小川公代(@ogawa_kimiyo)さんの人気ツイート(リツイート順)

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特権のある人は「マイノリティーの人が後方にいたら、善意を込めて「何やってるの?こっちこっち~」なんて言うんですけど、そこではドアが開いていない。そのことが見えないわけです。そうなると、逆に「ここまで来られないのはあなたが悪いんだ、努力不足だ」と…」良記事。 nhk.or.jp/heart-net/arti…
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自民党が「学生時代に奨学金の貸与を受けた人が子どもをもうけた場合、返済額を減免」など、少子化対策を議論している「こども・若者」輝く未来実現会議に提言するという。「輝く○○」と言う前に2004年に育英会の奨学金制度が金融事業に変えられた問題をまずなんとかしよう。 jiji.com/jc/article?k=2…
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「子どもを産むこと」が奨学金返済額の減免というインセンティブになれば、それだけ出産を引き受ける女性が"借金返済"と"身体的負担"の間で激しい葛藤を抱え込むことになるのに、それには全く触れられていない。自民党は女性や若者が「輝く」なんて軽々しく言うけど実存的な苦しみを黙殺するんだよね。
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1月25日はモダニズム作家のヴァージニア・ウルフの誕生日。ブルームズベリー・グループの一員で、『ダロウェイ夫人』『灯台へ』『オーランドー』『波』『幕間』などの小説や評論『自分ひとりの部屋』で知られている。夫とホガース・プレスという出版社を立ち上げフロイトらの重要な著書を世に広めた。
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エミリ・ディキンスンは没後「発見」されてアメリカを代表する詩人となりましたが、生前はジンジャー・ブレッドなどのお菓子名人として知られていたらしい。レシピの裏に詩が綴られてる。精神の糧である言葉が肉体の糧であるパンやケーキと同じくらい大切だったことが分かる。 openculture.com/2015/07/emily-…
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坂本龍一さんが残してくれた大切な言葉。「戦争は、外交の失敗であると定義されています…攻めてきたらどうするんだと言う人がいますけれど、攻められないようにするのが、日々、外交の力なんですよ。それを怠っておいて…軍備増強しようといういうのは本末転倒だと思います」 m.youtube.com/watch?time_con…
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『生きる』についてイシグロとビル・ナイがインタビューに答えてる。黒澤映画の大ファンだったイシグロがその翻案映画を制作することは「引き裂かれるようだった」。原作に忠実でありたいと思う一方、それを否定して刷新しなければならない。ビル・ナイにその抑圧はなかった。 wnyc.org/story/bill-nig…
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加賀乙彦さんが亡くなられた。大学で犯罪心理学や精神病理学を専攻、拘置所で医務部技官として拘禁心理を研究し『宣告』では「死刑囚の心理を描き、信仰と人間の救済を見つめた。」呼びかけ人の一人として「脱原発文学者の会」を発足させ社会問題にも積極的に発言されていた。 nordot.app/98807458073347…
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「かつて、パラシュート部隊のように膝を抱えて集まったわたしたちは、互いに銃を向けることはしない。それぞれの戦場に降り立って、生きて、この年になって、誰かは出産して、誰かはそうではない。」この言葉の感性は、永井玲衣さんならでは。このエッセイ読んで。
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日本の女性たちの間に分断があるとすれば、それを「歴史的に形成されたと知ることが重要」と菊地夏生さん。80年代に第3号被保険者制度ができたことによる女性の二者択一問題が分断の根っこにあると気づかせてくれる良記事です。 助けあえない日本人女性、「分断」が進んだ背景toyokeizai.net/articles/-/614…
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坂本龍一さんがご逝去された。ショック。BBCは坂本さんが乗り越えようとした東西の壁、東洋文化に影響を受けたドビュッシーの音楽にインスパイアされたこと、先日他界された大江健三郎さんとの繋がり(大江さんや三島由紀夫の担当編集者坂本一亀さん)などにも触れています。 bbc.com/news/entertain…
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『ケアする惑星』の書影出ました。キャロル・ギリガンによるアンネ・フランク論からドーナト『母親になって後悔してる』を経由したオースティン論までケアで読み解いてます。”他者へと関心をさし向ける”ガヤトリ・スピヴォクの惑星的思考がテーマです。よろしくお願いします。 amazon.co.jp/dp/406529682X?…
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イギリスやアメリカでの父親向け三つ編み講座の記事。「こういうことは、どちらか一方の性別の仕事として限定すべきではないですよ。私たち父親がもっと負担を共有したほうが、娘たちにとってもいいでしょう」と参加者がコメント。| 子供の髪を結うの「ママの仕事」じゃない |courrier.jp/news/archives/…
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「生誕100年ドナルド・キーン展ー日本文化へのひとすじの道」素晴らしかったです。96歳で生涯を閉じるまでにキーン氏が出逢った人々、訪れた国々、後世に残した文学批評や翻訳のお仕事。もう圧巻でした。『源氏物語』を訳したA・ウェイリーとも親交があったんですね。書簡にも言葉の感性が滲み出てる。
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4月27日は英哲学者で小説家メアリ・ウルストンクラフトの誕生日。女性が男性と同じ「人間」としての平等な権利があるという考えが革新的ビジョンだった時代に『女性の権利の擁護』という本を書き、ルイ16世がギロチンで処刑されようとしていた混乱期にパリに滞在しフランス革命の考察も書いています。
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亜紀書房にて始まった連載の第二回目が公開されました。今回はネオリベラルな社会におけるミソジニーとそれに抗うヒロインたちがテーマです。『逃げ恥』や『ハンガーゲーム』の分析を通して、多様な女性の生き方が文学やメディアに表象されることの重要性について書きました。 akishobo.com/akichi/ogawa/v2
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4月27日はメアリ・ウルストンクラフトの誕生日。主著『女性の権利の擁護』では、女性が理性を持ちえないとする言説や制度、教育に抗議した。最大の矛先は、女性はただ男性に喜びをもたらし、役に立つために存在すると考えていたルソー。『フランケンシュタイン』の作者メアリ・シェリーの母でもある。
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こちらの記事、勉強になった。驚愕だったのは、SF批評家ニール・ハリスンによる調査結果。「英米の新刊SFとファンタジーの著者の性比は男性:女性=55:43で大差がない」のに、「書評された著者の女性比が40%を超える雑誌は存在しなかった。一番低い雑誌では約13%だ」という。 tokion.jp/2021/12/24/exp…
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黒沢明監督の『生きる』のアダプテーション『Living』の脚本を手がけたカズオ・イシグロが米アカデミー賞の脚色賞部門に、主演の英俳優ビル・ナイが主演男優賞部門にそれぞれノミネートされた。ノーベル賞、ブッカー賞を受賞したイシグロが次はオスカーノミネートなんて凄い! thewrap.com/living-oscar-n…
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欧州では”国”は緩くなっていたのが、多和田葉子さんいわくコロナ禍で「自転車で通れたデンマークの国境も、歩いて行き来していたポーランドの国境も閉じられた。消えつつあったナショナリズムが、突然のように復活した」多和田さんの3部作にはこのような傾向への批判がある。 book.asahi.com/article/147702…
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ヴァージニア・ウルフのほとんどの小説の表紙デザインはウルフの姉で画家・インテリアデザイナーのヴァネッサ・ベルが担当した 。当初は"装飾的"すぎて批判されたが、それでも30年間にわたってウルフの小説を含め、夫婦が立ち上げたホガースプレスのために38作デザインした。 eyeondesign.aiga.org/the-sisterly-c… twitter.com/womensart1/sta…
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岡野八代氏が鋭く自己責任論を批判。「山上容疑者は進学校に通い、資格を取り、自衛隊で働くなど、生きる力が強い」かもしれないが「母親が作った負債に、責任などとれないわけです。にもかかわらず、彼はなお…責任をとろうとしていたように私は感じました。」良記事です。 asahi.com/articles/ASQ8M… #
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「超過激なフェミニストかつクィア」というZ世代がTikTok で生み出しているBimbo文化についての竹田ダニエルさんのご論考とても啓発されました。「シス・ヘテロ男性中心的な社会によって決められた理不尽なルールへの絶望…「自由に生きたい」…という叫びを投稿している。」 gqjapan.jp/culture/articl…
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英オックスフォード英語辞典が毎年選定している「今年の単語」、なんと今年から世界中の人々の投票によって選定される。2022年の最終候補は、(1)コロナで普及した”ゴブリンモード”(怠惰や反社会行動), (2)”メタヴァース”,(3)ハッシュタグで連帯を表す“# IStandWith” の3つ。 theguardian.com/books/2022/nov…
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これ数十年前に日本の女性パートタイム労働者の実態調査を行って、イギリスの大学に提出したわたしの卒業論文ですが、今の日本の労働市場におけるジェンダーの不均衡ぶりは様変わりしてないし、なんなら後退してるんじゃないかと思う。