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就職課の卒業生就活記録の中に「電話で内定を辞退したら定時後の暗くなった会社に呼び出され、おじさんと二人きり。辞退は許さない・大学に圧力をかけると脅され、泣いて謝るまで帰してもらえませんでした」という先輩のレポートがあるため、うちの大学から某保険会社に行く子は少ない。 #内定辞退
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熊本市議会のニュースを見たとき、妹は真っ先に「保育園入れないの? 夫はなにをしてるの? あっ……この人は議員だから、預けられるとしても、預けられない人たちの代表として赤ちゃんをつれて来たのかな?」って言ってて、彼女みたいに考える人が多いと、世の中過ごしやすくなるだろうなぁと思った。
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高校時代の体育教師は「女子は防犯のために肌を出すな。清楚に可憐にしてたほうがいい」と言ったのに対し、大学のシスターたちは「防犯のために、警察の方を呼んで護身術を教わりましょう」と提案したのは面白い。清楚で可憐なシスターたちのほうが世の中を知ってる。
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子どもは親の持ち物ではないのだから「ネットに顔を晒すのは親の自由」ではないと思う。親が晒していいのは、親本人の顔であって、意思表示ができない子どもの顔ではない。友達と写真とったときに「この写真SNSに載せていい?」って聞くのと同じ。
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小学3年の時の担任が「スカートめくりって、パンツ見たいからするんじゃないよね。女子がキャーっていうのが楽しいんでしょ? でも、それって女子からしたら怖いし、忘れられないし、"いたずら"じゃなくて、犯罪なんだよ」と話してくれたのは印象的に残っている。
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小学3年のときの担任は、何度も何度も「エロいことは悪いことじゃない」と言った。「みんなが性に興味を持つのは当然だし、隠さなくて良い。ただ、誰かを馬鹿にしたり、人として扱わないような人間にだけはならないで」と、ときに泣きながら私たちに訴えた。懐かしい。
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のぶみ氏の呪いとしか思えない絵本の数々は、児童文学を研究する者として、そして子どもの本の編集者になる者として、怒りと悲しみを覚えながら眺めていた。
今回の #あたしおかあさんだから の酷さや #あたしおかあさんだけど の運動から、あれらの絵本のおかしさにも気づく人が増えたらと思う。
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のぶみ氏の周辺の話は何回か聞いたことがあるけれど「母親や子どもを脅迫するような絵本は作りたくないけど、出版は商売だから売れる本を作らなければ……」と悩む編集者の話を聞いたときは、出版社志望の学生が面接でよく聞かれる「売れる本と面白い本どちらを作りたい?」という質問を思い出した。
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某出版社の面接で「よく売れるひどい本と、売れない素晴らしい本どちらを作りたい?」と聞かれて真っ先に思い浮かんだのはのぶみ氏の絵本だったな。結局その会社には入れなかったけれど、4月からは子どもの本の編集者になれる。私は子どもにも親にも「良い本」を作りたい。
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「中学生の従兄弟が「レイプ」をプレイの一種だと思っていてショック。レイプは犯罪であって、セックスのバリエーションじゃない」と別アカウントでツイートしたら、年配の男性から「東大の教授がレイプこそ正しいセックスの形だと言ってますよ! 僕もそう思います!」とリプが来て恐怖と怒りが……。
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卒業時に教授に「みなさんが就職される会社の目的はなんですか? お金儲けです。貴方を幸せにすることじゃありません。貴方を守ってはくれません。だから、危険を感じたら“3年は勤めろ”なんて無視しなさい。会社は利益を追求し、貴方は貴方の幸せを追求する。自然なことです」と言われた。忘れない。
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私は就職が決まったとき「3年は勤めろ」とよく言われたけれど、私の職場の労働環境も知らずに、若くて再就職しやすい3年を耐えろというのは無責任だ。それに、“未熟なうちはキツイけど成長すれば良い企業”なのか、“ブラック企業”なのかを見極められないと言っているようなもので、失礼でもある。
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「春から就職なら3年は勤めなさい」と言われたから「睡眠時間は4時間くらいで、残業代は出ないらしいので3年は無理かもしれません。でも憧れていた仕事なので頑張ります」と答えて気まずくなったことがある。私がどんな環境でどんな覚悟を持って働くか知らずに「3年は働け」なんて言わないでほしい。
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『幸色のワンルーム』が連載・書籍化・ドラマ化する悲しみや怒りや苦しみはどこへもっていけばいいのだろう。作品が多くの人に読まれ喜ぶ漫画家や、売れる商品を積極的に売るスクエニだけの問題じゃないと思う。なぜ世間はあれを許すの? なぜあれが売れるの? 絶望している。
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もう、作者個人とか、編集部とかだけがダメなんじゃない。もっともっと大きな問題だと思う。簡単に「日本の○○は」とか言わないようにしていたけれど、日本の倫理観が、人権意識が、おかしいのだとしか思えなくて、そんな中で生きていかなければならないことが辛い。
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あの漫画を中学生くらいの子どもが支持するのは分かる。一見不幸そうでも、そんなことないんだよ。ほの暗い喜びがあるのよってお話は魅力的だった。でも、大人は判断して。あれは現実の問題にすごく近い。お金になっても、話題でも、ゾーニングなしに世に出してはいけない。なぜそれがわからない!
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『幸色のワンルーム』や『ママがおばけになっちゃった』のように、お金になるけれど有害な図書を目にする度に、自分は出版業界で生きていけるのか不安になる。「編集者はサラリーマンだ。売れる本を作るのだ」と語った編集者の悲しそうな目を何度も思い出す。
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女子大に通って四年が経つけど、昨日初めて「女子大って、女しかいないからドロドロしてるんでしょ?」と楽しそうに聞かれて、驚きと怒りと悲しみで上手く返せなかった。「女子大生の私にそれを言うって、失礼だと思わない? 自分の性格の悪さに呆れない?」くらい言えばよかった。
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私が知っている女子大は、相手への好意や褒め言葉を包み隠さず伝えられる場だった。「貴方の~~な考え方が好き」とか「この色がこんなに似合う子を他に知らない」とか、普段なら照れちゃう言葉を自然に言い合えた。気の合わない人もいたけど、それでも良い所は良いと言えた。あの雰囲気はなんだろう。
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「共学の方が」とか「私の学校はドロドロだった」という意見が届き始めたけれど、私は共学と別学の差も男女差もないと言いたい。
「女性はドロドロ」って決まり文句みたいになっているけど、私はニュースで見た角界や政界といった男社会に陰湿さを感じたし、ドロドロしてるとこはしてるだけだと思う。
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数回しか使っていない就活スーツやカバンなんかは大学に寄付して、必要としている後輩に行き渡ったらいいのに……。可愛い後輩たちが、3,4回しか使わないジャケット、パンツ、スカート、カバン、コート等々に6万も7万もかけるのを見たくない……。大学で就活グッズおさがり制度作れないかな……。
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「あの場面じゃ女性が土俵に入っても仕方ないでしょ」って、すごく嫌だ。何で素晴らしい技術で命を助けてくれる人に対して「仕方ないから入れてあげる」ってスタンスなの。失礼にも程がある。
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「ゴールデンカムイにおける少女や少数民族の描き方が良いというファンに苛つく」人は何故そう思うかを考えてほしい。自分がどんな考えのもと苛ついているのか、ちゃんと自分と向かい合った方がいいと思う。自分は考えたくない難しい話を持ち出すのが嫌? 少女にも"女"を見いだしたい? それは、なぜ?