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「女性は産む機械だと、国のえらいひとが言った。わたしは15歳だった。「元気な赤ちゃんを産めるように」と大人たちはわたしに栄養の付くものを食べさせた。それをわたしは食べた。食べて、食べて、食べて、血を流して… わたしはずっと男になりたかった」
すごく分かる。
ohtabookstand.com/2022/06/nesobe…
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文学の領域にもロシア恐怖症 (Russophobia) の兆候が見られるという驚くべきニュース。ミラノ・ビコッカ大学がドストエフスキー『罪と罰』の科目を削除する方針を決めたが、担当者パオロ・ノリが強く反論したおかげで、開講されることになった。ドストエフスキーに罪はない。
wantedinmilan.com/news/ukraine-d…
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DaiGo氏の「謝罪」動画について生活困窮者支援団体による声明全文。「ここ(謝罪動画)で示された考え方は、他者を評価する基準を「頑張っている」(と自分から見える) かどうかに変えただけであり、他者の生きる権利について自分が判定できると考える傲岸さは変わりません。」
nikkansports.com/entertainment/…
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これは嬉しい。自己隔離で読書する人のためにカズオ・イシグロやデイヴィッド・ミッチェルら豪華作家陣が選んだ小説リスト。イシグロはR.C.シェリフの『The Fortnight in September』。主人公が当たり前と思ってきた日常を象徴する庭が愛しまれる話なんて凄くイシグロらしい。theguardian.com/books/2020/apr…
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22歳の詩人アマンダ・ゴーマンが、1月20日のジョー・バイデン次期大統領の就任式で自作の詩“The Hill We Climb”を朗読する。就任式の詩人としてはおそらく最年少とのこと。大学時代に全米青年詩人賞を受賞。幼いころからの発話障害がかえって音に対する感受性を育んだと語る。
theguardian.com/books/2021/jan…
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「私が考えるパンクの定義は『自由』。たんなる反逆ではありません。レッテル貼りや固定観念を拒否し、新しい表現を追究して自分の居場所を作る。それがパンクの精神です。ランボーもモーツァルトも、私にとってはパンクなんです。」とてもよいインタビュー記事でした。
vogue.co.jp/change/article…
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カズオ・イシグロの脚本で、黒澤明監督の不朽の名作『生きる』(1952年)が『生きる LIVING』として映画化。舞台は第二次世界大戦後のイギリスへ。「余命半年」の主人公ウィリアムズはどう「生きる」のか。本年度アカデミー賞の有力候補らしいです。2023年3月31日より全国公開。
ikiru-living-movie.jp
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男性が多弁だと「面白い」となるが、女性が多弁だと「おしゃべり」とネガティヴに表現されるこの不可解さについていずれケアの視点から書いてみたい。議論の場ではいつも人数でも、口数でも、男性が支配的になりがちで、いつしか私は意識して発言をするようになりました。そのことをわかってほしいな。
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安倍元首相の政治的”負”の遺産の一つ「ウーマノミクス」をまとめた記事。女性の雇用機会が伸びたと称えられてるが、実態としては女性管理職の登用は未だかなり限定的で、女性新規採用については大半がパートタイムや契約社員などの非正規雇用。国内でもっと報道されてもいい。
bloomberg.com/news/articles/…
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2019年初演のオペラ《オルランド》が、なんと5月15日(日)にNHKで放映されるとのこと。この作品はヴァージニア・ウルフが1928年に発表した小説『オーランドー』をもとにした作品で、作曲家ノイヴィルトだけでなく、脚本、演出、衣装のすべてに女性が起用されたことでも話題に。
nhk.jp/p/premium/ts/M…
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長らく功績が正当に認められてこなかった古生物学者メアリ・アニングが愛犬トレイとともに銅像になる。その除幕式がライム・リージスで今年5月行われるというニュース。化石採集がブームになった19世紀にプレシオサウルスなどの恐竜の骨格化石を発見したことで知られている。
theguardian.com/science/2022/j…
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ペンギン版のオーウェル『1984』のカバーデザインを思い出しました。タイトル部分が黒塗りになってますが、沈み彫り加工されているので、経年変化により徐々に黒インクが剥がれて隠された文字が見えるようになってます。日本の公文書は真っ黒なまま。悲しい。
openculture.com/2016/04/the-co… twitter.com/hayakawa2600/s…
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日本でも2014年に上映されたNTLの『フランケンシュタイン』。ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーのダブル主演。二人がフランケンシュタイン役とクリーチャー役を交代して演じています。それぞれ4/30と5/1から無料配信されます。このチャンスを逃すともう見れないかもしれません。 twitter.com/NationalTheatr…
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海外で放送されるNHK番組(NHK World News)、とくに伊藤詩織さんの生の声が届けられるようなニュース、日本でも流してほしい。 twitter.com/NHKWORLD_News/…
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女性議員には「陪席(=見学)させるが発言させない」(look not talk)という二階俊博氏の発言をBBCが早くも報道。JOCの会長だった森喜朗氏が女性差別発言で辞任に追い込まれてまだ日が浅いのに、と。
bbc.com/news/world-asi…
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これは、生殖に関して女性が選択する権利が脅かされる可能性があるということ。マーガレット・アトウッドが『侍女の物語』と続編『誓願』で描いた世界はもはや「ありえない架空のディストピア」ではなくなってきている、そういう気がしてならない。 twitter.com/ReutersJapan/s…
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今さら「ホモソーシャル」について人に聞けないという方がいたら、ぜひこちらの西井開さんの連載第2回エッセイ読んで。「からかい」が米文学者イヴ・セジウィック著『男同士の絆』の概念とどう接続するのかを分かりやすく解説しながら「からかい」の事例を掘り下げています。
ikinobirubooks.jp/series/nishii-…
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本日12:50〜同僚の出口真紀子先生がNHK E テレの「視点・論点」という番組で「マイクロアグレッション」について解説されます。マイクロアグレッションとは被害を訴えても「気にしすぎだよ」「褒めてるのに」と一蹴されるような日常に埋め込まれた差別。ぜひご覧ください。
nhk.jp/p/ts/Y5P47Z7YV…
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「「チャーリーとチョコレート工場」に登場するオーガスタス・グループの容姿は「巨大」(enormous)と表現され、全ての本から「太った」(fat)という言葉が削除された。...スーナク首相は「修正ではなく維持」されるべき」と。文学の言葉が変えられてしまうなんて前代未聞では。
bbc.com/japanese/64715…
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映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の原作・脚本のアン・ライスさんが逝去されたとのこと。原作『夜明けのヴァンパイア』をはじめとするヴァンパイア・クロニクルズの作者として知られ、ミイラ、魔女などをモチーフにした作品を多数手がけた。ご冥福をお祈りします。 nbcnews.com/news/us-news/a…
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ニューヨーク・タイムズも大江健三郎氏の死去を報じ『ヒロシマ・ノート』『個人的な体験』『万延元年のフットボール』などの世界規模の影響について書いている。「詩的な力強さで、現代人の苦境を形作る、生命と神話が凝縮した世界を描き出した」とノーベル賞受賞理由を引用。
nytimes.com/2023/03/13/obi…