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忌野清志郎はいつも何かに凝ってた。カメラ、ほら貝、ウクレレ、シジミ汁、自転車、ポルシェ‥。会うたびにそれらを持ってきて見せてくれた。恥ずかしがり屋だった彼のコミニュケーション・ツールでもあった。ある取材で今凝ってるものと言いスタジオで大量のシジミ汁を作った。匂いに皆げんなりした。
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緊急事態宣言が一都三県に発令される見込み。その内訳を見てゆくと素人でも穴だらけだと気付く。飲食店だけがやたらターゲットのされてる思いもある。もっと踏み込んだ期間の長い宣言を出し国債を発行しても国民に給付金を出すべきだろう。自助と共助だけを求め公助を避けようとしてると感じてしまう。
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優しい人に憧れる方は多い。本当に優しいというのは自分だけを包んでくれる気にさせたり優しく扱ってくれるだけとは限らない。優しさには時に厳しさが伴う。ここで相手や世界を怒らせようとその人や社会の為になるからやるという凛とした決意も必要なのだ。本当に優しい人が増えれば社会も変わります。
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筒美京平さんが逝った。コンビを組んでた橋本淳さんの紹介で一度お逢いしたが音楽だけでなく多方面に造詣の深い方だった。個人的には平山みき「真夏の出来事」、郷ひろみ「よろしく哀愁」が好きだった。洋楽的センスと和の旋律の調和は秀逸だった。また昭和が遠くなった。心からご冥福をお祈りします。
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令和に入り最初の呟きが遠藤ミチロウの訃報とは悲しすぎる。1990年に逝った
JAGATARAの江戸アケミと並ぶ怪ヴォーカリストだった。ミチロウの音楽にはロックが失った反骨神が宿っていた。本人と会ったのは一度だけだったがスターリンのライヴは何度も観た。失って初めて知る熱い思いが心を侵食します。
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人に必要なのは才能でなく熱意だと思います。自分を例にとれば45年以上文章を書いて生活の糧を得て来ました。でも自分に文才があるとは思いません。代わりに人の何倍も読書し文を練習しました。ツイートも10年以上140字ぴったりでしているのも矜持と熱意からです。熱意があれば大抵の事は成就します。
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人は孤独なものです。孤独だから社会的分別ができると他人とコミニュケーションを願います。しかし他人との触れ合いに極度に依存すると軋轢を生む事もあります。孤独を恐れず孤独を友達にする。それができれば他者との関係で嫌な思いも減ります。孤独が苦手な方の為に音楽、文学など芸術があるのです。
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自分には才能が無いという方がいる。そんな事は無い。誰にでも何かしらの才能があると思う。問題はそれを発見できず一生を終えてしまう事だ。才能を見つけたり認めてくれるのは他人です。そういう人と出逢えるかが重要だ。自分一人でも学びや修練を積む事で見つけられる場合もある。諦めてはいけない。
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人により心を癒す音楽は多種多様だ。ヒーリングミュージック何て糞食らえ、自分はヘヴィメタルで癒される、アイドルJ-Popで癒されるんだという人もいる。この多種多様性が音楽を聴く行為の魅力でもある。人に自分の好きなものを強引に押し付けないで寛容になり色々な音楽が世にある事に感謝すべきだ。
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疲れた身体は例えばアリナミンで何とかなるかもしれない。問題は疲れた心。向精神薬を飲んだとしても必ずしも良くなる訳でない。疲れた心を癒すのは家族や恋人、ペット、そして何より音楽(芸術)の力だと思う。何故、音楽(芸術)が癒してくれるのか?それは音楽(芸術)が全てから自由で開放されてるから。
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リトル・リチャードが逝った。87歳。R&Rの元祖の一人で独特なファッションと唱法は多くのミュージシャンに影響を与えた。ポール・マッカートニーは大ファンでザ・ビートルズ時代「ロング・トール・サリー」をカヴァーしたし唱法も影響を受けた。プリンスもファンの一人だった。謹んで冥福を祈ります。
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心を穏やかにしてくれるものは結構多いが魂を救ったり揺さぶったりするものは非常に少ない。音楽(芸術)が凄いのは魂を救済してくれるからだ。ソウル・シンガーという言葉もあるが音楽ほど魂に直接訴えるものは他には少ない。心は勿論、魂を撃つ音楽に出逢えたら音楽ファンにとっては至上の出来事です。
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人は意外と気付いていないものです。強風の大空に鳥が飛んでます。鳥は自分の意志で羽ばたいてるのか風に流されているのか分かりません。これと同じ事が人にもしばしば起こってます。自分の意志で飛んでると思ったら実は風に流されてた。そうならない様に常に気を配る。これは自戒の為に記しています。
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拡散お願い)電子書籍の『ROCK絶対名曲秘話』第2弾「天国への階段」発刊中。レッド・ツェッペリンがどうやってこの曲を作ったのか分かります。30曲のプレイリストも付属して定価¥300。殆どのネット書店で購入可能。一生懸命書きました。皆さんのご購読をお待ちしてます。詳細はsgk.me/2Kkpw4a
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チャリー・ワッツがこの世を去った。80歳という高齢に病気、予期せねばならない事と分かっていてもショックだ。彼はビートそのものだった。彼がいたからザ・ローリング・ストーンズのグルーヴがあったのだ。少し皮肉の効いた彼のコメントが大好きだった。ひたすら悲しい。心からご冥福をお祈りします。
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今、相当に苦しい状況にあっても必ず未来は切り開けると信じる事です。自分の例で相すみませんが少年期までは極貧、壮年期は重度の鬱病とパニック障害。死んだ方が楽と何度も思いましたが一方でこのトンネルの先は明るいと信じてました。だから諦めないで必ず先は開けてると信じる心を維持して下さい。
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沢山の皆様の励ましの言葉、ボランティアの申し出、有難うございました。水道は未だ不通ですが頑張ってます。瓦の被害が思ったより酷く全面張替えだそうです。地元で頼むと1年待ちだそうですが東京の友人の好意で1か月位で何とかなりそうです。それより未だに停電している方達が案じられてなりません。
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(拡散お願い)12月15日に小学館から発刊した電子書籍『ROCK名曲秘話』、1月15日には第2弾レッド・ツェッペリンが出ます。それまで少しでも購読者を増やしたいのでご協力お願いします。QRコードやURLで関連曲も聴けます。Amazon,紀伊国屋などで簡単に購読できます。詳細はsgk.me/3rsVhsu まで。