2426
ハエトリグモのスローモーションを見ると、奴さんは量子飛躍のように空間を移動しているのではないことが分かった。
貴方のお父様が出社する時のように、ちゃんと途中経過がある。
(退社時のお父さんは途中で引っかかることもある)
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私はピタゴリアンでありますので、できるだけ動物素材の製品は避けます。従いまして財布はタイヤチューブで作られたものを使用しています。
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ところで、つくばではロボットが配達してくれる買い物サービスが始まったようだ。
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ステルスをまねるとすると、ほとんどの場合引き算となる。
それが辛いのは分かる。よーくわかる。
それほど人類はやめないのだ。
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どうせ出すなら飛び出す絵本のような3D仕様が望ましい。
勿論私の逆さづり解剖写真集は
飛び出す絵本ではなく、ひっこむ絵本にしたい。
出しゃばらない内臓たちという生き方の提案。
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まっすぐ伸びる広域の声を出すにはさぞかし「吸い力」が必要かと思われるだろう。
ところが、吸いすぎると語尾のちりめんビブラートが出ないのだ。
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次にやってきたのはCASIO FZ-1という名機だった。
FZ-1は否応なく「スケルトン・コースト公園」をヒラサワの胸中から発掘した。
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1989年にフランスの雑誌がP-MODELの取材に来てインタビュアーはこう私に聞きました。
「どうして日本の店員はあんなに正直で誠実で親切なのか?フランスでは入店した途端客はもうけんか腰です」
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リスナーも物色できたらよいなあ、と考える。
以下省略。
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自粛
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どのくらい見入るかというと、首を絞められて鼻血がタラーっと垂れたのを見て驚き、慌てて占める手を緩められた時に戻ってくる意識の感覚を逆再生したように見入る。
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そしてオマエタチはフンである。
オマエタチがフンであるからには鳥々が東西南北の土地土地でフンをする度に減ってゆくのである。
増える運命にあるフンより減る運命にあるフンのほうが何かと助かる。
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どんなに長い距離を移動するツアーでも、サービス得る亞で如何なる警戒心をも解いてステルスが口に入れるものはみたらし団子であります。
もはや距離は団子の数であらわされます。
大阪までの距離、4本。
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ブルーシールと聞いた時、ベルマークみたいなものかと思った。
ところがそれはアイスクリームだと学んだ。
なんだ、ベルマークを集めるともらえるアイスか。
(ベルマークから離れろステルス!)
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私を不老というならその秘訣はまったく隠されていない。
ステルスの多数派と違うところを見つけてまねればよい。
ただそれだけ。
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だって改札で人は立ち止まらないんだぜ。駅員は切った切符を渡す相手も見ずに後ろ手で渡すんだぜ。
昭和の「お婿さんにしたい男性」の一位が切符切りの駅員だった。
ウソだけど。
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これほどスゴイ物を持っている男は常磐線の運転席から追い出されようが落胆したりしないのだ。
明日もまた運転席に座る。
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鳥類というより
ゴミクズ
上空で旋回するカラスがいつまで経っても降りて来ないので訊いてみた。
するとカラスはこう言った
「いやいや、あんな巣をめがけて降下したら、それこそ"オリ間違い"」
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この実、まだ食べたことがない。
人が食べてよいものかどうかの知識もない。
実を見て「まだ食べたことがない」と言うのは変だ。
歩いているものを見て「まだ食べたことがない」と言っているのと同じだ。
おい、ヒラサワが歩いているぞ。
まだ食べたことがない。
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そして8メートルの蘇鉄のてっぺんで地球の自転を作っているおじさんも声をかけてくれた。
「やあステルスさん、しばらく見えなかったですねえ」
「ええ、ステルスですから」
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作業椅子の高さがいまいちなので別のところから持ってきたなごみいす。
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もし80年代のニューウエーブバンドが病院を経営していたら、私は迷わず救急車の運転手にこう言う
「突然段ボールの病院へお願いします」