山本選手のSP『黒い瞳』の衣装は、以前からお願いしている折原志津子さんのデザイン。華やかなプログラムなのと、昨年はシンプルな衣装だったので今回は「ギラギラにしてください」とお願いしたそうです。とても素敵ですね!
中部選手権シニア男子SPで2位の日野龍樹選手は、久々に震えるほど緊張したとのこと。4回転ジャンプの着氷で転倒したものの、回転を止めずに最後まで跳べたことは良しとしようと。新しいフリーは「いいプログラムだな」と見ている誰かの心に届くものにしたいと意気込みを語りました。
中部選手権、本郷理華選手SP『愛の不時着』。今日はやれることを確実にと予定構成通りの3T+2Tに。楽しく思い切りのびのびやれたそうです。休養中にジュエリーショップでバイトしていた話や復帰に至る思いは、発売中の『Life vol.21』インタビューをご覧ください。
中部選手権女子SP、新田谷凜選手は2~3週間前に尾骨を打ち、思うように練習が詰めなかった不安はあったものの、試合を楽しんで滑れたそうです。新しいフリーも構成は落とすけれどミスせずに、印象に残る演技ができたらと語りました。
中部選手権、山下真瑚選手SPは65.64。足の甲はもう全然痛みはないとのことで、久しぶりの試合も緊張はなく身体もよく動けたとのこと。フリーは「新しい曲なので初お披露目は台無しにならないように、気を抜かずやりたいです(笑)」
中部選手権女子SP、横井ゆは菜選手は3Lzで転倒して連続ジャンプにできず4位発進。「練習からジャンプの成功率が低かったので、思ったよりは安心できる内容で、ホッとしたの一言に尽きます」8級のテストを受けたのは「半分ノリ、半分はなるべく試合に近い形で滑る機会がほしかったから」とのこと。
中部選手権男子FS、優勝した山本草太選手は4回転3本の構成。「絶対にパンクはしない」とすべて締めて降りたことを大西先生からも褒められたそう。これに満足せず質のいいジャンプにしていきたいと語りました。『ドラゴン』の新衣装は緑色を基調としたものを製作中とのこと。
中部選手権男子2位、日野龍樹選手のFS『トゥルーマンショー』よりピアノ協奏曲は長年滑りたかった曲(詳しくは次号のLife Vol.22にて)。素敵なステップシークエンスは入れたい動きの「手札がある状態」で振付の吉野晃平さんと相談しながら作った大好きなプログラムだそうです。衣装は構想中。
中部選手権ジュニア女子優勝の松生理乃選手。初戦からSP、FSともに大きなミスなくできて自信になったそう。「負けず嫌いで、練習で失敗したまま終わるのが嫌でコツコツ努力した成果が出たのかな」とのこと。FSはヴォーカルの入ってないところも表情や動きで物語をもっと表現したいそうです。
復帰戦の中部選手権で2位となった本郷理華選手、FS『攻殻機動隊』は一歩ずつやりたい表現ができていると。最後の2Aからの流れのあるコレオは一番盛り上がる見どころなので全力でやりたい、とのこと。スタイリッシュな黒のパンツスタイル衣装でこの先も行くそうです。
中部選手権優勝の山下真瑚選手はルッツ+トウループを試合で降りたのが初めて。4回転サルコウはクリーンに降りたことはないけれど、この先も入れていく予定。FSは「テキパキした曲は苦手なので、ふわふわした曲がいいです」と樋口先生にお願い、表現の仕方やスケーティングが自分に合う曲とのこと。
近畿選手権、三原舞依選手は3Lz2T, 2A,3Lo で59.69点。「試合に帰ってきたー!」と嬉しくて「よし、いくぞー!」と楽しんでで滑ったそう。現在3回転はすべて戻り、今できる構成を確実にと、構成は一昨日決定。「たくさんの応援に力をもらえたので、感謝と喜びの気持ちを込めてフリーも滑りたいです」
近畿選手権、白岩優奈選手は10か月振りの試合に「内臓が飛び出るくらい緊張しました」。SP『エデンの東』振付したエルネスト・マルティネスさんからは滑りの良さを褒められ、滑りの技術を曲にのせて「New優奈」を見せてほしいと言われたそうです。
近畿選手権、74.88でSP首位の坂本花織選手。振付のブノワ氏からは「20歳なので大人の女性を演じてほしい」と言われたそうです。ジャズに曲調が変わるところからのステップが「細かい足さばきがあるのが大変だけど、しっかりターンを踏む練習をしていきたい」とのこと。
近畿選手権ジュニア男子、木科雄登選手FS『ラプソディ・イン・ブルー』の個性的な衣装のデザインは振付師のエルネストさん。オレンジのサスペンダーなど今までにない衣装で気に入っているそうです。曲もエルニさんの提案で、直感で即決。難しい動きが入っているのでまだ練習が必要とのこと。
近畿選手権ジュニア男子2位の三宅星南選手は4回転サルコウに挑戦。今季SPは長光先生が髙橋大輔さんも使いたいと言ってた曲で、合うと思うと提案してくれた「ロミオとジュリエット」。FSは宮本賢二先生がジャンプだけでなく大きな動きを見せられるように、と選んだクラシックに。
近畿選手権ジュニア男子4位の吉岡希選手は1か月ほど前から腰が痛く、レントゲンを撮ったら腰の骨にひびが入っていたそうで、この2週間はジャンプの練習をしていなかったそうです。全日本ジュニアまでには4回転トウループを安定させて表彰台に立ちたいとのこと。
近畿選手権男子SP、須本光希選手は惜しくも3A転倒。音響が小さく最初の音が聞こえず、振りに合わないなと思ったそうです。本会場は元のホームリンクですが、氷の質が関大リンクとは違って、初めて滑るような感触だったとのこと。
近畿選手権男子SP、86.47で首位発進の友野一希選手。「いつも初戦が失速気味だったので成長したところを見せられて、いいスタートを切れました」DOIからは4Tまでのスケーティングやスピンの完成度など、全体が1本の線になるような流れのある演技を目指して練習を重ねたそうです。
近畿選手権男子SP4位の本田太一選手は今年がラストシーズン。引退時に使いたいと高校の時から決めていた曲は、憧れのアレクセイ・ヤグディンがソルトレイクシティ五輪優勝時のEXで滑った「Ancient Lands」に。ヤグディンのように男らしい滑りを見せたいとのこと。
近畿選手権、本田紗来選手のFS『SAYURI』は振付の佐藤操先生が綺麗な曲をと選んでくれたもの。「今はジャンプに集中して気持ちを入れるのが追い付かないので、シーズンが終わる頃にはお客さんがストーリーに入り込めるような演技したい」今後は「大きな壁を自分の力で破れるようにしたい」とのこと。
近畿選手権シニア女子FSは、坂本花織選手が圧巻の『マトリックス』で優勝(総合218.35 )。2位は今季シニアデビューの河辺愛菜選手(188.48)。3位は休養から復帰した三原舞依選手(173.38)となりました。表彰式の後、コメントをお届けします。
近畿選手権、三原舞依選手のFSは「キラキラしたティンカーベルのような妖精のイメージで滑りたい」「西日本までに元の構成に戻して、振付時のビデオも見返して頑張りたい」。復帰した時「戻ってきてくれてありがとう」と言ってくれた先生たちに恩返しできるような演技をしていきたいと語りました。
近畿選手権優勝の坂本花織選手。三原選手と一緒の表彰式は「すごく懐かしい感じ。ああ、またこういう感じが戻ってきたな~と思いました」。表彰式では「ソーシャルディスタンス感がすごかったので(笑)めっちゃ寂しいね~」と2人で会話していたそうです。
続)坂本選手のフリーは、去年は前半で息があがって体力が持たないこともあったので、ブノワ氏がスピンの後に息を整える時間ができるように編曲を工夫してくれて、楽になったそうです。去年より力強くなったと思われるように、明日からまた練習したいと語りました。