般。ぼくに、在日コリアンのことを教えようとしてやってくる阿呆は掃いて捨てるほどいるからね。
これは素晴らしい検証記事だ。/「シュン@ひろしまタイムライン」について出典元やその他の書籍との比較 - 電脳塵芥 nou-yunyun.hatenablog.com/entry/2020/09/…
日本政府の行動も、日本メディアの報道姿勢も、批判を受けてもやむをえないというか、正直、自業自得としか言いようがない面はあるのだけど、でもこの空気感の中で生きていかなければならない在韓日本人にとっては、かなりしんどいんじゃないかな。
「マイノリティのことをやったって選挙で票を獲得できない」という問題設定よりも、「マイノリティのことを平気で他者化するような社会ではたして人は幸福を追求できるのか」であるべきなんじゃないかとぼくは思うんだよね。
そして #ひろしまタイムライン としては、この皇国少年が抱え込んだ植民地主義的な朝鮮人蔑視を、あえて現代に伝える決断をしたということなんだろう。問題は、現代の視点から何のエクスキューズもないままそれを垂れ流したということだよね。
軍需工場に動員された朝鮮人と学徒動員された中学生が接触したエピソードとして、ありえない話でもないとは思うのだけど、むしろ注目すべきは、少年の朝鮮人に対するナチュラルなほど植民地主義的な見下しだろう。 twitter.com/tomoka_hidden/…
この国の中枢にいる政治家たちが、旧統一教会とずぶずぶな関係になっていることを、旧統一教会が集客に利用していたという構図ももちろん問題だよ。だけど、ザイトク並みの極右とこの国の中枢がつながっていたということを、もうちょっと問題視してくれてもいいんじゃないのかね。
例えば、90年代初頭、在日コリアンの地方参政権には共感的な世論が一般的だった。日本の地方自治体の過半数から、在日コリアンに地方参政権を認めるべきだという陳情が出ている。それを、「だって外国人なんだから仕方ないでしょ」ってところまで押し戻したのはだれか。統一教会系のメディアだよ。
でもいちばん大事だとぼくが思っているのは、マイノリティを抑圧(しておきながらそれを平気で放置)する社会は、同じ原理で、マジョリティだって抑圧するんだということに気づいてほしいからですね。
そうなんですよ。「あぁ、日本政府がそういうふうだからこうやって記憶を共有するための像が必要なんだな」と、少女像の意義を反射的に再確認する役割しか果たしていないという。 twitter.com/hiroaisi/statu…
なんとなくタイトルだけ読んで敬遠していたのだけど、いざ読んでみると良記事すぎてびっくりした。/グレタ現象の影で「消された」黒人活動家――環境保護における人種差別(六辻彰二) - Y!ニュース news.yahoo.co.jp/byline/mutsuji…