本日の都内新規感染者は2,848人。第3波のピークであった1/7の2,520人を上回り、過去最多です。あくまで1〜2週間前の感染状況であり、氷山の一角です。感染力の強いウイルスが市中に蔓延している状態です。最大限の警戒をしてください。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
「東京3,000人」がトレンド入りしていますが、誤報です。本日の新規感染者は2,848人。いずれにせよ過去最多であり、最大限警戒しなくてはならない人数ですが、飛ばし記事に振り回されるのはやめましょう。焦らなくても、当日の新規感染者数は16時45分に出ます。都庁記者クラブへのリリースの時間です。
東京都は都内の医療機関に対し①救急医療の縮小・停止②予定手術の延期③診療機能の縮小など、通常医療の制限を検討するよう求めました。本来のキャパシティを超えてコロナに対応するということは、コロナ以外を犠牲にするということです。これが続くと「助かるはずの命が助からない」状況になります。
東京都まで「重症者・死者が増えなければ感染者が増えても良い」という方向に舵を切ろうとしているが、そのような開き直りは危険。当たり前ですが、分母が増えれば分子も増えます。ワクチン接種が進み、重症化や死亡には至らずとも、後遺症は残ります。すべては感染者を減らすことでしか解決しません。
本日の都内新規感染者は3,177人。昨日に引き続き、過去最多を更新しました。もはや市中感染の拡大はコントロールが効かなくなっています。陽性率も15%を超えており、検査が追いついていません。ウイルスは身近にいると思ってください。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
小池知事まで「感染者数ではなく重症者数」みたいなことを言い始めていて、本当に良くない。ワクチン接種が進んでいるならまだしも、まだ高齢者しか打てていないのに。少なくとも今は感染者数が重要であり、減らすことに注力すべきであり。これを政治・行政が放棄したら終わりです。批判していきます。
あらためて、都・福祉保健局長の「いたずらに不安をあおらないで」発言は最悪。都からのメッセージとして都民に伝わり、楽観バイアスに拍車がかかったらどう責任をとるのか。全国でもこんなことを言っているのは東京都だけ。恥ずかしい。リスクコミュニケーションを抜本的に見直さなければ。動きます。
都内の陽性率は16.9%、こちらも過去最高です。感染拡大の勢いに検査が追いついていません。本日の3千人もあくまで氷山の一角、無症状者を含めれば1日に数万人が感染している可能性があります。ウイルスは身近にいると思ってください。この後はお盆。旅行・帰省で移動が活発になれば全国に拡がります。
本日の都内新規感染者は3,865人。3日連続で過去最多を更新しました。陽性率が20%に近づいているのは検査が追いついていないことの現れ。実際にはこの数倍はいると思ってください。このまま増え続けると、8月上旬にも病床が埋まります。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
都内の入院患者数が3,000人を超えました。うち約9割が60代以下(約2割が50代、約2割が40代、約4割が30代)となっています。この後、最大確保病床数6,406床まで拡充しますが、これらはあくまで「最大限転用し得る病床」であり、代わりに救急や一般診療、手術などの通常医療が制限されることになります。
都基準の重症者=人工呼吸器またはECMOを装着している患者は、昨日時点で80人。いわゆる瀕死の状態ですが、加えて、間もなくそうなる可能性の高い患者(ネーザルハイフローによる呼吸管理を受けている111人など)も260人。国基準では773人となります。約8割は60代以下、10歳未満の子どもも含まれます。
都内では、65歳以上は7割が2回目接種を完了しましたが、64歳以下はわずか2割。多くの自治体では予約すらとれない状況です。政府も都も「とにかくワクチン接種を進めましょう」と発信していますが、前提が違う。「ワクチン接種が順調に進んでいないので、自己防衛してください」と呼びかけるべきです。
●施設内の内訳は、医療機関3ヶ所で患者9人、職員1人。高齢者施設6ヶ所で利用者6人、職員4人。その他、大学、高校、中学、小学校、保育園など。 ●海外渡航歴3人は北米、西ヨーロッパ、南米(国名は非公表)。大会関係者。 ●10歳未満の子どもが重症化しました。基礎疾患なし。 ●デルタ株は665人。
本日報告された10歳未満の子どもの重症化については、陽性確認後にけいれんを起こして救急搬送、そのまま人工呼吸管理となっているようです。基礎疾患はなかったとのこと。都内では3例目となっており「子どもは重症化しない」というのは過去の話です。また、20代も2人、30代も3人が重症化しています。
新型コロナに感染しても多くの人は軽症〜中等症で済みます。ただし「高熱や咳が出ているが、肺炎や酸素飽和度の低下はない状態」も軽症です。「人工呼吸器やECMOを装着すると離脱が困難となるため、ネーザルハイフローやNPPVで何とか凌いでいる状態」も中等症です。いわゆる「瀕死の状態」が重症です。
感染爆発に対して本当に打つ手がないのか、ずっと考えています。いま政府や東京都がやっていることは、事実上の放置です。人流は減っていません。飲食店は開いています。ワクチン接種は進んでいません。オリンピックはやっています。リスクコミュニケーションは出来ていません。自らの無力を恥じます。
何度でも言いますが「新規感染者が増えても重症者・死者が少ないから大丈夫」ではありません。感染→発症→検査→陽性判明→重症化には10〜14日間のタイムラグがあります。いま少ないことは何の根拠にもなりません。高齢者の割合は減りましたが、若い世代はむしろ増えています。危機感をもつべきです。
本日の都内新規感染者は4,058人。4,000人超は初、過去最多となりました。入院患者は100人/日ペースで増えており、間もなく過去最多に達します。重症者も95人、間もなく100人に達します。政府・東京都の楽観論を信用しないでください。内訳など詳細はわかり次第お伝えします。 www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
加えて言えば、死者はさらに遅れて増えます。重症化から死亡までにもタイムラグがあるのと、医療機関から保健所への報告→保健所から都への報告→都から遺族への確認を経てから発表となるため。医療ひっ迫の状況下では保健所から照会して初めて判明するケースもあり、1ヶ月ほどかかることもあります。
都内の新規感染者における「無症状者」は全体の1割強、ほとんどは何らかの症状があります。保健所の積極的疫学調査や都の独自検査で判明するケースが多いですが、把握できているのはごく一部で、この数倍〜十数倍はいるとされています。無自覚・無症状の感染者が街中にたくさんいると思ってください。
入院調整が困難となっています。この後は感染しても自宅療養しか選べないと思ってください。支援は強化していますが、病院でしか出来ないことも多く。1月の第3波では自宅療養中に体調が急変、救急車を呼ぶも搬送先が見つからず、そのまま亡くなる人がいました。とにかく感染しないようにしてください。
菅首相や小池知事の「金メダルツイート」って必要ですか。未曾有の感染拡大が進む中、テレビも新聞もオリンピック>コロナになっている中、都民・国民とのリスクコミュニケーションが重要な中、トップリーダーが発するべきメッセージはそれですか。ダメだとは言わないけど、配分を間違えないでほしい。
重症者数の基準・発表のあり方については見直すべきと思います。例えば、人工呼吸器を装着すると離脱が困難となるため、代わりにネーザルハイフローを使っている「中等症Ⅱ」の患者が100人超いますが、重症者としてカウントした方が良い。そして国基準では800人超ですが、これを併せて発表すべきです。
「この1年半何をやってきたのか」という声を多くいただきますが、病床は3000床→6000床に倍増、後方支援病院やリハビリ施設との連携など、医療提供体制はかなり強化しました。ただし、医療機器も医療従事者も有限。キャパを超えればオーバーフローします。解決策は、とにかく感染者を減らすことです。
感染拡大の局面だからこそ「検査・追跡・隔離」を強化する必要がありますね。今の陽性率は20%近いですから、少なくとも3〜4倍に増やさないと追いつきません。デルタ株の感染力を鑑みると、無自覚・無症状の感染者を掘り起こすことも重要です。陽性判明者が増えることのデメリットは、実はありません。 twitter.com/chidaisan/stat…