1627
そしてケイオス社は決算だ。
「社長！棚から物販のB-34白を有るだけ降ろして！」
「はあい！」
1628
そして、こう言えれば立派なヒラサワになれる可能性がある。
「音楽なんかやってる場合じゃない」
1629
オマエタチの中の誰かが
「目標にしているミュージシャンは誰ですか？」
と問われ、「ヒラサワです」
と答えたなら、1%の音楽の仕事と99%の雑務をこなさなければならない。
1631
次のプロジェクトは４月末までに終わらせたいと思う（余裕）。
その後は170帰路の1分間を復活させギターアルバム制作に入る。
同時に別のプロジェクトを進行させる。
170帰路の1分間は仕様を変え、仕切り直しになると予言されている。
1632
一つのプロジェクトが終了した時、オマエタチは私に
「バックアップを取れ！おい、コラ！TAB譜を書けウスノロ！」
と言わなければならない。
1633
オマエタチにはリマインダーの役割を負わせているアレだ。
こんなことではおちおち仕事も終われない。
1635
人の身体とされる99%は寄生生物であり、人の実体とは壇中というツボであり三次元的空間を占領して存在するものではない。それは概念的な点である。
しかし、壇中は人格の高い者の実態であり、凡人はひらがなの濁点として生きている。
おい、点。
またこんど！！
1636
これほどスゴイ物を持っている男は常磐線の運転席から追い出されようが落胆したりしないのだ。
明日もまた運転席に座る。
1637
それもまた目なのだが
ただの目とは一線を画す。
それは、
マツエクが要らない目なのだ。
1638
確かに私は常磐線の運転席から追い出される身だが、だからと言って核兵器の認証と交換できるほど価値のある部位を鞄の中に隠し持っていない人間だとは言えない。
1640
おじさんは私が笑うまでしつこく言うので、ついに私はこう言う。
「お客さん、運転席に入らないでください」
1641
毎朝常磐線で隣の席に座る勤め人のおじさんが
「寄生生物ですか。それじゃ目の中に入れても痛くない程可愛いでしょうね。はは。はははは。ぶはははは！」
と言ってくるが無視している。
1642
私の目は寄生生物であるので、宿主から隔離される時に産卵する。
従って三日後には新しい目がふ化するのだ。
1643
噂では、認証屋は金は受け取らず臓器と引き換えということらしい。
音源程度の認証なら片目だけで済みそうだ。
1644
月締メ・フォルマントは片付くが、なん十種類もある認証の外れた音源をどうにかしなければならない。
CHIBA CITYサイバー街の裏路地に居る「一括認証屋」に会うにはどうすれば良いのか。
1646
本日、所定の場所へと行き、所定の位置につくため、所定の時刻には帰れず、所定のTWは無し！
鮮やかになし！
1647
野口英世が囲炉裏に落ちてヤケドしたエピソードは本当なんだろうか？
宅配便の男子は囲炉裏の灰がポータルであることを知っている。
灰をかぶった次の瞬間、彼は貴方の家でピンポーンと鳴らす。
またこんど！！
え？！
1648
野良猫が多い町には多くのポータルがあり、貴方は知らずに通り抜けている。
北村さんちの角を右に曲がったところにある美容院で貴方は髪を切るがそれが町内にあると思ったら大間違いだ。
それはアラスカにある。
1649
ポータルに入った瞬間チュール臭いのはそのためだ。
貴方の猫が見当たらないと思った時、たいていはブラジルに居る。
1650
寝室のドアノブに「作家は仕事中」という札を下げているほどに作家の睡眠も夢見もまた仕事である。という屁理屈をこねながら転送される。
平沢進