またいい本を見つけた。小中学生向けの日本の加害侵略についての概説書。義務教育で絶対に教えるべき内容だけど、こういうことを知らない人は多い。いつか日本の加害侵略の本だけを置くブックバー兼サボテン屋を開きたい。
写真図説「日本の侵略」 1990年代に出た絶版本ですが、日本の侵略行為が網羅的に扱われており、おすすめします。
ドイツ戦から一日たつのに相変わらず「ピッチの中でも外でも世界から称賛されているニッポン!」と絶叫するテレビ。ゴミ拾いよりも大切なことだってあるだろうに。ここはディストピア化したガラパゴス諸島だろうか。
今読んでる本。弁護士らが丹念にフィールドワークして1942年5月27日に日本軍が河北省で行った大量虐殺行為(住民が逃げ込んだ地下通路に毒ガスを投入し地上にあぶりだし凄惨な虐殺)を明らかにした労作。
だから何かと闘おうとしても「空気」に対して闘っているような絶望感がある。うまく説明できたかわからないけど、それが私にとっての生き辛さの正体。
歴史教育は右から極右になっただけだと思う。
ドイツの歴史修正主義に関する本を読んでいる。ホロコーストで600万人も死んでいないと人数にケチを付けたり、強制収容所の起源はスターリンだとナチの犯罪を相対化したり、ドイツだけが悪いのかとニュルンベルク裁判の正当性を糾弾したり、、歴史否認論者の論法は驚くほど日本に似ている。
なんでいちいち日本の加害に結び付けなきゃいけないかというと、自国でこれだけ歴史歪曲が蔓延っているのに、それには見て見ぬ振りをしておきながら、他国のことには評論家然として顔をしかめるその偽善ぶりが我慢できないから。
日本人の戦争語りは大部分がアメリカと戦ったというものだけど、日本軍が兵力の大部分を置いていたのは1945年時点でも圧倒的に中国大陸と朝鮮半島だった。太平洋戦争よりも日中戦争こそ語るべきだし、日本はアジア侵略のために戦い、そして負けたのだという認識が切に必要だと思う。
「お望みとあれば、どうぞ私を売国奴と呼んでくださっても結構です。私はこれっぽっちもおそれはしません。むしろ、私は他民族の国土を侵略するばかりか、なんの罪もない無力な難民の上に、この世の地獄を現出させて平然としている人々と同じ民族の一人であることを恥とします」     長谷川テル
ついでにちょっと思ったのが、日本企業で出世する女性って、あのオッサン役員みたいなのを軽く受け流せるタイプが多いということ。支配層のオッサンを敵に回さない女性。だけど、ああいう発言に真正面から物申す女性が正当に評価されるようでないと、本当の機会平等とはいえない。
日本は落ちぶれても治安はまだマシと思うところがあったけど、相次ぐヘイトクライムをみると、そのように思えることも自分の多数派特権なのだと思う。少し想像力を巡らしてみたら、全く違う日本社会の景色が見えてくる。
長渕のメッセージに日の丸を振りかざす観衆は、そのまま80年前に暴支膺懲を叫んで日の丸を振りかざしていた人々の姿に重なり、日本人という強盗殺人犯に蹂躙された記憶を被害者に喚起させることに思い至るはず。要は排外主義そのものだが、それを理解するには学習が必要。
日本がアジアの国々に沢山悪いことをしたのは分かった、でもいつまで悪い悪いって言われ続けないといけないのと私に言ってきた人がいた。でもいつまでという問いを発する前に、まずあなたが本当にどれだけ日本の加害を知っているのかを自分自身に問うことが先ではないかと思った。
無関係でないどころか、大日本帝国の侵略がすべての元凶。韓国と日本の極右が表面的には偽装しつつ裏ではベッタリだというのは周知の事実。だが日本人が語るときは加害者としての立場を自覚して語るべきだ。そうでないと韓国を見下したり嘲笑したりといった日本人の根深い差別的価値観が混入する。
三一運動時に日本の兵隊の一人だった永井叔は、運動弾圧に反対して上官に暴行、入れられた重営倉の中で舞踏を踊った。 「朝鮮侵略反対おどり」 「天皇の命に服すること能わずダンス」 「植民地主義絶対反対舞踏」 この舞踏みてみたい。100年前にも真相を見抜いていた人はいたのだな、、
1983年出版された日本の侵略行為を沢山の写真と一次資料で概観できる資料集。こういう本を中学校や高校で歴史の副読本として用いるべきだと思う。解説もとても勉強になる。
ひろゆきの人気の理由はこういう弱者叩きにあるとよく分かる。高齢化が財政を圧迫しているのは事実。でも支出(防衛費や無駄な公共事業とか)を見直すべきじゃないかとか、富裕層への課税を強化すべきじゃないかとか、考えるべきことは沢山あるのに、一番分かりやすい敵を叩く。権力に文句は言わない。 twitter.com/hirox246/statu…
日本人である私が日本人は自国の加害を直視しろと年中言い続けてるのは、親の犯罪に子も責任を持つべきだということではない。過去に対する向き合い方が、今私たちが生きている社会のあり方に直結してるから言っている。
加害を否定したり、日本の侵略を美化するような発言を政治家が繰り返しているために、過去の戦争謝罪は全く無意味なものになっているんですよ。「加害の歴史を知った上で」と簡単にいうけど、具体的にどんな悪事をやったかを詳細に調査し後世に残す努力を国として全くやっていないし。 twitter.com/wanna_live_pce…
吉野家の役員は世間的には一昔前のリア充、たわわを消費するのはオタク層という違いはあれど、どちらも女性を性的搾取の対象としか見ていない点に共通点があると思う。「高い飯」で現実にトロフィーを獲得しようとするか、二次元の妄想かという違いで、底にある女性観は似たりよったりでは。
今回のウクライナ大使館のツイート撤回の一件、逆説的に天皇制ファシズムがいかに強固か思い知らされた。ヘーカを侮辱するとは何事だと知性も理性もかなぐり捨てて猛り狂うアホ臣民。
いわゆる最貧国といわれる国に数年間暮らしたことがある。政治は汚職だらけ、年に数十日はゼネストになり、毎日5-6時間の停電は当たり前。だけど日本と比べて際立ってよいと思ったのは、誰も政府の言うことを信じてなくて、自国の批判は当然という雰囲気。
靖国に行って何が悪いという人は、日本の加害侵略に対する認識が決定的に間違っている。日本は多少迷惑もかけたかもしれないが、良いこともしたのだと思っているとしたら、まだ大東亜共栄圏幻想から抜け出してないということ。いい加減目を覚ましてあれが単なるプロパガンダだったと気付けないのか。
日本のマスコミって、欧州のことだと平気で極右とかネオナチという言葉を使うけど、日本はネオナチと同等かそれ以下の見識の持ち主が、権力の中枢部に盤石の基盤を築き、過半数の有権者がそれを支持している状態だということを正確に伝えて欲しい。