相沢沙呼(@sakomoko)さんの人気ツイート(古い順)

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リーライ舞浜公演一日目、お疲れ様でした。昼夜観させてもらいましたが、一日で演技の違いを楽しむことができて、やはり作品の空気や色自体がまるっと変わることに驚きました。楽しみ方がぜんぜん変化するというか。どちらもすごかった!
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リーライ2019公演終了しました。観てくださった皆さま、お疲れ様でした! いまはとりいそぎ……。また後ほど、振り返りツイートさせていただきます。
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Kiramune リーディングライブ2019『密室の中の亡霊 幻視探偵』の公演が終了しました。観劇してくださった皆さま、本当にありがとうございました。至らないところもあったシナリオだと思いますが、演者さん達や、演出、音楽、スタッフさんの力によって、スペック以上の物語にして頂けました。 #Kiramune
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本来であれば、裏話など語るのは野暮というものかもしれませんが、今回リーライに関わらせていただけた件は、僕にとってもたいへん印象深く、また一人の観客として舞台に強い感銘を受けたこともあって、ちょっとした、こぼれ話をさせて頂きたいなぁ、と思うのですが、なにを話そうかな……。
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まずは簡単に、シナリオができる経緯を……。水島監督と知り合ったのは共通の知人(@801_CHAN)のおかげなのですが、そのときにアニメの脚本の仕事もしたいんですよね、とアピールをしたら、本当にすぐ、リーライ2018のカラーズにご招待を頂き、『朗読劇』の先入観をブチ壊されてビックリしたんですよ。
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@801_CHAN 観劇後に「ほえー、しゅごい……」って呆然としていたら、いつの間にか水島監督に連行されて、おれは神谷さんと面会していた。な、なにを言っているのかわからねーと思うが、おれもなにをされたのかわからなかった……。
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「いつかミステリやりたいから、そのときに協力してもらおうと思って連れてきちゃった」と水島監督は言っていた。神谷さんは「そのときは是非よろしくお願いします」と仰っていた。ひゃあ、こんな面白いものに協力させてもらえるならいくらでも頑張りましゅ、と噛み噛みになりながらさこもこは答えた。
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「いつか」というのが、まぁ、よくて数年後とかだろうなー、と、そのときのさこもこは暢気に考えていたのだった……。
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それで年が明けて間もなく、水島監督からお仕事のお話を頂きました。本当に三ヶ月後くらいだった……。ちょうどmediumを書いていた頃ですかね。で、打ち合わせをして、リーライの特徴だったり、そこで表現したいことだったりを色々と聞きまして……。
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mediumの途中だったし、他の原稿のスケジュール的にもキツキツで、お引き受けできるかどうか、ちょっとわからんかったんですけれど、こんな面白そうなものに関わらなかったらめちゃくちゃ後悔すると思って、つい引き受けちゃいました……。すまんな、他の原稿たち……。
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脚本のリクエストはこんな感じだったかしら。「ミステリであること」「横溝正史的な雰囲気を出したいこと」「一つの建物が舞台であること」「過去と未来の事件を行き来するような構成であること」「登場人物の人数が決まっていること」「過去は昭和や大正時代が望ましいこと」
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さこもこ「やはりミステリですか〜」 かんとく「神谷が挑戦したいってずっと言っていて」 さこもこ「神谷さんが! そうなんですね! じゃあ頑張ります!!」 僕はこの言葉を信じた!!!(笑)
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とある回のカーテンコールを観た人には通じると思いますが(笑) でも監督も周囲の人たちも、何故か神谷さんがやりたがっていたと、そう思い込んでいたという……。いや、神谷さんもやりたかったようなんですが、まさかまた探偵役をやるとは思わなかったようで……。
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ともあれ、プロットは最初の打ち合わせで、「皆さんがやりたいこと」や「リーライの特徴」を聞いている上で、既にぼんやりと三パターンくらい思い付いていました。わりとすぐに、これは「多重解決」がピッタリだろうな、と思いまして。
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今回のお話は、本格ミステリの世界では『多重解決』や『多重推理』などと呼称されるジャンルです。一つの事件に対して、複数の解決が提示されて、そのどれもが正解であってもおかしくはない……。というような構造を取るものが多いのですよね。
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これは、AグループBグループと、複数の演者さん達が演じることで、同じ脚本でも、まったく違う雰囲気になるよ、という水島監督の言葉から連想しました。だったらAとBとで犯人が違うと面白いかも→それは流石にコストが高いか→でも「多重解決モノ」ならば……。みたいな思考の流れですかね。
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あとはまぁ、普通のミステリでやると、どうしても登場人物がすぐに死んじゃったり、ただのミスリード役に過ぎなかったり、情報提供役に過ぎなかったりと……。なんか、チョイ役になりかねないんですよね。
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「朗読だからと難しく考えず、小説を書くみたいに、相沢さんの好きなよう書いてみていいですよ」と水島監督は仰ってくれたんですが、やはり、色々と考えてしまうわけです。
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普段なら、「ミステリを読みたい人に向けてミステリを書く」「相沢沙呼作品を読みたい人に相沢沙呼作品を書く」で良いのですけれど、今回は観客の皆さんの求めてるものを考えるべきだと思いました。ミステリが苦手な人は多いだろうし、皆さんはミステリを観に劇場にやってくるわけではない。
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皆さんが求めているのは、「推しが物語で活躍する姿」のはず……! たぶん……。きっと……。そうに、違いない……。はず……。
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ともあれ、そこに『多重解決』のプロットは相性が良いと思いました。容疑者一人一人に主役となるドラマがあって、それぞれが犯行に至る動機や、殺害のシーンなどを描く……。できる限り、舞台に立つ皆さんにスポットが当たるプロット作りに『多重解決』はマッチしている。
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最初の打ち合わせをして、帰りの電車の中では、もうそこまで膨らんでいた気がします。そこからプロット作りをして……。最初のプロットだと容疑者は四人いて、四通り+ラストの解決、とか考えていたんだけれど、ごめん、尺的に四つは無理だった……(笑)
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探偵と助手のバディものがやりたい、というのは最初に提示していて、主に探偵役に台詞の量とかが、かなり偏っちゃいますけど大丈夫ですか、と水島監督に聞きました。 かんとく「大丈夫! 神谷ならどんな長台詞も大丈夫だから!」 さこもこ「なるほど! 神谷さんなら大丈夫そうですね!」
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かんとく「推理モノなんだから探偵役の台詞量が多くなるのは必然だよ。それはもう仕方ない。神谷も自分でミステリやりたいって言っているんだからそれもわかってるはずだよ!」 さこもこ「なら遠慮しないで書きますね!!!」 この流れ思い返すと面白すぎるな。
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さて、朗読でミステリをやる上で懸念したのは、「伏線を読み返せない」点でした。巧妙に伏線を張っても、真実を知ったあとに読み返すことができない。チケットを取るのが難しいという話も聞いていたから、二度観ることができる人も、そんなに多くないかもしれない……。